1年合格ベーシックコースで一気通貫!
鈴木 渓さん
| 年齢 | 28歳 |
|---|---|
| 受験回数 | 1回 |
| 職業 | 特許事務所(特許技術者) |
| 出身校 | 東京工業大学大学院 物質理工学院材料系材料コース修士課程 修了 |
| 受講講座 | 1年合格ベーシックコース インプット+アウトプット一括 Lゼミ |
| 選択科目 | 免除あり:応用情報技術者 |
弁理士を目指した理由・きっかけ
在籍していた大学や大学院の講義で、専攻の教授の先生が特許や弁理士制度の講義をしていたことから、弁理士という資格・職業に興味を持ち始めました。
修士修了後は化学メーカーに研究職として入社しましたが、もともと実験よりもそこから得られるデータの傾向や一般化などに関心がありました。
また、そのまま狭い技術領域で研究職を続けていくよりも、様々な技術領域に法的観点から保護を図るという汎用性の高いスキルを身に着けたいという考えも持ち、特許事務所への転職を図り、あわせて知的財産管理技能検定(以下、知財検定)などの勉強にも着手しながら、LECでの弁理士試験の勉強を始めることといたしました。
LECを選んだ理由
前述の大学の教授の先生から、宮口先生の講義を受けて、教講義務と並行しながら弁理士試験に一発合格を果たしたと聞いたことから、自分もぜひ宮口先生に教わって、仕事をしながら一発合格したいと思いました。
そして、Webで宮口先生の体験講義を視聴したり、11月ごろからのガイダンスに出席したり、RYUKA国際特許事務所の宮口先生の動画を見たりしながら、宮口先生の講義スタイルが非常に頭に入りやすいと感じ、通年コースでの受講をしたいと思いました。
LECで受講した初学者向けコースとその担当講師について
1年合格ベーシックコースを通学で受講いたしました。
通学の良いところとして、先生にじかに質問できたことや、受講生同士でも活発に議論したりできたことが挙げられます。
また、講義内容としても、入門ながら「この制度はこういう趣旨に基づいている」などの、後の短答や論文を意識した掘り下げが随所にされていることから、知財検定からのギャップにも戸惑うことなく進めることができました。
宮口先生の特徴としては、一つに蛍光ペンを用いた視覚的な情報整理があり、もう一つにゴロを用いたコンパクトな記憶術があります。
そのどちらも、講義内容を刺激的に取り込むといった点で非常に効果的であったと感じ、「眠くならない」というキャッチコピー通りであったと感じます。
また、講義後の質問にも非常に丁寧に対応いただいたと感じます。
LECで受講した学習経験者向けコース・講座とその担当講師について
論文試験後、不合格だった場合に備えてLゼミSpecialを受講いたしました。
そのなかでは、論文試験の過去問を用いて答案構成や項目挙げなどを受講することができ、「理想と現実」から時間が経ったなかで再び論文対策の機会が得られることはありがたかったです。
また、残り30分程度の時間には口述対策としての時間に充てられていたため、論文試験合格後の対策にもなっていたのはありがたかったです。
特に、上記論文の過去問で出題されたテーマが、その後受験した口述試験の出題テーマと同様でしたので、期せずしてLゼミの論文の過去問で検討した要件が、口述試験での回答につながることとなり、大変助かった覚えがあります。
1年ベーシックコースと同じく宮口先生のLゼミを受講していましたので、論文答案の採点基準が一貫しており、自分の実力がどの程度維持されているかが分かりやすかったのは良い点でした。
また、口述試験や論文試験過去問、「理想と現実」での疑問点も、Lゼミの教室の場で質問することができたのは、この講座を受講したからこその利益だと感じます。
なお、Lゼミは前期分の宮口先生担当分を受講後に、論文試験合格が判明したため、後期分の安西先生担当分は受講しておりません。
LECで受講した答練・模試について
論文公開模試/論文直前答練/論文合格答練/短答公開模試/短答プレ模試/短答実戦答練
短答実戦答練等は、実際の試験と同様の分量で問題を解いていくものでしたので、実際の時間の使い方や問題の解き進め方を検討しながら取り組むことができたと感じられます。
論文公開模試も同様に、一日かけて本試験と同様のスケジュールで各科目の試験を受けていくものでしたので、各試験時間内にどのような時間配分で論文試験に取り組んでいくかを検討しながら受けることができた良い機会であったと感じます。
論文直前答練は平日夜に、受講日ごとに答練と講義を受けるものであり、答案を作成したその日のうちに先生からの解説が聞けたり、不明点を聞くことができた点で、直前期の中の演習・復習を速いペースで回すことができたと感じます。
LECで受講したスポット講座について
宮口聡の理想と現実答案
宮口聡の論文ヤマゴロ講座
宮口聡の短答ゴロテクコンプリート
宮口聡の短答サルベージゼミ
「短答ゴロテク」では、初見時に漏れなく覚えきらなければならない項目の多い暗記事項を、ゴロで楽しくカバーすることができるという点で非常に楽しく取り組むことができました。
「論文ヤマゴロ」では、論文試験の答案の型を身に着けるというもので、出願系や侵害系などに応じてどのような構成を取るべきかを、汎用性高く習得することができたものであると感じます。
「理想と現実」では、実際の過去問に対して、宮口先生の「理想答案」と「現実答案」双方から、問題文に対してどこまでは最低限答えなければならないかをより明確に、そして実際の問題を用いているため実践的に学ぶことができたと感じます。
