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岩手県庁で働くには?採用試験の難易度や倍率、試験日程について解説

更新日:2024年3月29日

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このページのまとめ
岩手県庁の仕事内容と魅力:岩手県庁では、都市開発や福祉など地域への貢献度が高く、長期的なプロジェクトに参加できる機会に恵まれています。また、地方公務員の特性として、地域住民との接触が多く、大きな仕事に挑戦できます。
岩手県庁の給料・年収:初任給は一般行政職で186,800円で、各種手当が支給されます。給与は平均よりやや低めですが、福利厚生が充実しています。年次有給休暇や育児休業制度が提供されています。
岩手県庁の採用試験は教養試験、専門試験、論文試験、人物試験から構成されています。また、他の公務員試験と併願することも可能です。他の自治体や国家公務員試験も考慮し、幅広い選択肢を検討しましょう。
目次
岩手県庁で働くって?
岩手県はこんな自治体
岩手県庁の仕事内容・魅力
岩手県庁のキャリア
岩手県庁の給料・年収
岩手県庁の採用試験について
岩手県採用試験の採用区分と受験資格・年齢制限
採用区分について
受験資格・年齢制限について
岩手県庁採用試験の倍率・難易度・合格者数推移
岩手県庁採用試験の試験内容
岩手県庁の採用試験の日程について
岩手県庁採用試験の試験対策
試験勉強のコツは?
試験勉強時間の目安
併願について
よくある質問
まとめ
熊井 遊 LEC専任講師
監修者:熊井 遊 LEC専任講師
関西LEC各本校および大学の非常勤講師・学内講座を担当。科目対策にとどまらず、公務員試験情報、ES・面接対策など、マンツーマンで徹底的に受講生に寄り添う指導スタイル。
熊井 遊 LEC専任講師
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岩手県庁で働くって?

岩手県はこんな自治体

岩手県は本州の北東部に位置し、東西約122キロメートル、南北約189キロメートルと南北に長い楕円の形をしています。その広さは北海道に次ぐ面積であり、埼玉、千葉、東京、神奈川の面積をあわせたものより広く、日本の面積の4%を占めています。

そのため、広大な農地や変化に富んだ気象条件など農林水産資源に恵まれ、各地域で立地特性を生かした多彩な農林水産業が展開されており、我が国の食料供給基地や森林資源の公益的機能としての役割を担っています。人口は、平成に入り増減を繰り返しながら140万人台を維持しましたが、平成16年に140万人を、平成25年には130万人を、令和3年には120万人を下回りました。また、岩手県は歴史に残る偉人を多く輩出しています。その代表格である石川啄木、宮沢賢治、原敬、新渡戸稲造らは、今なお歴史の教科書で学びの対象として広く親しまれています。

岩手県庁の仕事内容・魅力

岩手県庁職員は、さまざまな仕事を総合して行う「一般行政職」、道路や河川を担当する「土木職」、建築物の申請や検査などを行う「建築職」、社会福祉に携わる「福祉職」、他には、警察職の事務的な業務を行う「警察行政職」、「機械・電気職」、「環境職」、「農学職」、「農業工学職」、「林学職」などがあります。

国家公務員に比べると、岩手県内の地域レベルの課題に取り組み、地域住民に接する機会も多いのが特徴です。一方で、市区町村レベルでは対応が難しい総合的な都市開発計画や、義務教育・社会福祉の維持、条例の策定など、市区町村の枠を超えた大きな仕事に取り組むことができるのが、岩手県庁職員の大きな魅力の一つです。

岩手県庁は、「いわて県民計画(2019~2028)」においては、東日本大震災津波の経験に基づき、引き続き復興に取り組みながら、お互いに幸福を守り育てる希望郷いわてを基本目標に、県民一人ひとりがお互いに支えあいながら幸福を追求する様々な事業を展開しています。このように、岩手県庁では県民生活に直接関わる事業も多いため、長期的なプロジェクトに携わることができ、結果を出すことを魅力に感じる人も多く在籍しています。

岩手県庁のキャリア

岩手県庁では、異なる職場で業務経験をすることで幅広い視野や能力を身につけるため、異動のサイクルは概ね3年から5年です。異動の際には、これまでの経験や適性、意欲等を踏まえ、職員個々の育成や能力向上、健康や家庭事情などにも配慮して配属先を決定します。

若手職員は、育成と適性把握のため、複数の分野の業務や勤務地を経験できるよう配属されます。新採用職員の場合、初任地で概ね3〜4年経験を経た後、初任地とは違った分野や他の勤務地に配置されることが多いです。行政職の異動ローテーションは、企業でいうと新たな企業に就職するようなものですが、「県民のため」という行政の一番大切な信念はどこの部局に移動しても変わりはありません。

