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公務員教養試験の出題科目は?勉強のコツや対策、過去問をご紹介

更新日:2023年10月5日

教養試験の出題科目は?
目次
教養試験の基本情報
教養試験の基本情報
教養試験の難易度は?
教養科目の合格点やボーダーラインは?
公務員教養試験の対策は?
数的処理の対策
文章理解の対策
社会科学の対策
自然科学の対策
人文科学の対策
公務員教養試験の勉強時間の目安は?
【例題】公務員教養試験は実際どんな問題が出る?
もっと過去問を解いてみたい!おすすめの参考書
本格的に公務員試験の対策をするならLEC東京リーガルマインド
まとめ

教養試験の基本情報

教養試験はほとんどの職種で出題される科目です。どのような科目が出題されているのか?どのような問題が出題されるのか知っておきましょう。

出題範囲が広い!教養試験の科目内容

教養試験は、2分野でから構成されている試験です。
「一般知能分野」…数的処理、文章理解
「一般知識分野」…自然科学、人文科学、社会科学
試験ごとに出題される科目・出題数が異なるため傾向を把握することも試験突破のためには重要です。
特に「一般知能分野」は教養試験の解答数に占める割合が6割以上となり合否を分ける重要科目と言えます。

■教養科目一覧(2022年度実施例)

教養試験/基礎能力試験出題数一覧(2022年度実施の例)

(例)国家一般職

分野 科目 出題数/回答数
一般知能分野 数的処理 判断推理・数的推理・資料解釈 16/16
文章理解 現代文・英文 11/11
一般知識分野 自然科学 物理・化学・生物 3/3
人文科学 思想・日本史・世界史・地理 4/4
社会科学 法律,政治・経済・時事社会事情 6/6

科目別にみても分かる通り一般知能分野27/27解答、一般知識分野13/13と一般知能分野の科目が 全体の60%を以上占めています。これは国家一般職に限ったことではなく、公務員試験全般で見られる傾向のため、教養試験対策で「一般知能分野」対策が最重要となります。

教養試験の難易度は?

大卒程度の試験の場合は、大学入学共通テストレベルを言われています。これを知って、AO入試・推薦入試など入学試験を受験した経験がない方は、ふっと不安になっているかもしれませんが大丈夫です。公務員試験で出題される範囲はある程度決まっているので出題ポイントを抑えて効率よく対策をしましょう。

教養科目の合格点やボーダーラインは?

教養試験は、膨大な範囲から出題されるため、なかなか正答率が上がりません。そのため、約6割程度正解できれば合格圏内に入ると言われています。この6割に達するために効率よい対策をする必要があります!

公務員教養試験の対策は?

一般知能分野である数的処理・文章理解は教養試験(基礎能力試験)の解答数に占める割合が60%以上です。
ボーダーラインの約6割に達するために出題数の多い、一般知能分野(数的処理・文章理解)の対策が必須です。
また、一般知識分野の科目においては、出題される科目を広く学び、得点につながりやすい科目・分野を抑えていくこともポイントです。最近では一般知識分野を出題しない自治体もあるため、出題科目・出題数を確認してから対策を始めましょう。

数的処理の対策

一般的な問題発見、処理能力を見るためのもので、民間企業の就職試験で課されるSPIよりも解答時間も長く、問題レベルも高くなっています。また数的処理は、数的推理・判断推理・空間把握(図形)・資料解釈の4分野から成り立っています。これからの科目は、何度も過去問を解き、解法に慣れておくことがポイントです。
◎数的推理…速さ、流水算、ニュートン算など
◎判断推理…暗号、対応関係など
◎空間把握…図形の展開図、回転図形の軌跡など
◎資料解釈…資料から読み取れる傾向

文章理解の対策

現代文の文章が読みにくいと感じる方は、活字離れをしている可能性があるため新聞の社説やコラム、などを読むことをお勧めします。 また、英文で求められる英語力の水準は、おおむね高校英語の半分程度(英検準2級程度)です。問題演習の際に、できるだけ基礎的な単語をベースに本文中の対応箇所を探し出し、問題文と問題肢を照らし合わせる練習を繰り返すことで、実践的な解答力が身についてきます。

社会科学の対策

社会科学の問題は高校の「公民」や「政治・経済」の範囲を超えてきます。また、専門科目の内容と重複しているため、専門科目が課される試験を受験す場合は、専門科目の学習対策をしながら、教養科目の学習とあわせ技で対策しておくこともポイントです。 また、時事問題や社会事情については必須解答となっている試験も多いので、きちんと対策をすることをお勧めします。国際関係や社会問題、時事などを中心に出題されます。日々、新聞やニュースなどに目を通し、制度の改正や最新の時事などをチェックしておくとよいでしょう。

