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京都市役所で働くには?採用試験の難易度や倍率、試験日程について解説

更新日:2024年3月29日

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このページのまとめ
京都市役所では、区役所等の市民に身近なところで行政サービスを提供するだけでなく、政令指定都市として企画立案も行い、SDGsの推進や伝統産業と先端産業との共存といった先進的な業務にも携わることができます。
京都市役所では、大卒22歳の初任給は一般事務職であれば20万5150円、一般技術職であれば21万1090円となっています。この他、諸手当として、扶養手当、通勤手当、住居手当、ボーナス(年2回、令和2年度の実績は年間4.45月分)が支給されます。
京都市役所の採用試験は、一般事務職(一般方式)は専門試験が課されますが、一般事務職(京都方式)は専門試験が課されません。そのため、他の試験種や民間との併願状況、得意分野によって戦略を立てることができます。
目次
京都市役所で働くって?
京都市はこんな自治体
京都市役所の仕事内容・魅力
京都市役所のキャリア
京都市役所の給料・年収
京都市役所の採用試験について
京都市採用試験の採用区分と受験資格・年齢制限
採用区分について
受験資格・年齢制限について
京都市役所採用試験の倍率・難易度・合格者数推移
京都市役所採用試験の試験内容
京都市役所の採用試験の日程について
京都市役所採用試験の試験対策
試験勉強のコツは?
試験勉強時間の目安
併願について
よくある質問
まとめ
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京都市役所で働くって?

京都市はこんな自治体

京都市は794年から1000年以上にわたって都が置かれた歴史都市であり、歴史的遺産や伝統文化が色濃く残る世界有数の観光都市でもあります。京都市には15もの世界遺産があり、年間5000万人を超える観光客が京都市を訪れ、そのうち海外からの観光客は年間300万人を超えます。

また、京都市には38の大学・短期大学があり、「学術研究都市」「大学のまち」ともいえます。人口の1割が学生で、自然科学分野において全国最多のノーベル賞受賞者を輩出しています。産業面では、京都市は伝統産業と先端産業とが共存する「ものづくり都市」でもあります。清水焼などの陶磁器や西陣織など染織品、日本酒の醸造などの伝統産業だけでなく、世界をリードする先端技術をもった企業が多く、大学との連携などにより新たなイノベーションを起こし続けています。さらに、京都市はSDGsの推進に力を入れており、地球温暖化対策、ごみの減量、食品ロス削減の取り組みなどを行っています。2018年には日本経済新聞の「全国市区・サステナブル度・SDGs先進度調査」で全国1位に選ばれ、2021年の同紙の「第2回SDGs先進度調査」でも全国2位に選ばれました。また2021年には内閣府の「SDGs未来都市」「自治体SDGsモデル事業」に京都市の提案が選出されました。

京都市役所の仕事内容・魅力

京都市役所の仕事内容は多岐にわたります。区役所などで市民に身近なところで行政サービスを提供するだけでなく、政令指定都市として企画立案も行います。前者の例としては、まちづくり、上下水道や道路、公園の整備、戸籍や住民票の交付、ごみ処理などです。後者の例としては、都市計画、環境保全、子育て支援、高齢者福祉、文化振興、観光などです。このように、市民の直接ふれあい行政サービスを提供することもでき、政策立案にも携わることができる、両方の仕事ができるというのが政令指定都市である京都市役所の魅力といえるでしょう。

京都市役所のキャリア

新規採用職員のうち事務職員は、まずは区役所等の市民と接する機会が多い部署に配属されることが多いようです。技術職員等はその専門分野に関連した職場に配属されます。その後は、様々な職場を経験し幅広い能力を習得できるよう3〜5年のサイクルで異動し、異動するなかで係員→主任→係長級→課長級→部長級→局長級と昇任していくことになります。京都市では昇任にあたって係長能力認定試験を実施しています。試験においては法令などの専門知識や、京都市の政策について問われるため、試験に向けて勉強することにより自己研さんと能力開発のきっかけになります。若手のうちから係長能力認定試験に積極的にチャレンジすることが勧められており、試験を受ける若手職員は多いようです。

京都市役所の給料・年収

大学卒業、採用時22歳の初任給は、一般事務職であれば20万5150円、一般技術職であれば21万1090円となっています。この他、諸手当として、扶養手当、通勤手当、住居手当、ボーナス(年2回、令和2年度の実績は年間4.45月分)が支給されます。土・日曜日、祝日、年末年始は休日とされています(部署によって異なります)。その他、年次有給休暇を年20日、特別休暇(出産休暇、結婚休暇、ボランティア活動休暇など)、介護休暇、育児休暇などをとることができます。福利厚生のための制度としては、定期健康診断、結婚・出産・傷病等にあたっての給付金支給、住宅取得のための貸付資金、余暇活動の支援事業などがあります。また、体育系・文化系のサークル活動も活発に行われているようです。

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京都市役所の採用試験について

京都市役所採用試験の採用区分と受験資格・年齢制限

試験区分について

大学卒業程度の試験が課される上級Ⅰのほか、大学院生が受験できる上級Ⅱ、高校卒業程度の試験が課される中級、障害のある方のための試験、民間企業等職務経験者のための試験、青年海外協力隊経験者のための試験、薬剤師や獣医師、保育士資格を持った方のための免許・資格職の試験があります。上級Ⅰ(大学卒業程度)の中では、一般事務職(一般方式)、一般事務職(京都方式)、一般事務職(就職氷河期世代対象)、一般技術職、一般技術職(土木先行実施枠)、消防職があります。一般事務職(一般方式)は専門試験が課されますが、一般事務職(京都方式)については専門試験が課されません。

