更新日：2023年12月08日
- このページのまとめ
- 奈良市は10年後の未来像として、『「わたし」からはじめる「わたしたち」のまち』を目指し、子育て支援や働き方の多様化、地域コミュニティの活性化、防災減災などの課題に取り組んでいます。様々な業務に携わり、世界遺産を有する観光事業も奈良市の特色です。
- 初任給は大学卒業程度一般行政職員で188,700円です。月給に加えて各種手当が支給され、平均給与月額は425,770円です。退職金や休暇制度も整備され、職員の福祉が重視されています。
- 奈良市職員一般事務職採用試験では動画選考、書類選考、総合能力試験（SPI3）、個別面接が行われます。最終合格発表は6月下旬です。また、他の公務員試験と併願することも可能です。他の自治体や国家公務員試験も考慮し、幅広い選択肢を検討しましょう。
- 監修者：LEC実力派の講師陣
- LECは公務員試験の指導実績30年以上！
公務員試験を知りつくしたプロ！LEC講師陣が全国で公務員を目指す受験生のために丁寧に指導。
経験豊富な受験指導のプロが受験生の疑問や悩み・不安を解消し、最終合格・内定まで、完全サポートしていきます。
合格に導く実力の講師陣
- ＼まずはここからスタート！／
- 資料を請求する
奈良市役所で働くって？
奈良市はこんな自治体
奈良市は、奈良県の代表的な都市で、日本有数の国際観光都市として栄えています。市内には、「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されている8つの資産のほか、多数の国宝や文化財があります。
また奈良市では世界遺産への登録以前から都市計画にルールが定められ、奈良市民は自らの手で歴史遺産を守ってきました。 世界遺産登録をきっかけに保護に取り組むのではなく、市の自主的な取り組みがありました。
奈良市役所の仕事内容・魅力
奈良市は10年後の実現に向けて「2031年のまちの姿」
『「わたし」からはじめる「わたしたち」のまち 奈良』ひとりひとりが「わたし」の人生をつくっていくように、「わたしたち」自身が主役となって、夢や希望にあふれる未来をつくっていけるまちを目指そうとしています。
●誰もが子育てに関わり多様な生き方を認めあうまち
未来を育てる（子育て支援）
●地域の特性をいかし様々な働き方にチャレンジできるまち
活気を生み出す（経済活性化）
●誰かのやりたいことが他の誰かのやってほしいことになる機会をみんなでつくっていけるまち
生活をつなぐ（健康長寿）
●命と生活を守るために自分たちで考え行動できるまち
安全を守る（防災減災）
このような課題を解決していくために、様々な業務に携わることができるのも奈良市の魅力ともいえるでしょう。
その他に上記で述べたように世界遺産を多くもつ奈良市ならではの観光事業など特長的な業務も多くあるようです。
奈良市役所のキャリア
奈良市は行政ニーズが複雑高度化、多様化する中で、良質で効果的な行政サービスを提供するために、職員のあり方や育成に力を入れています。
職員の能力や実績を客観的に評価するため、人事考課制度の導入し上司から考課されるだけではなく、自分自身をふりかえり評価を行うことで本人の気づきを促し、面談を通して職場内のコミュニケーションを図り、職員の能力向上と組織の活性化を目指しています。その他には、自主研修・職場研修・職場外研修などといった研修が充実しておりキャリアアップができる環境が整っているようです。
奈良市役所の給料・年収
| 初任給（大学卒） | 188,700円 |
|---|---|
| 平均年齢 | 40.9歳 |
| 平均給料月額 | 312,927円 |
| 平均給与月額 | 425,770円 |
| 【参考：奈良県】 平均給料月額 | 312,941円 |
- ＼まずはここからスタート！／
- 資料を請求する
奈良市役所の採用試験について
奈良市役所採用試験の採用区分と受験資格・年齢制限
試験区分について
奈良市役所の採用試験 一般事務職は21歳から27歳の方が対象です。
奈良市役所採用試験の倍率・難易度・合格者数推移
| 受験区分 | 申込者 | 第1次試験 合格者 |
最終合格者 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 一般事務職 | 不明 | 549人 | 114人 | 4.8倍 |
奈良市役所採用試験の試験内容
| 試験科目 | 内容 | |
|---|---|---|
| 第1次試験 | 動画選考/書類選考 | |
