知的財産に関するニーズはあらゆる業界において高まっており、その中核を担っているのが弁理士です。最近では「特許」「商標」といった知的財産にまつわるワードをニュースで目にする機会が増えています。
実際に弁理士試験の難易度やどのような方が目指しているのでしょうか?ここ数年の合格者データから探ってみましょう!
※本データは特許庁発表の弁理士試験統計データに基づいています。
受験者数と合格者数の推移
- 令和7年度弁理士試験
- 受験者数 3,183人
- 合格者数 205人
- 合格率 6.4%
受験者数は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で4か月の延期となった令和2年度弁理士試験の受験者数2,947人と比較するとやや持ち直したようにも見えますが、令和元年度の受験者数が3,488人であったことを考えると、依然として減少傾向にあると言えます。また、合格者数と合格率の推移を見ますと、微増を続けていたものが、令和3年度に減少に転じて以来200人前後という数字が続いています。
合格者数が少ないということは、合格後にライバルが少ないということを意味します。ので、弁理士試験はより目指す価値の高い試験になってきていると言うことができるでしょう。
各試験形式の合格率
弁理士試験では「短答式試験」「論文式試験」「口述式試験」の3段階で実施されます。それぞれの試験に合格した方だけが次の試験に進むことができます。
- 短答式試験
- 令和7年度の短答式試験は、短答受験者数2,775人中355人が合格となり、合格率は12.8%となりました。令和2年度から6年間の合格率を見てみると、多少の波はあるものの、10%付近で推移している印象があります。
- 正答率と難易度分析から探る 短答式試験攻略法!
- 論文式試験
- 令和7年度の論文式試験の合格者数は205人、合格率は28.0%でした。過去6年の合格率はいずれも20%台で推移しており、比較的安定した合格率となっています。
- 口述試験
- 令和7年度の最終合格者数は205人、口述合格率は91.3%でした。令和4年度の口述合格率96.4%から若干減少気味ですが、引き続き90%台の高い合格率が続いています。
職業別合格者の割合
近年、合格者の社会人割合が多い傾向にあります。令和7年度は弁理士試験合格者のうち社会人割合が88.5%でした。
- Point! 左の職業別合格者の割合からも明らかなように、学習時間をとりやすい学生等よりも、働きながら勉強して受験をされている方の合格率が高いのは、学習の効果や試験の合否が、就業の有無よりも「学習時間をいかに効率的に使うかにかかっている」ということです。社会人でも勿論合格が可能です。