岩手県では職員が働きやすい職場づくりに取り組んでいます。勤務時間は午前8時30分から午後5時15分まで、土・日曜日が週休日の完全週休2日制が基本です。勤務形態が特殊な職場では、勤務日・勤務時間が異なる場合がありますが、時差出勤やフレックスタイム等、職場によって柔軟な働き方ができる制度や、「部分休業」、「育児短時間勤務」などの子育て支援制度があります。職員のチャレンジ精神を尊重し、意欲、能力を直接職務に反映させることにより、職員の士気の高揚と自立的なキャリア形成の支援を図っています。働きやすい環境から、個人のスキルアップのみならず、部局が一緒になって向上していき、「岩手県民のため」に何ができるのかを考え職務に従事できる環境が岩手県庁には用意されています。

岩手県庁の給料・年収

岩手県庁職員の初任給(令和5年1月1日現在)については、以下の通りです。
一般行政職区分で大学卒程度: 186,800円となっていますが、条例などの改正により変更されることがあります。なお職務の経歴(資格免許職は、資格免許取得後の職務の経歴)などにより加算される場合があります。状況により扶養手当、通勤手当、住居手当等が支給されます。岩手県庁職員の行政職職員の平均年齢42.2歳、平均給与月額318,606円、平均賞与1,552,000円、平均年収6,830,000円、平均退職金(60歳定年)21,390,000円となっています。地方公務員の平均年齢42.1歳、平均給与月額360,949円ということを考えると平均よりやや低めの給与です。

休暇制度のひとつに年次有給休暇があり、年度で最大20日付与され、使用しなかった日数は翌年度に20日を限度として繰り越すことができます。また、休暇制度を利用しやすい職場環境づくりや男性の育児休業取得促進を推進しています。定年の段階的引上げに伴い、定年が65歳になるまでの間、引き続き再任用制度が設置されています。このように、岩手県庁職員の福利厚生は職員に手厚く支援されています。

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岩手県庁の採用試験について

岩手県庁採用試験の採用区分と受験資格・年齢制限

試験区分について

大学卒業程度を想定した上級試験(専門試験型)では一般行政Aの他に、社会福祉、心理、農学、畜産、林学、水産、総合土木A、建築、機械、電気、環境化学・食品衛生の区分があります。
その他に免許資格職試験、初級試験、経験者試験の採用試験があります。

受験資格・年齢制限について

上級試験、一般行政の受験資格は以下の通りです。

  • 21〜35歳の人

※学歴による受験資格はありません

岩手県庁採用試験の倍率・難易度・合格者数推移

令和5年(2023年)度採用試験 上級試験 行政事務の場合
試験職種 採用予定者数 申込者数 1次試験
受験者数
1次試験
合格者数
最終合格者数 最終合格倍率
一般行政A 40人 200人 139人 117人 52人 2.7倍

岩手県職員採用情報ホームページ

岩手県庁採用試験の試験内容

令和5年(2023年)度採用試験 上級試験 行政事務の場合
試験科目 試験時間 内容 配点
第1次試験 教養試験 120分
50問中40問の選択解答制による多肢択一式
社会、人文、自然、文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈、現代の社会に関する問題
200点
専門試験 120分
選択解答制による多肢択一式
【10問必須回答】
行政学、行政法、民法、経済学、財政学
【40問中30問選択解答】
政治学、行政学、憲法、行政法、民法、刑法、労働法、経済学、財政学、社会政策、国際関係
論文試験 80分 1,100字の記述式による筆記試験 100点
第2次試験 人物試験 個別面接および適性検査 350点
個別面接及びグループワーク

岩手県職員採用情報ホームページ

岩手県庁の採用試験の日程について

令和5年(2023年)度採用試験 上級試験の場合
第1次試験 6月18日(日)
第1次試験合格発表 6月23日(金)
第2次試験 7月4日(火)〜12日(水)のうち指定する日時
第2次試験合格発表日 7月20日(木)
第3次試験 7月27日(木)〜8月3日(木)のうち指定する日時
最終合格発表日 8月10日(木)

岩手県職員採用情報ホームページ

岩手県庁採用試験の試験対策

試験勉強のコツは?

