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国立大学法人等とは?
職員採用試験や待遇を分かりやすく解説!

更新日:2024年5月27日

近年、注目を浴びている国立大学法人の採用試験について、今回は説明していきます。「異動範囲が広いのはちょっと」、「学生さんの支援ができる」、「教育関連の業界が志望だが学習塾はちょっと違う」などと考える皆さんのニーズにあった職場かも!

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目次
国立大学法人等とは?
国立大学法人等の仕事の内容は?
国立大学法人等で働くメリットは何?
国立大学法人等採用試験の概要
1:受験資格
2:受験区分
3:申込期間
4:試験日程
5:一次試験内容
6:二次試験内容
7:合格発表日、倍率・難易度
国立大学法人等の待遇とは?
1:給与・初任給
2:勤務時間
3:休日・休暇等
4:異動
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まとめ

国立大学法人等とは?

国立大学法人等と呼ばれているのは、国立大学のほか、国立高等専門学校や大学共同利用機関など、全国で207機関を指しています。例えば「物質・材料研究機構」や「国立美術館」「教職員支援機構」など(いずれも関東甲信越の機関)も国立大学法人等になります。
もともとは文部科学省が設置する国の行政機関でしたが、2004年から各大学が独立した法人格をもつ国立大学法人となり、大学の特性を活かした運営が行われています。

国立大学法人等の仕事の内容は?

仕事は大きく事務系と技術系に分かれています。事務系の仕事は、学生支援、研究支援に加えて、海外のとの学術交流や学生交流の推進を支援することも仕事になります。
学生支援では学籍の管理や成績データの処理に加え、奨学金や授業料の免除などの事務手続きや学生の健康管理や就職サポートまで、その仕事は多岐にわたります。研究支援では産学連携の推進にあたって、研究機関(室)で働く研究者や外部機関などとの調整なども仕事になります。国際交流では海外の大学との学術交流のほか、留学生の受け入れや地域社会と留学生の交流事業なども行っています。

また、国立大学法人等の経営や運営にかかわることが仕事になりますので、人事・総務や財務も仕事内容となります。さらに、法人化されたことで、それぞれの大学に対する外部評価などもなされていることもあり、広報や企画などの仕事もあります。将来的には教員等と連携協力して、大学全体の教育や研究の推進について企画立案に積極的にかかわることも期待されています。
それぞれの機関によって異なる部分もありますが、非常に多岐にわたる仕事があることが特徴といえるでしょう。

国立大学法人等で働くメリットは何?

国立大学法人等は、地域における知の拠点であり、産学連携の拠点として地域の発展の核になる機関ですから、地方自治体の行政職とは別のアプローチで地元の発展に貢献できるというやりがいがあります。また、学生支援や研究支援など、教育機関で働きたいと考える人にとっては、民間の学習塾よりも待遇が安定しており、社会的なステータスも高いといえるでしょう。

また、複数のキャンパスや施設をもっているところでは引っ越しを伴う異動も想定されていますが、規模の小さいところであれば、引っ越しを伴う異動もなく、生涯設計が立てやすいのもメリットの1つです。なお、人事交流や出向等により、引っ越しを伴う異動も想定されていますが、本人の意向はある程度踏まえていただけるようになっています(絶対ではありません)。

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国立大学法人等採用試験の概要

1:受験資格

国立大学法人等の採用試験は、全国を7つのブロックに分けて、それぞれの事務室が担当していますが、筆記試験の日程や内容は全国で統一されています。

<令和6年度の場合>
平成6年(1994年)4月2日以降に生まれた者で、一定の要件を満たす人になります。日本国籍を有することは要件ではなく、日本国内における活動に制限のない在留資格を有する場合も受験が可能です。

2:受験区分

試験区分は事務系(事務・図書)と技術系(電気、機械、土木、建築、化学、物理、電子・情報、資源工学、農学、林学、生物・生命科学)とに分かれています。

3:申込期間

<令和6年度の場合>
5月15日(水)10時00分〜5月29日(水)17時00分(受信有効)です。
申込時には全国7つのブロックのうち、自分が志望する国立大学法人等のあるブロックを選択します。申し込み後の変更はできません。

