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2021年度合格
武藤 真梨奈さんの合格体験記

合格者
一発合格

「試験に合格すること」を意識して勉強しました

武藤 真梨奈さん

年齢 28歳
受験回数 1回
職業 会社員
出身校 横浜国立大学大学院 環境情報学府 環境生命学専攻
受講講座 スマート攻略コース

弁理士を目指した理由・きっかけ

「知財業界にキャリアチェンジしたかったこと」が一番の理由です。新卒入社時に開発部門に配属されましたが、サンプル作成などの実験作業が好きになれず、開発職以外の仕事がしたいと考えました。技術文献を読んだり、プレゼン資料を作ったりすることは好きだったこともあり、技術系のデスクワークである知的財産職に興味を持ちました。先ずは、開発部門に所属していたときに、知的財産管理技能検定2級を取得しました。その後、本格的に知財業界に足を踏み入れることを考えたときに、弁理士資格はあった方が良いだろうと思い、弁理士を目指しました。

LECを選んだ理由

出来るだけ早期に弁理士資格を取得したいと考えていたため、独学ではなく、予備校の講座を活用して効率的に勉強するのが良いと考えました。LECを選んだ理由としては、「初回受験合格者の5人4人がLEC出身」という実績があり、弁理士試験に対する指導ノウハウが蓄積されているだろうと考えたためです。

主に受講したコースや講座の名称と受講した感想

「スマート攻略コース」とオプション講座である「論文ユニット構築講座」「論文スキルアップ講座」を受講しました。居住地の関係から通学での受講は難しかったため、通信Web専用コースであるスマート攻略コースを選びました。

馬場先生の講義では、過去問の頻出論点を中心に強弱をつけて進めて頂いていたため、効率的に勉強を進められたと考えています。特に、審判やPCT等の条文が多くややこしい制度については、フロー図を用いて全体的な流れを説明頂き、分かりやすかったです。

通信Web専用コースということもあり、通信生が学習しやすいようにご配慮頂いていた点も良かったです。具体的には、Xで質問を受けて下さったり、学習コンパス講座でアンケートを実施下さったりしていました。

利用して良かったLECのテキスト・過去問集等の名称と具体的な感想

馬場先生のオリジナルテキストである「これ問 論文編」です。このテキストは、弁理士試験勉強の中で最も使用したテキストです。過去問で登場した論点をまとめてあり、論点ごとに答案記載例が記載されています。論点が重要度に応じてA〜Cに割り当てられ、また、答案記載例は重要なキーワードが分かるようになっています。その為、先ずは重要な点から覚えていき、徐々にその他の箇所も覚えていくという学習方法で進めていくことが出来た点が良かったです。また、論文試験当日にこれ問を確認していたのですが、ちょうど確認した論点が本試験で出題されました。

受講した答練や模試の名称と受講した感想

口述模試は通学で受験しました。他の予備校の口述模試や会派の練習会にも参加したのですが、LECの口述模擬試験が最も本番に近い形式で実施されていたと思います。また、口述模試ではパネル問題からの出題があり、受講者特典である「口述試験想定問答集」にもパネル問題が多く掲載されていました。本試験でもパネル問題が出題されたため、近年の出題傾向がよく反映されている模試であると思います。

口述模試の際に、「法文集はもっと早い段階で確認しても良い」ということをアドバイスされました。このアドバイスのおかげで、本試験では分からないときはなるべく早いタイミングで法文集を確認し、テンポ良く回答することを心がけ、総括質問(時間が余った場合に行われる合否とは関係ない質問)まで辿り着くことが出来ました。

短答式試験対策で気をつけたこと

基本的には馬場先生よりスマート攻略コースでご指導頂いた通りに進めました。四法(特実意商)は、入門講座の時期 (2020年2月)から四法対照法文集への落とし込みを行っており、2020年8月頃には全ての落とし込みが完了しました。落とし込みとは、過去問の論点を四法対照法文集に書き込んでいく勉強方法です。落とし込みを進めることで、過去問で何回も出ている論点、逆に過去問であまり出ていない条文などが明確になりました。四法の過去問を解き始めたのは2020年12月からです。四法の過去問を解くときには、自分の回答に対して根拠をしっかり説明できるレベルまで目指して勉強していました。

下三法(条著不)は、短答試験の4ヶ月前(2021年3月)より勉強を始めました。下三法は細かい点まで理解するのは現実的ではないと思ったため、過去問の問題が解けるようになるレベルを目指して勉強しました。

2021年5月からは過去問直近10年分を年度別に解くようにしていました。過去問直近10年分については、どの年度も合格点は必ず取れるというレベルで本試験に臨みました。

論文式試験対策で気をつけたこと

2020年4月頃から短答試験の勉強に注力し始めた時期(2021年3月)までは、短答と論文を並行して勉強していました。この期間の勉強方法としては、これ問と過去問を使って勉強していました。