「理想と現実」単体では、「なぜこの事例にはこのような解答の型を用いるのか」といった説明はなく、型の構成はわかっていること前提で講義が進んでいたように感じるので、個人的には「論文ヤマゴロ」を受講したうえで「理想と現実」を取ると、シームレスに実践的な論文力が身につくのではないかと感じます。
LECの教材や学習システムについて
欠席Webフォロー制度により、最短で2日後には講義動画を視聴できたというのがありがたかったです。
1週間分ほど、コロナウイルスに感染して講義を欠席しなければならないことがありましたが、安心してWebで講義を視聴することができ、大きく遅れずに講義内容をカバーすることができたと感じます。
短答式試験対策でやって良かったこと
担当講師の宮口先生の板書や、チューターの安西先生の発言のように、一行法文集を自作しました。これにより、条文に記載された要件がどのようなものであるかや、そこが少し違うとどのような事態が起こりうるかを考え、なぜそのような規定振りになっているかを掘り下げて考えるきっかけが持てたと感じます。
また、本講義開始前に先取り受講制度により入門講座を多く見ていたため、短答ゴロテクを1年早く受講しました。そのなかで、図解された項目(PCT出願のフロー図など)を、自分の分かりやすいように作り変えたり、答練などで出てきた項目を書き足したりしました。
いずれにしても、今まで触れてきた事項を、自分なりに理解し、分解し、再構築するといったプロセスをたどってきたからこそ、細かい知識が問われるようなものにも、条文の背景や趣旨などから推測が立てられるような考えを張り巡らせる土台を築けたものと感じます。
論文式試験対策でやって良かったこと
「理想と現実」の現実答案をひたすら写経しました。
写経の効果として、一つに、テキスト上に記載された答案の分量が実際の答案用紙上ではどの程度の記載量となり、所要時間どの程度となるかが大まかにつかめたと感じます。
また、二つ目に、自力で答案構成してもできなかった項目を自らの手で書き起こすことで、どのような項目を最低限上げきれなければいけないかを集中してインプットすることができたことがあったと感じます。
そして三つ目に、実際に取り組んできた量が答案用紙という形で積み重なりますので、成果が目に見える形で存在するという意味で達成感やモチベーションが続いたということも考えられます。
口述試験対策でやって良かったこと
口述の直前道場や模試、当日ウォーミングアップゼミを利用して、最後まで、インプットしてきた事項の確認およびアウトプットの練習を行いました。
もっとも、宮口先生のクラスでは入門講座や短答・論文講座でも、根拠条文やその趣旨(青本の記載)、裁判例やそのキーワードを、受講生を指名して答えるようされていたので、インプットおよび口述回答の機会には恵まれており、特段の対策はしなくとも知識および場数は自然と蓄積していたものと感じます。
学習時間を捻出するために工夫したこと
最も時間を取らなければならない、かつ取りにくい、と考えていたのが論文対策でしたので、仕事の昼休みの時間をずっと「理想と現実」の答案の写経に充てていました。
その他、通勤・通学時間にはひたすら短答試験の問題をひたすら解き、一問でも多く未回答の問題を減らすことを心掛けました。
また、何も手元に教材が無い場合には、特許法等を1条からどのような規定があったかをその場で思い浮かべるなどして、どのような空き時間であったとしても知識の定着の程度を振り返っていました。
通学、または通信での受講を選択して良かった点や反省点
私は通学で受講いたしました。この良かった点としては、宮口先生に休み時間や講義後にすぐに疑問点を質問して解消することができたことが挙げられます。実際に対面で講義を受けることで、臨場感ある空気の中でよりリアルに受講でき、講義に集中できたのではないかと感じます。
また、同じ教室に出席する受講生同士で質問したり講義内容を検討したりすることで、お互いの知見を深め合うことができたことも思い出されます。そして何より、通学のベーシックコースやサルベージゼミで顔なじみとなり、口述道場近くまで同じく出席してきた受講生と、最後まで励まし合うことができたことも挙げられます。このような対面での交流も、通学受講を選択したからこそできたという点では、通学での良かったことであると感じます。
今、合格して思うこと
論文試験後は、自分自身十分な答案ではなかったと思っていたので、合格していたと知ったときは率直に驚き、嬉しく思いました。何より、今年初めて受験したことも踏まえると、一発でここまで来れたのは嬉しかったです。これに対し、口述試験後に合格を知ったときは、これで一区切りついたと実感し、ホッとしました。
とはいえ、私自身は特許事務所に勤める身でありますので、弁理士試験合格はゴールではなく、むしろこれからがスタートであると考えております。
そのため、まずは国内の実務をしっかりこなせる弁理士になりたいと考えております。明細書や意見書の具体的な作成は弁理士試験ではそこまで扱われない内容でしたので、そこを深めていき、クライアントの満足のいく成果を提供していきたいと考えております。
そして、今後は国内だけでなく外国の特許法や特許実務にも詳しくなりたいと考えております。弁理士試験自体は日本国の特許法からの出題が主ですが、実務上は日本だけでなく外国への出願も多々あります。そのようななかで、クライアントから外国での特許取得を依頼されても円滑に対応できるよう知見をつけていきたいと思います。



