更新日：2023年10月26日
- このページのまとめ
- 久留米市役所は市民の生活をサポートし、窓口業務、社会福祉、防災など多岐にわたる業務を提供しています。異なる職種で協力し、広範な分野での仕事が可能です。市役所の仕事は市民の生活向上と地域社会支援に貢献しています。久留米市の魅力を高め、住みやすいまちづくりを推進しており、多彩な仕事と社会貢献度が魅力です。
- 久留米市の一般行政職職員は、大卒者の初任給188,700円、平均年齢43.1歳、平均給料月額326,990円、平均給与月額403,070円となっています。
- 久留米市の行政事務上級（A)の採用試験は、1次試験で教養試験、基礎能力試験（SPI)、専門試験、論文試験、事務能力試験、2次試験で適性検査と面接試験が課されます。試験日程が被っていない他の自治体や国家公務員試験と併願が可能ですので幅広い選択肢を検討しましょう。
- 監修者：熊井 遊 LEC専任講師
- 関西LEC各本校および大学の非常勤講師・学内講座を担当。科目対策にとどまらず、公務員試験情報、ES・面接対策など、マンツーマンで徹底的に受講生に寄り添う指導スタイル。
熊井 遊 LEC専任講師
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久留米市役所で働くって？
久留米市はこんな自治体
久留米市は、日本の福岡県に位置する自治体であり、その魅力は多岐にわたります。まず、歴史と文化に富んだ街として知られています。市内には多くの歴史的な建造物があり、古代から現代に至るまでの日本の歴史を感じることができ、久留米城跡や大野城跡などがあります。 また、久留米市は美しい自然環境に恵まれています。市内には多くの公園があり、四季折々の美しい風景を楽しむことができます。食文化も久留米市の魅力の一つです。市内では久留米ラーメンというご当地ラーメンが楽しめ、地元の食材を使った料理も豊富です。また、久留米市は日本酒の産地としても知られており、地元の酒蔵で日本酒の試飲や購入ができます。交通アクセスも便利であり、福岡市へのアクセスが良好です。 久留米市は観光、文化、自然、食に恵まれた魅力的な自治体であります。
久留米市役所の仕事内容・魅力
久留米市役所は、市民が快適な日常生活を送れるように、市民に対してあらゆる面でのサポートを行う業務を行います。例えば、「戸籍や住民票の手続きなどの窓口業務」、「社会福祉に関する相談対応や支援活動」、「洪水ハザードマップ作成などの地域防災・防犯業務」など住民に身近な仕事を行います。市役所は多くの異なる職種から成り立っており、行政、教育、医療、文化、福祉など、多岐にわたる分野で働く機会があります。自身の専門知識や関心に合った職種を選ぶことができます。
久留米市役所の仕事は、市民の生活を支え、地域社会の発展に貢献する非常に意義のあるものです。市民の福祉と幸福感を向上させるために尽力することができます。また、今の久留米市をよりももっと快適で、活気溢れ、暮らしやすいまちづくりのお仕事に携われるのも、久留米市役所で仕事をする大きな魅力の一つです。久留米市役所は、地域社会における重要な存在であり、市民の暮らしや地域の未来を支えるために多くの仕事を担当しています。その多様性と社会への貢献度は、市役所での仕事を魅力的なものにしています。
久留米市役所のキャリア
久留米市役所では、採用後概ね10年間は、様々な分野の職場に原則3か所異動するJOBローテンションを行っています。そのため、入庁後、新規採用職員から部長職まで、それぞれの階層に応じて研修があります。新規採用職員が働きやすい職場になりやすいように、ワーフライフバランスの推進をしています。誰もが仕事と仕事以外の生活の調和を考えた働き方として、やりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、自分への投資や家族・友人との時間を大切にするための取り組みを推進しています。 また、次世代育成支援として、「職員の子どもたちの健やかな育成に向けた仕事と子育ての両立支援」及び「地域における子育て支援対策の遂行」を目的に、仕事と子育ての両立の推進に向けて、「事業主」としての次世代育成、子育て支援策により働きやすい職場環境として、久留米市役所は進化しています。久留米市役所でのキャリアは、地域社会に貢献し、自己成長を遂げ、地域社会におけるリーダーシップの機会を得られます。地域振興活動や地方政策の策定に参加し、地域の発展に貢献することができます。公共サービスの重要性を理解し、地方自治体でのキャリアを築くことは、充実感と使命感を得ることができるでしょう。