4:試験日程

<令和6年度の場合>
1次試験は7月7日(日)に全国で一斉に筆記試験が実施されます。1次の筆記試験の合格発表は7月25日(木)で、7月27日(土)以降に、各国立大学法人で面接が実施されます。面接に日程が重複しなければ、複数の機関の面接を受けることが可能です。

5:一次試験内容

筆記試験は教養試験のみとなっているのが特徴です。120分で40題全問必須解答になります。一般知識分野では法律や政治、経済、社会事情など、社会から7問、日本史や世界史、地理、文芸など人文から7問、生物や化学など自然から6問の計20問と、一般知能分野から文章理解が7問、判断推理が8問、数的推理及び資料解釈から5問の計20問が出題されます。他の公務員試験と比べると、一般知識分野からの出題が多いことが特徴になります。

6:二次試験内容

二次試験の面接考査などは、それぞれの実施機関が行うため、その内容もいろいろです。例えば、東京農工大学では面接が3次まであり、1次は人柄を中心とする面接、2次は志望動機や行いたい業務などといった内容が聞かれているようです(LECの面接再現)。筑波大学では一日に集団面接2回、個別面接1回が実施されたようです。合格発表からあまり時間がない中で面接をしていくので、志望理由などは早目に固めていきましょう。
なお、事務系(図書)では図書等の専門性を、技術系では各試験区分に関する専門的知識に関する考査が実施されます。

7:合格発表日、倍率・難易度

実施結果は各ブロックで発表しています。各ブロックの採用機関全体の数になります。九州地区は若干倍率が高めですが、全体の他の公務員試験よりも低いといえます。

採用地域 申込者数 一次
受験者数
一次
合格者数
倍率
北海道

747(365)

539 381(177) 1.4
東北 1,284(647) 1,010(522) 525(258) 1.9
関東甲信越 6,655(3,465) 4,390(2,317) 1,930(920) 2.3
東海北陸 2,171(1,149) 1,583(853) 894(452) 1.77
近畿 2,456(1,401) 1,502(865) 790(408) 1.9
九州 3,272(1,663) - 1,068(509) 3.1
中国・四国 1,930(1,006) - 860(420) 2.24

国立大学法人等の待遇とは?

国立大学法人等の待遇は、法人化されたことにより国家公務員法の規定によらず、各機関によって柔軟な制度構築が可能になっていますが、おおむね、国家公務員の待遇に準じて定められている部分が多いです。健康保険年金等は文部科学省共済組合に加入します。

1:給与・初任給

給与に関しては各機関ごとに異なり、また、新卒か既卒として社会人経験がある場合などで異なりますので、採用を希望する機関を調べてみましょう。関東甲信越地区ではおおむね18万円から25万円程度が初任給となっています。例えば、東京大学では4年制大卒の初任給は月給234,459円、東北大学では大卒の初任給は仙台市内勤務の場合の地域手当を含む金額で月給207,972円になっています。

2:勤務時間

一日7時間45分、一週間では38時間45分で、国家公務員と同様になっています。公務員であれ、民間企業であれ、配属された部署や時季によって繁忙期であれば残業があることはかわりありません。

3:休日・休暇等

土曜日、日曜日と祝日のほか、年末年始(12月29日から1月3日)が休日になります。それとは別に年次休暇や夏季休暇、ボランティア休暇、病気休暇などもあります。この点も国家公務員と同様になっています。育児休業も子どもが3歳になるまでの期間、男女を問わず取得することが可能です。

4:異動

基本的には採用された国立大学法人等内部での異動です。国立大学法人等ごとに異なりますが、おおむね3年の間隔で各部署の仕事を経験し、組織の業務を把握できるようになっています。
また、様々な経験を積むために、他の国立大学法人や国立高等専門学校、国立青少年交流の家などとの人事交流が行われており、一定期間(原則3年)出向することもあるようです。

まとめ

Webサイトの一部では、国家公務員や地方公務員よりも平均年収が低いという説明をしているところもありますが、公務員であってもどこまでお給料が上がるかはその人次第です。
国立大学法人等は地域の知の拠点であり、地域活性化の核でもありますから、教育支援業務を通じて地域に貢献できる仕事としてみなさんにおすすめしたいです。

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監修者:LEC実力派の講師陣
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