松戸市役所で働くには？採用試験の難易度や倍率、試験日程について

このページのまとめ

松戸市役所では、市民をあらゆる面でサポートしつつ、市民・事業者等と市職員の連携によって将来起こり得る複数のシナリオを作成し、松戸市がチャンスや課題に備える対応策を検討するなど、将来を見通した業務に携わることができます。

松戸市役所の行政職職員は、平均給与月額420,302円、平均年収5,986,000円、平均賞与1,575,000円、平均退職金23,768,000円となっています。地方公務員の平均給与月額360,949円、平均年収6,536,787円と比較しても、平均よりやや少なめとなります。

松戸市役所の採用試験では、第１次試験の一般教養は苦手とされがちな数的処理を中心に早期から対策が必要であり、第2・3次試験の面接試験は第三者から客観的に評価してもらいつつ実践的な練習ができる環境を準備しておくことが大切です。

目次

松戸市役所で働くって？

松戸市はこんな自治体

松戸市役所の仕事内容・魅力

松戸市役所のキャリア

松戸市役所の給料・年収

松戸市役所の採用試験について

松戸市採用試験の採用区分と受験資格・年齢制限

採用区分について

受験資格・年齢制限について

松戸市役所採用試験の倍率・難易度・合格者数推移

松戸市役所採用試験の試験内容

松戸市役所の採用試験の日程について

松戸市役所採用試験の試験対策

試験勉強のコツは？

試験勉強時間の目安

併願について

よくある質問

まとめ

松戸市役所で働くって？

松戸市はこんな自治体

千葉県の北西部に位置し、県庁所在地である千葉市から約20〜30キロメートルの距離に位置し、さらに千葉県の東葛地域（北西部）の一翼に位置しています。東京都の都心から10〜20キロメートル圏内であり、電車で約30分の距離にあり、首都圏の住宅都市として発展を続けています。江戸時代には水戸街道の宿場町・松戸宿として栄え、徳川将軍家ゆかりの地としての歴史を持っています。松戸の地名の由来の一つの説としては、この地域が太日河（ふとひがわ・現在の江戸川）の津（渡し場）でもあったことから、「馬津（うまつ）」とか「馬津郷（うまつさと）」と呼ばれており、それが「まつさと」になりやがて「まつど」になったのが松戸の地名の起こりだと言われています。人口は約24万人で、千葉県内では、千葉市、船橋市に次いで、第3位の人口規模を持っています。

松戸市では、世界の多くの都市で、まちなかを車中心からひと中心の空間へと転換し、人々が集い、憩い、多様な活動を繰り広げられる場へと改変する取組である「ウォーカブル推進都市」が進められています。これらの取組は、ひと中心の豊かな生活空間を実現させるだけでなく、地域消費や投資の拡大、観光客の増加や健康寿命の延伸、孤独・孤立の防止ほか、様々な地域課題の解決や新たな価値の創造につながります。今後、より暮らしやすいまちづくりを推進していく自治体となっていきます。

松戸市役所の仕事内容・魅力

松戸市役所は、市民が快適な日常生活を送れるように、市民に対してあらゆる面でのサポートを行う業務を行います。例えば、「戸籍や住民票の手続きなどの窓口業務」、「社会福祉に関する相談対応や支援活動」、「洪水ハザードマップ作成などの地域防災・防犯業務」など住民に身近な仕事を行います。

また、松戸市は、国内外を取り巻く社会経済情勢等の変化のスピードが速い時代に対応するため、不確実な未来に適応し得る戦略立案を可能とする手法「シナリオプランニング」を活用して戦略を検討することを目的として、「まつど未来シナリオ会議」を開催します。この会議では、「2030年の日本における私たちの暮らし」をテーマに、市民・事業者等と市職員の連携により、将来起こり得る複数のシナリオを作成し、松戸市がチャンスや課題に備えるための対応策などを検討します。今の松戸市よりももっと快適で、活気溢れ、暮らしやすいまちづくりのお仕事に携われるのも、松戸市役所で仕事をする大きな魅力の一つです。