受験資格・年齢制限について

京都市役所採用試験の倍率・難易度・合格者数推移

令和5年(2023年)度採用試験 実施状況
試験区分 申込者数 受験者数 1次合格者数 2次合格者数 最終合格者数 最終倍率
上級Ⅰ行政
<一般方式>
361人 296人 194人 111人 86人 3.4倍
上級Ⅰ行政
<京都方式>
756人 691人 204人 94人 69人 10.0倍

京都市役所採用試験の試験内容

令和5年(2023年)度採用試験 行政事務の場合
試験科目 試験時間 内容
第1次試験 教養試験 1時間30分
択一式 大学卒業程度
【30問全問解答】
文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈
専門試験 1時間30分
択一式
【40問中30問解答】
政治学、行政学、憲法、行政法、民法、労働法、経済学、財政学、経営学、社会政策、国際関係
作文試験 40分 600文字以内
専門知識ではなく、一般的な内容を問うもの
第1次口述試験 個別面接(Web面接)
第2次試験 第2次口述試験 個別面接
第3次試験 第3次口述試験 個別面接
令和6年(2024年)度採用試験 上級T一般事務職(行政<京都方式>)の場合
試験科目 試験時間 内容
第1次試験 SPI3 <基礎能力検査> 約35分
言語的理解力、数的処理能力及び論理的思考力などの基礎能力を問うもの
<性格検査> 約30分
職務遂行に必要な適性についての検査
第1次口述試験 個別面接(Web面接)
第2次試験 第2次口述試験 個別面接
課題作文 40分 京都行政に関する内容を問うもの
第3次試験 第3次口述試験 個別面接

京都市役所の採用試験の日程について

令和5年(2023年)度採用試験 上級Ⅰ一般事務職(行政<一般方式>)の場合
第1次試験(第1次口述試験以外) 6月18日(日)
第1次試験(第1次口述試験) 6月下旬〜7月上旬
第1次試験合格発表 7月上旬
第2次試験 7月下旬
第2次試験合格発表 8月上旬
第3次試験 8月中旬〜下旬
第3次試験合格発表 8月下旬
令和6年(2024年)度採用試験 上級Ⅰ一般事務職(行政<一般方式>)の場合
第1次試験 4月4日(木)〜17日(水)のいずれか1日
第1次試験合格発表 5月中旬
第2次試験 5月下旬〜6月上旬
第2次試験合格発表 6月上旬
第3次試験 6月中旬
第3次試験合格発表 7月上旬

京都市役所採用試験の試験対策

試験勉強のコツは?

教養試験では社会科学や人文科学、自然科学の分野が出題されませんので、相対的に数的処理や文章理解の比重が大きくなります。基本的な問題を「速く」解けるように練習しておく必要があるでしょう。専門試験は幅広い分野から出題されますので、他の試験種でも出題が多い憲法、民法、行政法、経済学はもちろんのこと、それ以外の科目も広く対策をしておく必要があります。

そして、人物評価重視である点にも注意が必要です。個別面接が合計3回あり、しかも第2次試験、第3次試験ではそれまでの成績がリセットされることから、十分な面接対策を行っておく必要があります。志望動機や自己PRを固めたうえで、話す練習を繰り返し行いましょう。

試験勉強時間の目安

京都市役所は、教養試験では社会科学や人文科学、自然科学の分野は出題されませんが、専門試験では幅広い分野から出題されます。したがって、少なくとも800時間の勉強時間が必要でしょう。しかし、これはかなり効率よく勉強が進んだり、公務員試験の科目が大学で勉強している科目と重なったりするなどの場合で、一般的には合計1000〜1200時間程度は必要でしょう。受験前年の末までは1日3時間程度の勉強を行って、主要5科目(数的処理、憲法、民法、行政法、経済原論)のインプットを終了させ、年明けからはそれ以外の科目(政治学、財政学など)の勉強や面接対策に時間を割いていくのがよいでしょう。この頃になると、1日8〜10時間程度の勉強時間を確保することが必要になるでしょう。

併願について

京都市役所の専門試験では幅広い分野からの出題があります。したがって、国家一般職や国税専門官、財務専門官、裁判所事務官などと併願することが可能です。ただし、これら国家公務員の教養試験では、数的処理や文章理解だけでなく、社会科学や人文科学、自然科学の分野も出題されます。社会科学や人文科学、自然科学については京都市役所では出題がされませんので、国家公務員試験との併願を考えている方は、これらの科目についても準備を怠らないようにしましょう。

よくある質問 ※2023年度の京都市上級T行政(一般方式)

Q.京都市の試験科目は?
A.第1次試験は教養試験と専門試験、論文試験、個別面接、第2次試験、第3次試験はどちらも個別面接が行われます。
Q.京都市の試験日程は?
A.第1次試験の筆記は6月中旬、面接は6月下旬から7月上旬、第2次試験日は7月上旬、第3次試験日は8月中旬から下旬、合格発表は8月下旬です。
Q.京都市の受験資格(年齢)は?
A.22〜30歳までの人が受験できます。

まとめ

京都市役所の特徴はなんといっても人物評価重視の点にあるでしょう。個別面接が合計3回あり、しかも第2次試験、第3次試験ではそれまでの成績がリセットされます。独学で公務員試験対策を進めるにあたってネックになるのが面接対策です。自分で志望動機や自己PRを考えるだけでなく、誰かに質問してもらって答えるという練習を繰り返し行う必要があり、なかなか一人だけで完結できるものではないからです。面接対策を十分に、かつ効率よく行うために、予備校を利用するのも一つの方策でしょう。その際には、勉強面だけでなく、面接対策にも力を入れている予備校を選ぶのがおすすめです。

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監修者:LEC実力派の講師陣
LECは公務員試験の指導実績30年以上!
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