これ問の1周目は全文書きをしました。1周目の段階ではよく分からない内容も多かったのですが、分からない点はあまり気にせずにとにかく書き写してみるということを意識しました。その後は、重要度の高い論点から、とにかく繰り返し勉強することを意識しました。2021年3月までには、これ問を3〜5周程度は繰り返し学習していました。過去問は、平成14年〜令和元年までの過去問の答案例に対して、問題文の言葉、条文の言葉、重要なキーワードなどを、マーカーで色づけするマッチングという勉強をしていました。また、過去問の答案構成も1〜2周行っていました。

論文直前期の勉強方法としては、過去問の答案構成を行うことを中心に勉強していました。制限時間内に答案を書き終えるという勉強については、答練や模試を活用しました。

反省点としては、短答試験で合格点を取ってしまったことで気が抜けてしまい、短答試験後から論文試験までの間はあまり勉強時間が取れなかったことです。論文直前期にあまり勉強できなかったにも関わらず論文試験を突破できた理由としては、短答試験の勉強に注力し始めた時期までに論文対策も比較的しっかり行っていたからだと考えています。

口述試験対策で気をつけたこと

口述アドヴァンステキストと青本を使用して勉強していました。口述の勉強は、本を読んだり、頭で考えたりするだけでなく、声に出して勉強するということを心がけました。また、アウトプットの練習として、予備校の模試や会派の練習会に参加しました。口述試験本番は独特の雰囲気があるため、雰囲気にのまれないためにも予備校の模試や会派の練習会に一度は参加することをお薦めします。なお、論文試験に合格している自信があったわけではありませんが、論文試験の結果発表があるまでは論文に合格しているという気持ちで過ごした方が精神的に良いと思ったので、論文試験後から論文結果発表までは口述試験用の勉強をして過ごしていました。

通学、または通信での受講のメリットとデメリット

通信で受講しました。メリットは、自分の好きな時間に受講出来る点だと思います。講義を受講している間に集中力が途切れてしまったときは中断することも出来るため、自分の集中力が高い時間に受講を進めることが出来ました。倍速で視聴することにより、勉強時間を短縮できる点も良かったです。デメリットは、受験仲間がいない状況で勉強を続けていくことになるため、自分のレベル感が分かりづらい点だと思います。また、口頭での質問が出来ない点も挙げられると思います。

受講したゼミや道場、単発講座の名称と受講した感想

「論文過去問分析講座」を、短答試験の翌日に申し込みました。この講座は、【縦断分類編】と【再現答案分析編】2編に分かれて構成されています。

【縦断分類編】は過去問を小問ごとに小分けにして解説されている講座であり、論文直前期に重要な論点が整理できて良かったです。【再現答案分析編】は、再現答案について解説されている講座です。点数が取れる書き方や書いてしまうと心証が悪くなってしまうこと等、本番で気をつけるべきことが分かりました。また、再現答案の中には合格点に届いているけれども間違った記載がある答案もあったため、完璧な記載が出来なくても合格点には到達することが分かりました。論文試験を受験するにあたり安心感を得ることが出来たので、論文直前期に視聴して良かった講座だと思います。

仕事や学業、家庭と勉強の両立のコツ・時間活用術など

私は一人暮らしですし、仕事も忙しくなかったため、勉強時間の確保という面からはあまり苦労しませんでした。勉強時間を確保しやすい状況だったため、勉強するときはしっかりと集中する、勉強に集中できないときはダラダラ勉強せずに休憩するという、メリハリをつけて勉強をすることを心がけていました。

時間活用術としては、家事や単純作業をしながら講義音声を繰り返し聴いていました。ノイズキャンセリング付のワイヤレスイヤフォンをつけることで、掃除機かけ等の音が大きな作業をしていても講義音声をしっかり聴くことが出来るのでお薦めします。

今、合格して思うこと

一発合格出来るとは思っていなかったため、最終合格を確認したときは素直に嬉しかったです。一方、弁理士試験勉強中に知財部に異動となったのですが、知財実務能力としてはまだまだという状況です。弁理士試験の勉強に注力するために後回しにしていたことがたくさんあるため、先ずは実務能力の向上に努めたいと考えています。

これから弁理士を目指す方へのメッセージ

私は、「試験に合格すること」を意識して勉強することを心がけていました。具体的には、弁理士試験の勉強は「知的財産の知識を深める」ことよりも、「弁理士試験で合格点を取る」ことを第一に勉強していました。1年でも早いタイミングで弁理士試験に合格し、「知的財産の知識を深める」という勉強は合格した後に頑張ろうというスタンスでした。

長年の実績があるLECの指導に従うことで、弁理士試験で合格点を取るための効率的な勉強を進めることが出来ると思います。頑張ってください。

自由執筆欄

短答公開模試と論文公開模試はLEC静岡本校で会場受験しました。受験者が私1人しかいなかったのですが、会場受験で実施頂いたことを感謝しております。静岡本校のスタッフの皆様、ありがとうございました。

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