久留米市役所の給料・年収
2022年（令和4年）4月1日現在の一般行政職における状況は以下の通りです。
| 初任給（大学卒） | 188,700円 |
|---|---|
| 平均年齢 | 43.1歳 |
| 平均給料月額 | 326,990円 |
| 平均給与月額 | 403,070円 |
| 【参考：福岡県】平均給料月額 | 319,482円 |
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久留米市役所の採用試験について
久留米市役所採用試験の採用区分と受験資格・年齢制限
試験区分について
久留米市の夏期採用試験においては、事務職A[専門]、事務職B[論文]、事務職（社会福祉士）、情報職、土木職、建築職、電気職、獣医職などがあります。
受験資格・年齢制限について
事務Aの場合、以下の条件を満たす方が受験できます。
- 21〜35歳の人
- ※学歴は不問です。
久留米市役所採用試験の倍率・難易度・合格者数推移
| 職種 | 採用予定 | 受験者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 事務A | 20人程度 | 103人 | 5.2倍 |
久留米市役所採用試験の試験内容
| 試験科目 | 所要時間 | 内容 | |
|---|---|---|---|
| 第1次試験 | 教養試験 | 120分 | マークシート式による大学卒業程度の筆記試験 |
| 基礎能力試験（SPI） | 120分 | マークシート式による基礎能力についての筆記試験と適性検査 | |
| 専門試験 | 120分 | 試験区分に関する専門的知識及び能力について、大学卒業程度のマークシート式による筆記試験 | |
| 論文試験 | 90分 | 文章による論理的思考力、構成力、表現力、理解力などについての論文試験 | |
| 事務能力試験 | 50分 | 職員として必要な事務能力について、音声による進行のもとで行うマークシート式による筆記試験 | |
| 第2次試験 | 適性検査 | ― | 職員として必要な適性等について、Ｗｅｂ形式で行う検査 |
| 面接試験 | ― | 面接を通じて職員としてふさわしい人物かどうか判定するもの | |
久留米市役所の採用試験の日程について
| 第1次試験 | 6/18(日)（面接試験は7/3〜7/6のいずれか1日、および7/10） |
|---|---|
| 面接試験対象者発表 | 6/29(木) |
| 第1次試験合格発表 | 7/19(水) |
| 第2次試験 | 7月下旬から8月上旬 |
| 最終合格者発表 | 8月下旬 |
第1次試験の7月3日から6日に実施する試験は、6月18日に実施する試験（論文試験は除く）の得点が一定の基準を超える人が対象となります。
久留米市役所採用試験の試験対策
試験勉強のコツは？
久留米市役所の採用試験は、他の公務員試験と併願がしやすい自治体です。事務職では、基礎能力試験（SPI）・専門試験となっています。択一式教養試験は、苦手意識が強い数的能力、推理判断能力を中心に早い時期から対策を立てる必要があります。また、文章理解は平均得点率が高くなるため、安定して得点を得られるようになった時期から、いかに短時間で正解を得られる学習に移行する事をおすすめします。文章理解の英文は大学入試からしばらくたっている方などは、英文を普段から読解するなどして、英文に触れる機会を持ちましょう。択一式専門試験では法律及び経済分野は、理解するのに時間がかかりますが、問題演習を通して理解を定着させる勉強法も大切となってきます。
面接試験は、事前に自分の考えやエピソードをまとめ、面接試験の実践練習をできる環境を準備しておくことが大切です。第三者に客観的な評価をしてもらえる環境も必要となりますので、しっかりと対策を立てておきましょう。第三者に客観的な評価が得られにくい場合は、自身で動画撮影などをすることで、振り返りをすることができます。是非一度試してみてください。
