鎌倉市役所で働くには？採用試験の難易度や倍率、試験日程について

このページのまとめ

鎌倉市役所では、通常の市役所が行う各種社会福祉に対する相談や町内自治会との連携業務を担うと同時に、貴重な文化財を未来に引き継ぐための文化財指定や登録等、鎌倉市ならではの多様な業務を担います。

鎌倉市役所の一般行政職の平均給料月額は30万5,369円です。これに地域手当や扶養手当、期末勤勉手当（民間でいうボーナス）等各種手当が加わったものが給与となり、国家公務員と同等の高い水準にあるといえます。

鎌倉市役所の採用試験は、一次試験でWEB試験が課されると同時に、受験申し込み時点でエントリーシートの提出が求められるため、早期からの面接対策と並行した余裕のある対策が必要になります。

目次

鎌倉市役所で働くって？

鎌倉市はこんな自治体

鎌倉市役所の仕事内容・魅力

鎌倉市役所のキャリア

鎌倉市役所の給料・年収

鎌倉市役所の採用試験について

鎌倉市採用試験の採用区分と受験資格・年齢制限

採用区分について

受験資格・年齢制限について

鎌倉市役所の採用試験の試験内容

鎌倉市役所の採用試験の日程について

鎌倉市役所採用試験の試験対策

試験勉強のコツは？

試験勉強時間の目安

併願について

よくある質問

まとめ

鎌倉市役所で働くって？

鎌倉市はこんな自治体

鎌倉市は神奈川県の南部に位置し、人口は約17.3万人です。源頼朝が幕府を開いてから約250年の間、鎌倉は東日本だけでなく、日本全国の政治や文化、特に我が国の中世武家文化の中心として栄えました。そのため多くの埋蔵文化財包蔵地や史跡・名勝等があり、鎌倉市の都市環境を形成する重要な要素となっています。海沿いでは江ノ電が走り、内陸部では閑静な住宅街があり、駅周辺では活気あふれる商店街が広がっています。それに加え、歴史的な風情ある建物が溶け込んでいる風景は様々な人を魅了します。観光地としても特に有名で、江ノ島電鉄鎌倉高校前駅の横の大ヒット漫画「スラムダンク」のオープニングで登場する有名な踏切があり、国内だけでなく、海外からもアニメファンが多く訪れる人気の撮影スポットになっています。他にも明治時代の頃から海水浴場として賑わい続けてきた由比ヶ浜海岸があります。夏はおしゃれなデザインの海の家が立ち並ぶ人気のビーチです。このように魅力を挙げればきりがない素晴らしいまちです。

鎌倉市役所の仕事内容・魅力

鎌倉市役所の職員の業務は多岐に渡ります。例えば、年金や健康保険など各種社会福祉に対する相談、手続きを行うことであったり、防災防犯への対策を含めた町内自治会との連携業務があります。これらの業務は市民に近い距離で行うことが出来ます。また、文化・環境・健康などの幅広い視点から、様々な政策に取り組んでいます。

例えば、貴重な文化財を未来に引き継ぐために、文化財指定や登録を進めることであったり、鎌倉市が所有する緑の効果的な活用とともに、市民の緑化推進活動の支援や、健康福祉、子育て、生涯学習等、市民が世代や背景を超えて地域でつながり、互いに「支え」、「支えられ」、誰もが役割と生きがいを持てる仕組みをつくる仕事もあります。このように鎌倉市役所での仕事は市民の生活を様々な面から支えることが出来る非常にやりがいのあるものであるといえるでしょう。

鎌倉市役所のキャリア

鎌倉市役所では、「目標に向かって自ら歩むことができる人」、「現状に安住しない開拓心のある人」、「労を惜しまず常に謙虚で誠実な人」、「他人事ではなく、すべてを自分事として捉えることができる人」の職員像に向かって、人材育成に力を入れていらっしゃいます。研修制度も、新採用職員研修に始まり、主事や係長など役職ごとに必要な知識・スキル習得に向けた各種研修が充実しています。また鎌倉市役所では「メンター制度」を採用しており、新採用職員一人一人に同じ職場の先輩職員が一人ずつメンターとして寄り添い、仕事の悩みや業務についての細かい質問などいつでも相談できるような体制が整っています。また、私生活も充実させつつ、キャリアも積んでいけるよう、ワークライフバランスを重要視されています。男性の育児参加や産休・育休の取得を推進しており、それに向けた職員同士の協力体制も整っています。職員一人一人の理想のキャリア実現に向けて、万全のバックアップ体制が鎌倉市役所にはあるといえるでしょう。