自然科学の対策

自然科学は高校で学んだ教科書の範囲内で出題がされます。「生物」「地学」は暗記科目ですので、頻出頻度の高い分野は押さえておきましょう。「数学」「物理」「化学」はまず基礎的な問題が解けるようにしておきましょう。理系科目が苦手な方は得点に結びつきにくいため、どこまで対策するかは人文科学の科目と調整をすることもよいでしょう。

人文科学の対策

人文科学は「日本史」「世界史」「地理」「思想」からなり、いずれも高校で学んだ教科書の範囲内で出題がされる暗記科目です。頻出頻度の高い分野は押さえておきましょう。自然科学科目に苦手意識を感じる方は優先的に対策することをお勧めします。頻出範囲の過去問を繰り返し演習し知識を身につけましょう。

公務員教養試験の勉強時間の目安は?

専門試験・教養試験の両方が課される試験対策をする場合、学習時間はトータルで1,000〜1,700時間程度と言われています。そうした時、教養試験対策にさく割合としては3割程度(300時間〜500時間程度)となります。
また、教養試験のみが課される試験対策の場合は、大体800〜1000時間ともいわれています。その中でも、重要科目である「数的処理」「文章理解」に重点を置きながら、一般知識分野の科目で優先順位をつけながら対策していくことが必要です。また、トータル学習時間をこなすことを目標とするのではなく、この時間内でどれだけ理解できているかが重要です。

【例題】公務員教養試験は実際どんな問題が出る?

では、実際にどのような問題が本試験で出題されているか見ていきましょう。

【数的処理】

〇判断推理の例題

【対応関係の例題】

A〜Eの5人はそれぞれ本を1冊とテープ1巻を持ち寄って貸し借りをした。全員、本とテープをそれぞれ別の人から借りた。以下のことが分かっているとき、確実にいえるのは、どれか。

  • ・AはBとCから借りた。
  • ・「Aの本とDのテープを借りた人」の本はBが借りた。
  • ・Aのテープを借りた人はBではない。
  • ・交換の後、Dの本とEのテープを持っていた人がいる。
  1. 1.Aの本はCが借りた。
  2. 2.Bの本はAが借りた。
  1. 3.CのテープはAが借りた。
  2. 4.DのテープはCが借りた。
  1. 5.EのテープはCが借りた。

(正解5)

〇数的推理の例題

【速さの例題】

流れの速さが毎分40mで一定の川の上流のA地点と下流のB地点との間を、船が往復している。この船がB地点からA地点まで上るのにかかる時間はA地点からB地点まで下がるのにかかる時間の1.5倍である。この船の上りの速さを求めよ。ただし、川を上っているときの船の速さと下っているときの船の速さは、それぞれ途中で変化しないものとする。

  1. 1.毎分160m
  2. 2.毎分180m
  3. 3.毎分200m
  4. 4.毎分220m
  1. 5.毎分240m

(正解1)

【社会科学】

〇社会科学の例題

【社会科学(法学)の例題】

経済的自由に関する次の記述のうち、妥当なのはどれか。

  1. 1.経済的自由権は近代憲法において保障されたが、当初から絶対的なものとされることはなく、公共の福祉のために用いられるべきものとされていた。
  2. 2.財産権の制限にあたっては、憲法上補償が必要とされているが、法律で補償を定める規定がない場合、国会の立法を待たなければならず、憲法の規定を直接の根拠に、補償を請求することはできない。
  3. 3.居住・移転の自由は、経済的自由権の一つとして数えられるが、現在では、人身の自由や精神的自由権としての性質もあわせ持っていると理解されている。
  4. 4.居住・移転の自由には、国籍を離脱する自由も含むものと解されるが、これには国籍を持たない自由、いわゆる無国籍の自由も含まれる。
  5. 5.職業選択の自由は、外国人にも性質上等しく保障されるべき人権であるから、外国人に対して、特別の制限を加えることは、憲法上許されない。

(正解3)

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まとめ

公務員試験の教養試験に限らず科目数が多いため、ご自身が受験で必要な科目を確認し優先順位をつけて学習スケジュールを立てることから始めましょう。特に数的処理については、解法に慣れていくことが必要ですので時間をかけた分だけ解ける問題が増えます。早めにスタートさせましょう。

講師陣
監修者:LEC実力派の講師陣
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