| ●動画選考/書類選考で一定の点数に達している人 総合能力試験（SPI3） ※総合能力試験は受験者が選択したテストセンター会場またはオンライン会場にて期間内に受験。性格検査はインターネット受験。 |
||
| 第2次試験 | 面接試験 | 個別面接 |
| 第3次試験 | 面接試験 | 個別面接 |
奈良市役所の採用試験の日程について
| 第1次試験 | 5月上旬〜中旬 |
|---|---|
| 第1次試験合格発表 | ５月中旬 |
| 第2次試験 | 5月下旬〜6月上旬 |
| 第2次試験合格発表 | 6月上旬 |
| 第3次試験 | 6月中旬 |
| 第3次試験合格発表 | 6月下旬 |
奈良市役所採用試験の試験対策
試験勉強のコツは？
奈良市役所の採用試験はかなり特徴的であり筆記試験の前に動画・書類選考があるため筆記試験対策と併行して志望動機や自己PRなど他の試験以上に準備が必要とされます。
筆記は総合能力試験（SPI3）であるため、短時間で正確に多くの問題を解く訓練が必要です。また通常のマークシート方式ではなくテストセンター受験であるところも注意点です。
配点比率から見ても面接試験対策が重要です。実践練習をできる環境を準備しておくことが大切です。自分自身が、どのように見られているのか、第三者に客観的な評価をしてもらえる環境も必要となりますので、しっかりと対策を立てておきましょう。
試験勉強時間の目安
奈良市のみを受験する場合は、教養試験対策のみとなりますので筆記試験に通常の公務員試験並みの対策時間を確保することは不要です。ただし、数的処理などに苦手意識を持つ方は日々解くことで問題になれることをお勧めします。
筆記試験よりも人物試験（面接）に重きを置いているので大学生活において、ゼミや部活動、社会活動、アルバイトなど学生ならではの様々な経験を積むことは、面接試験対策やエントリーシート作成時のエピソードに不可欠となります。こちらに時間を割いた方がよいでしょう。
併願について
奈良市役所の採用試験はかなり独特でありますが、他の公務員試験と併願する場合は通常の公務員試験を行うことをお勧めします。
例えば、奈良市がある奈良県は地方上級A日程（6月第3週）に実施されるため日程的に併願が可能です。
試験内容は教養試験・専門試験・論文試験・面接試験と一般的な公務員試験の内容であるため、公務員試験対策が必要となります。
その他、奈良県内やその他関西地域の自治体でB日程(7月第2週)、C日程(9月第3週)、D日程(10月第3週)とは日程が重複しないため、受験が可能です。地方公務員の中には、A〜D日程以外に独自に日程を設ける自治体もありますので、スケジュールをしっかり調整して、数多くの併願先を検討することが公務員試験合格において大切です。また、民間企業と併願を考えている受験生は、準（みなし）公務員として、国立大学法人（7月第1週）など仕事内容や採用試験において、公務員と概ね同じ内容ですので、併願先として検討するのも良いでしょう。公務員試験合格は、学習面はもちろん、それ以外にも情報戦となりますので、是非一度、気軽に相談しに来てください。
よくある質問 ※2023年度の一般事務職
- Q.奈良市の試験科目は？
- A.第1次試験は動画選考、書類選考、総合能力試験（SPI3）が課されます。第2次試験と第3次試験は個別面接が実施されます。
- Q.奈良市の試験日程は？
- A.第1次試験日は5月上旬〜中旬、第2次試験は5月下旬〜6月上旬、第3次試験は6月中旬、最終合格発表は6月下旬です。
- Q.奈良市の受験資格（年齢）は？
- A.21〜27歳までの人が受験できます。学歴による受験制限はありません。
まとめ
公務員試験は情報戦です。採用スケジュールは年度によって変化しますし、受験案内も丁寧に告示してくれません。受験案内の情報収集が公務員試験の第0次試験と言っても過言ではありません。また、奈良市役所を第一志望であっても、他の自治体や国家公務員などを併願するのが就職活動においては大切です。採用試験は既に働いている自治体の職員などが一緒に働きたいと思う人を採用します。したがって、筆記試験勉強のみに注力するのではなく、受験生の人柄を存分に発揮できるよう面接試験対策も早い段階から対策を立てていく必要があります。目指す自治体などや、受験生の置かれた環境がそれぞれに異なる事から、合格に効率的な戦略や日々の学習管理など相談してもらえる環境を確保することが大切になります。また、一緒に切磋琢磨できる仲間の存在が学習のモチベーション維持に大きく左右します。特に、仕事をしながら公務員試験にチャレンジされている方はモチベーション維持できる環境や方法を入手することも合否に大きく左右されます。