鎌倉市役所の給料・年収

鎌倉市役所の一般行政職の初任給は令和2年4月1日現在のデータによると19万2,300円になっています。これは神奈川県職員が18万8,800円で、国家公務員総合職が18万6,700円、一般職が18万2,200円であることから比較的高い初任給であるといえます。また、鎌倉市役所の一般行政職の平均給料月額は30万5,369円であり、これに加え、地域手当や扶養手当、期末勤勉手当（民間でいうボーナス）等各種手当が加わったものが給与となります。この数字から、鎌倉市役所の給料・年収は国家公務員と同等の高い水準にあるといえるでしょう。

鎌倉市役所の採用試験について

鎌倉市役所採用試験の採用区分と受験資格・年齢制限

試験区分について

2022年度の4月の募集では事務、建築、土木、電気等の職種で募集がされています。

受験資格・年齢制限について

事務Aの場合、受験資格は年齢制限のみで（27歳以下）、職務経験の等はありません。

鎌倉市役所の採用試験の試験内容

一次筆記試験でWEB試験が課されているのが特徴です。その分面接対策の重要性が増しています。

鎌倉市役所の採用試験の日程について

日程的には、いわゆる市役所A日程に含まれるため、県庁や政令都市の試験、および同一日程で実施されるA日程の市役所試験は併願することができません。

鎌倉市役所採用試験の試験対策

試験勉強のコツは？

鎌倉市役所では一次筆記試験でWEB試験が課されます。いわゆる公務員試験で課される教養試験や専門試験に比べ問題の内容自体の難易度は低いと言えますが、WEB試験では短時間で正確な答えを導き出すことがより求められます。ですので、少なくとも試験実施の二か月前には、教養試験や専門試験の対策に加え、WEB試験に特化した学習を組み入れていく必要があるでしょう。また、二次試験と三次試験では個別面接試験が課されます。それに加え、鎌倉市役所では申し込み時にエントリーシートの提出が求められます。このことから早期からの自己分析、面接対策が求められていると言えるでしょう。

試験勉強時間の目安

一般的な公務員試験で教養試験のみを対策する場合には300〜500時間が必要と言われています。一方、国家公務員一般職試験などのいわゆる専門試験も課される試験を併願する場合には、概ね1000〜1200時間が必要とされています。つまり、長期的な計画を立てつつ、効率的な学習が求められると言えるでしょう。

鎌倉市役所では一次筆記試験がWEB試験（知的能力の測定と適性検査）になっており、いわゆる公務員試験における教養試験や専門試験の対策に比べ、負担が少ないと言えますが、進路の可能性を広げていくためにも、幅広い科目の学習をお勧めします。学業や仕事をやりながら、筆記対策、面接対策とやらなければいけない事が多岐に渡る中で、優先順位を見誤らない事が重要です。焦らずに、周りに頼りつつ、自分の事を客観的に分析しながら合格に向けて取り組んでいきましょう。

併願について

日程的には、いわゆる地方上級、市役所A日程に含まれるため、専門試験の対策をすることによって、国家公務員総合職試験、国家公務員一般職試験、国家専門職試験、裁判所事務官試験とも併願が可能になります。また、例年5月に行われる東京都庁や特別区、7月や9月の市役所とも日程が重複していないため受験が可能です（筆記択一試験が教養試験のみ出題の自治体も含む）。さらに、国立大学法人等も可能になるため、考えられる併願先の数も充実しているといえます。鎌倉市役所は筆記択一試験がWEB試験（知的能力の測定と適性検査）のみで課されますが、併願先の可能性も考えて、専門試験の対策をしておくことをオススメします。

よくある質問 ※2023年度の鎌倉市 事務Ａ

Q.鎌倉市の試験科目は？

A.第1次試験はWEB試験が課されます。第2次試験は個人面接、及び本人確認テストで、第3次試験は個人面接です。

Q.鎌倉市の試験日程は？

A.第1次試験日は6月中旬、第2次試験日は7月中旬、第3次試験は8月中旬、最終合格発表日は8月下旬です。

Q.鎌倉市の受験資格（年齢）は？

A.30歳以下の人が受験できます。

まとめ

鎌倉市役所は、神奈川に定住しつつ、市民のために働くことができる、非常にやりがいのある仕事です。その範囲は多岐にわたります。そして、育休や産休などの制度も充実しており、継続して働くことのできる職場であるといえます。鎌倉市役所では　福祉、医療、介護、子育て、教育など、市民一人ひとりの生活に直結する課題につき変化を的確に捉え、きめ細かなサービスを提供していくための人材育成に力を入れています。誰もが安心して住み続けたいまちであるために、より進化したまちづくりを目指す、「時代を切り拓き、進化し続ける鎌倉のまち」の実現に向けて、全職員の皆さんは熱意をもって、全力で取り組んでいらっしゃいます。このようにやりがいを感じながら、幅広い業務に対応できるスキルを身に付けることが出来る鎌倉市役所のお仕事は将来の皆さんの職業の一つとしてオススメ出来るものとなっています。