松戸市役所のキャリア

松戸市役所では、採用後概ね10年間は、様々な分野の職場に原則3か所異動するJOBローテンションを行っていますし。そのため、入庁後、新規採用職員から部長職まで、それぞれの階層に応じて研修があります。新規採用職員が働きやすい職場になりやすいように、ワーフライフバランスの推進をしています。誰もが仕事と仕事以外の生活の調和を考えた働き方として、やりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、自分への投資や家族・友人との時間を大切にするための取り組みを推進しています。具体的には、ノー残業デーの実施（実施率約70％）、年休の取得促進（平均13日取得）などにより、仕事の質を向上させてメリハリをもって仕事に取り組んでいます。また、次世代育成支援として、「職員の子どもたちの健やかな育成に向けた仕事と子育ての両立支援」及び「地域における子育て支援対策の遂行」を目的に、仕事と子育ての両立の推進に向けて、「事業主」としての次世代育成、子育て支援策により働きやすい職場環境として、松戸市役所は進化しています。

松戸市役所の給料・年収

松戸市役所の初任給（令和4年4月1日現在）については、以下の通りです。大学卒程度:188,700円（地域手当に相当する額を含みます。）となっていますが、条例などの改正により変更されることがあります。なお職務の経歴（資格免許職は、資格免許取得後の職務の経歴）などにより加算される場合があります。さらに、諸手当として、扶養手当、地域手当、住居手当、管理職手当、単身赴任手当などの各種手当が支給されます。賞与は、年間4.45月分支給されますが、人事評価の結果によって支給月数が異なる場合があります。令和4年4月1日現在、松戸市役所の行政職職員の平均年齢41.2歳、平均給与月額420,302円、平均年収5,986,000円、平均賞与1,575,000円、平均退職金（60歳定年）23,768,000円となっています。地方公務員の平均年齢42.1歳、平均給与月額360,949円、平均年収6,536,787円、国家公務員の平均年齢40.6歳、平均給与月額450,071円、平均年収6,497,000円ということを考えると、平均より少なめとなります。

松戸市役所の採用試験について

松戸市役所採用試験の採用区分と受験資格・年齢制限

試験区分について

行政職上級の試験区分の場合、自己推薦採用（事務職）、事務職、技術職土木、技術職建築、技術職電気、技術職機械があり、その他に社会福祉士、保健師の採用があります。

受験資格・年齢制限について

行政職上級、事務職の受験資格は30歳以下の方で、大学を卒業又は卒業見込みの人になります。
自己推薦型採用（事務職）の場合、上記の受験資格に加えスポーツ・文化芸術・学術の分野において顕著な実績・成果を収めた人、学業・研究等において特に成績優秀な人であることが求められます。

松戸市役所採用試験の倍率・難易度・合格者推移

松戸市役所採用試験の試験内容

松戸市役所の採用試験の日程について

松戸市役所採用試験の試験対策

試験勉強のコツは？

松戸市役所の採用試験は、他の公務員試験と併願がしやすい自治体です。自己推薦採用の事務職では、公務員試験対策不要の試験となっており、択一式教養試験として、文章理解、数的能力、推理判断能力の試験となっています。

自己推薦採用以外の事務職の第1次試験の筆記試験では、択一式教養・専門試験となっています。択一式教養試験では、苦手意識が強い数的推理を中心に早い時期から対策を立てる必要があります。また、文章理解は平均得点率が高くなるため、安定して得点を得られるようになった時期から、いかに短時間で正解を得られる学習に移行する事をおすすめします。択一式専門試験では法律及び経済分野は、理解するのに時間がかかりますが、問題演習を通して理解を定着させる勉強法も大切となってきます。第2、3次試験の面接試験は、事前に自分の考えやエピソードをまとめ、面接試験の実践練習をできる環境を準備しておくことが大切です。第三者に客観的な評価をしてもらえる環境も必要となりますので、しっかりと対策を立てておきましょう。第三者に客観的な評価が得られにくい場合は、自身で動画撮影などをすることで、振り返りをすることができます。是非一度試してみてください。