試験勉強時間の目安
公務員試験合格に必要とされる試験勉強時間は、今までの学習量に大きく左右されますが、一般的には1,000〜1,200時間必要だとされています。大学3年生の春ごろから勉強をスタートさせる方が多いです。大学生活において、ゼミや部活動、社会活動、アルバイトなど学生ならではの様々な経験を積むことは、面接試験対策やエントリーシート作成時のエピソードに不可欠となります。 そのため、大学3年生の秋ごろまでは、学習ペースは週20〜30時間ほどの受験生が一般的です。概ね、年明けから、面接試験対策も加わり、学習時間が週40時間を超える事も通常です。ただ、これらの学習スケジュールはあくまでも一般的なものです。公務員試験勉強を開始するまでの今までの学習状況や置かれている学習環境などを踏まえ、勉強スケジュールを個別に調整する必要があります。 また、近年、大学3年生の間に留学する学生も増え、十分な学習時間を確保できない事もありえます。そのため、個別に合った勉強カリキュラム及びスケジュールを作成し、必要であれば、大学2年生から勉強を前倒しする必要があります。なにか不明点があれば、一人で悩まずに気軽に相談してきてください。
併願について
久留米市役所の採用試験は、地方公務員の統一日程である地方上級（都道府県・政令指定都市の大卒程度試験）・市役所A日程に実施されます。したがって、同一日程の自治体を併願することはできません。しかし、国家公務員総合職試験、国家公務員一般職試験、及び、国家専門職試験（国税専門官、財務専門官、労働基準監督官）、裁判所事務官などは併願が可能になります。また、地方公務員のB日程、C日程、D日程とは日程が重複しないため、受験が可能です。スケジュールをしっかり調整して、数多くの併願先を検討することが公務員試験合格において大切です。2、3次試験の面接試験では、市役所が指定する日時に試験が行われるため、他の併願先とのスケジュールの調整が大切になります。 また、民間企業と併願を考えている受験生は、準（みなし）公務員として、国立大学法人など、仕事内容や採用試験において、公務員と概ね同じ内容ですので、併願先として検討するのも良いでしょう。公務員試験合格は、学習面はもちろん、それ以外にも情報戦となりますので、是非一度、気軽に相談しに来てください。
よくある質問 ※2023年度の久留米市行政事務上級（A)
- Q.久留米市の試験科目は？
- A.第1次試験は教養試験、基礎能力試験（SPI）、専門試験、論文試験と事務能力試験、第2次試験は適性検査と面接試験が行われます。
- Q.久留米市の試験日程は？
- A.第1次試験は6月中旬、面接試験の対象者発表は6月下旬、第1次試験合格発表は7月中旬、第2次試験は7月下旬から8月上旬、最終合格者発表は8月下旬です。
- Q.久留米市の受験資格（年齢）は？
- A.21〜35歳の人が受験できます（学歴不問）。
まとめ
近年の公務員試験は試験区分や日程、試験科目など様々で、情報戦です。採用スケジュールは年度によって変化しますし、受験案内も丁寧に告示してくれません。受験案内の情報収集が公務員試験の第０次試験と言っても過言ではありません。また、久留米市役所を第一志望であっても、他の自治体や国家公務員などを併願するのが就職活動においては大切です。採用試験は既に働いている自治体の職員などが一緒に働きたいと思う人を採用します。したがって、筆記試験勉強のみに注力するのではなく、受験生の人柄を存分に発揮できるよう面接試験対策も早い段階から対策を立てていく必要があります。目指す自治体などや、受験生の置かれた環境がそれぞれに異なる事から、合格に効率的な戦略や日々の学習管理など相談してもらえる環境を確保することが大切になります。また、一緒に切磋琢磨できる仲間の存在が学習のモチベーション維持に大きく左右します。特に、仕事をしながら公務員試験にチャレンジされている方はモチベーション維持できる環境や方法を入手することも合否に大きく左右されます。松戸市役所に勤務しようという熱い思いを決して絶やさず、勉強に集中していきましょう。
