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問題演習を怠ると!?

大塚裕史の刑法通信

刑法コラム第45回

問題演習を怠ると!?

学習法

2022.10.31

刑法ほど問題演習が必要な科目はない。例えば、刑事訴訟法の問題であれば、論点に関する基本的理解が得られてさえいれば、事例を見れば何が問われているかがすぐ分かる。ところが、刑法の問題では、基本的知識があっても複雑な事例を的確に分析できるとは限らない。基本的知識を理解するということと、そのような基本的知識を使いこなせるようになることの間には大きなギャップがあるからである。中・高時代に学習した数学も、公式を理解し例題を学習しても直ちに入試問題が解けるようにはならなかったはずである。刑法と数学はそのような意味では共通性がある。そして、このギャップを埋めるのはほかならぬ問題演習である。問題演習を行わないと、本番で論点落としをしてしまったり、自己流の誤った分析をしてしまう危険性がある。刑法に強くなりたければ、問題演習を通じて様々な経験を積むことである。演習の題材としては、司法試験の過去問、予備試験の過去問、旧司法試験の過去問がベストである。本試験の問題は、多くの試験委員の先生方の目を通すことによって練りに練られた良問となっている。問題演習を単なる答え合わせに終わらせないためには、指導者の下で適切な助言・指導を得て行うのが近道である。早期合格を目指す受験生の皆さんは、基本的知識を使いこなせるようになるためのトレーニングを効率的に行って欲しい。

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