岩手県庁の採用試験は、他の公務員試験と併願がしやすい自治体です。
第1次試験の筆記試験では、教養試験(択一式:題数50題出題40問解答 時間:2時間)として、社会、人文、自然、文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈、現代の社会に関する問題です。苦手意識が強い数的推理を中心に早い時期から対策を立てる必要があります。また、文章理解(現代文・英文)は平均得点率が高くなるため、安定して得点を得られるようになった時期から、いかに短時間で正解を得られるかを追求する学習に移行する事をおすすめします。
また、専門試験(択一式:題数50題出題40問解答 時間:2時間)では、必須解答の10題として、行政学、行政法、民法、経済学、財政学があります。選択解答の40題中30題として、政治学、行政学、憲法、行政法、民法、刑法、労働法、経済学、財政学、社会政策、国際関係が出題されます。法律及び経済分野は、理解するのに時間がかかりますが、問題演習を通して理解を定着させる勉強法も大切となってきます。
第1次試験合格者を対象に実施される第2次試験ですが、面接試験は事前に自分の考えやエピソードをまとめ、実践練習ができる環境を準備しておくことが大切です。自分自身がどのように見られているのか、第三者に客観的な評価をしてもらえる環境も必要となりますので、しっかりと対策を立てておきましょう。

試験勉強時間の目安

公務員試験合格に必要とされる試験勉強時間は、今までの学習量に大きく左右されますが、一般的には1,000〜1,200時間必要だとされています。
大学3年生の春ごろから勉強をスタートさせる方が多いです。大学生活において、ゼミや部活動、社会活動、アルバイトなど学生ならではの様々な経験を積むことは、面接試験対策やエントリーシート作成時のエピソードに不可欠となります。そのため、大学3年生の秋ごろまでは、学習ペースは週20〜30時間ほどの受験生が一般的です。概ね年明けから、面接試験対策も加わり、学習時間が週40時間を超えるように変化していきます。
ただ、これらの学習スケジュールはあくまでも一般的なものです。公務員試験勉強を開始するまでの今までの学習状況や置かれている学習環境などを踏まえ、勉強スケジュールを個別に調整する必要があります。また、近年、大学3年生の間に留学する学生も増え、十分な学習時間を確保できない事もありえます。そのため、個別に合った勉強カリキュラム及びスケジュールを作成し、必要であれば、大学2年生から勉強を前倒しする必要があります。なにか不明点があれば、一人で悩まずに気軽に相談してきてください。

併願について

岩手県庁職員の採用試験は、他の公務員試験や民間企業と併願がしやすい試験となっています。
地方公務員のA日程(6月第3週)で実施されるため、4月実施、及びB日程(7月第2週)の試験を受験できます。また、国家公務員総合職試験、国家公務員一般職試験、及び、裁判所職員や国税専門官、労働基準監督官をはじめとする国家専門職試験も併願が可能になります。C日程(9月第3週)、D日程(10月第3週)とは日程が重複しないため、受験が可能です。地方公務員の中には、A〜D日程以外に独自に日程を設ける自治体もありますので、スケジュールをしっかり調整して、数多くの併願先を検討することが公務員試験合格において大切です。
また、民間企業と併願を考えている受験生は、準(みなし)公務員として、国立大学法人など、仕事内容や採用試験において、公務員と概ね同じ内容ですので、併願先として検討するのも良いでしょう。公務員試験合格は、学習面はもちろん、それ以外にも情報戦となりますので、一人で悩まずに、是非一度、気軽に相談しに来てください。

よくある質問 ※2023年度の岩手県I種一般行政A

Q.岩手県の試験科目は?
A.第1次試験は教養試験、論文試験、専門試験が課されます。第2次試験は口述試験で、人物についての個別面接です。第3次試験は個別面接とグループワークです。
Q.岩手県の試験日程は?
A.第1次試験日は6月中旬、第2次試験日は7月上旬から中旬までの間で指定する1日、第3次試験日は7月下旬から8月上旬までの間で指定する1日、最終合格発表日は8月中旬です。
Q.岩手県の受験資格(年齢)は?
A.21〜35歳までの人、または20歳以下の人のうち大学を卒業した人、卒業見込みの人、またはそれと同等の資格があると岩手県が認める人が受験できます。

まとめ

公務員試験は情報戦です。採用スケジュールは年度によって変化しますし、受験案内も丁寧に告示してくれません。受験案内の情報収集が公務員試験の第0次試験と言っても過言ではありません。また、岩手県庁職員を第一志望であっても、他の自治体や国家公務員などを併願するのが就職活動においては大切です。採用試験は既に働いている自治体の職員などが一緒に働きたいと思う人を採用します。したがって、筆記試験勉強のみに注力するのではなく、受験生の人柄を存分に発揮できるよう面接試験対策も早い段階から対策を立てていく必要があります。目指す自治体などや、受験生の置かれた環境がそれぞれに異なる事から、合格に効率的な戦略や日々の学習管理など相談してもらえる環境を確保することが大切になります。また、一緒に切磋琢磨できる仲間の存在が学習のモチベーション維持を大きく左右します。

LECが選ばれる理由

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