試験勉強時間の目安

公務員試験合格に必要とされる試験勉強時間は、今までの学習量に大きく左右されますが、一般的には1,000〜1,200時間必要だとされています。大学3年生の春ごろから勉強をスタートさせる方が多いです。大学生活において、ゼミや部活動、社会活動、アルバイトなど学生ならではの様々な経験を積むことは、面接試験対策やエントリーシート作成時のエピソードに不可欠となります。そのため、大学3年生の秋ごろまでは、学習ペースは週20〜30時間ほどの受験生が一般的です。概ね、年明けから、面接試験対策も加わり、学習時間が週40時間を超える事も通常です。ただ、これらの学習スケジュールはあくまでも一般的なものです。公務員試験勉強を開始するまでの今までの学習状況や置かれている学習環境などを踏まえ、勉強スケジュールを個別に調整する必要があります。また、近年、大学3年生の間に留学する学生も増え、十分な学習時間を確保できない事もありえます。そのため、個別に合った勉強カリキュラム及びスケジュールを作成し、必要であれば、大学2年生から勉強を前倒しする必要があります。なにか不明点があれば、一人で悩まずに気軽に相談してきてください。

併願について

松戸市役所の採用試験は、地方公務員の統一日程である地方上級試験・市役所A日程に実施されます。したがって、同一日程の自治体を併願する場合は試験日程など注意が必要です。しかし、国家公務員総合職試験、国家公務員一般職試験、及び、国家専門職試験、裁判所事務官試験などは併願が可能になります。また、地方公務員のB日程、C日程、D日程とは日程が重複しないため、受験が可能です。スケジュールをしっかり調整して、数多くの併願先を検討することが公務員試験合格において大切です。2、3次試験の面接試験では、市役所が指定する日時に試験が行われるため、他の併願先とのスケジュールの調整が大切になります。また、民間企業と併願を考えている受験生は、準（みなし）公務員として、国立大学法人（7月第1週）など、仕事内容や採用試験において、公務員と概ね同じ内容ですので、併願先として検討するのも良いでしょう。公務員試験合格は、学習面はもちろん、それ以外にも情報戦となりますので、是非一度、気軽に相談しに来てください。

よくある質問 ※2023年度の松戸市 行政職 上級事務職

Q.松戸市の試験科目は？

A.第1次試験は教養試験、専門試験が課されます。第2次試験は適性検査と集団面接で、第3次試験は個人面接です。

Q.松戸市の試験日程は？

A.第1次試験日は6月中旬、第2次試験日は7月中旬の指定する1日、第3次試験日は8月上旬から8月中旬までの指定する1日、最終合格発表日は9月中旬です。

Q.松戸市の受験資格（年齢）は？

A.30歳以下の人で、大学を卒業または卒業見込みの人が受験できます。

まとめ

近年の公務員試験は試験区分や日程、試験科目など様々で、情報戦です。採用スケジュールは年度によって変化しますし、受験案内も丁寧に告示してくれません。受験案内の情報収集が公務員試験の第0次試験と言っても過言ではありません。また、松戸市役所を第一志望であっても、他の自治体や国家公務員などを併願するのが就職活動においては大切です。採用試験は既に働いている自治体の職員などが一緒に働きたいと思う人を採用します。したがって、筆記試験勉強のみに注力するのではなく、受験生の人柄を存分に発揮できるよう面接試験対策も早い段階から対策を立てていく必要があります。目指す自治体などや、受験生の置かれた環境がそれぞれに異なる事から、合格に効率的な戦略や日々の学習管理など相談してもらえる環境を確保することが大切になります松戸市役所に勤務しようという熱い思いを決して絶やさず、勉強に集中していきましょう。