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2021年度合格
森 春輝さんの合格体験記

合格者
最年少合格

LECに助けられた受験体験

森 春輝さん

年齢 21歳(出願時20歳)
受験回数 3回
職業 学生
出身校 同志社大学 理工学部 機械システム工学科 在学中
受講講座 1年合格ベーシックコース インプット+アウトプット一括

弁理士を目指した理由・きっかけ

私が弁理士を目指したのは、技術に一層の経済的価値を付与する知的財産権に興味を持ち、これに関わる仕事をしたいと考えたからです。高校2年生の時に担当教員から資格の存在を教えてもらい、3年生からLECに通い資格取得を目指すことになりました。

LECを選んだ理由

LECを選んだのは、弁理士試験の予備校として通学講座が充実していたからです。春からスタートのコースと秋からスタートのコースのどちらかを選ぶことができ、また選択科目(民法、応用情報)の対策講座もあり、安心感をもって選ぶことができました。

主に受講したコースや講座の名称と受講した感想

受講したのは1年合格ベーシックコースです。ベーシックコースは土曜日に8時間程度受講する通学コースでした。コースの利点については、週に1回、講師と顔を突き合わせて勉強することで、インプット偏重の勉強を避けることができる点だと思います。特に私が師事した渡辺先生(京都駅前本校)は講師と受講生の双方向性を重視していたので、講義で受講生とよく問答していました。問答は受講生の間で好評でしたし、私も制度や条文の趣旨について問答を重ねる中で、制度の概要をつかみ、理解を深めていったように思います。また講義では、口述試験の過去問を用いてのアウトプットを行っていました。この口述練習を通じて、口述試験のみならず短答式試験、論文式試験に通底する体系的知識を身につけることができました。

利用して良かったLECのテキスト・過去問集等の名称と具体的な感想

私が利用したLECのテキストのうち特に有用だと感じたテキストは、「年度別論文過去問」です。利点は講師の先生が作成した参考答案が載っている点です。先生によっては答案の完成度よりも再現性を重視した合格ライン答案を掲載してくださっています。論文合格者は200人いますので上位層と一般層の答案は別物です。従って上位層になるであろう優秀答案(模試で公開されます)ではなく、まずは合格ライン答案を参考にするべきだと思います。

受講した答練や模試の名称と受講した感想

コースに含まれていた短答実戦答練、短答公開模試、論文合格答練、論文直前答練、論文公開模試はすべて受けました。答練は基礎的な問題が多く基礎を固めるのに向いていました。公開模試は短答論文ともに先進的な問題が多く出題されるので、対応力を磨くことができると思います。令和3年から短答式試験では過去問にない論点を問う出題が目立つようになっています。そのため、知識の深さを鍛えることができる公開模試の有用性が増しているのではないでしょうか。

短答式試験対策で気をつけたこと

短答式試験では知識以外での失点を減らすことに注力しました。短答での失点は、知識不足に起因する失点とこれ以外に大別されると思います。知識以外とは、問題文の読み飛ばし、読み違いなどです。これらをケアレスミスとして軽んじると、とるべき点数をポロポロと落とし、痛い目を見ることになります。というのは、短答の問題文は誤読を誘うように作られているので、漫然と読んでいるだけでは必ず読み違えるからです。私は受験1年目に数点足らずで辛酸を舐めたので、2年目では特に注意してミスを減らしました。

具体的な対策として、いわゆるスラッシュリーディングを活用し、また、よく読み飛ばす字句や要件をピックアウトして自分のミスの傾向を確認するよう努めていました。過去問集に取り組むときは10問11分の速度(本試験と同じ速度)で60問ほど解き、その後まとめて添削し、ミスを探すようにしていました。

論文式試験対策で気をつけたこと

論文式試験で気をつけたのは、(1)時間短縮、(2)典型論点の暗記、(3)事実評価の3点です。(1)については、特許法科目での途中答案を避けるべく、1題45分で書き上げることを心がけていました。45分で回答するために答案構成を省いて最初から答案を作成していました。(2)については、試験で出題されるのは補正分割などの典型論点と現場思考が必要な非典型論点に大別されます。(1)時間短縮にも通じますが、典型論点でいちいち思考していると時間が足りなくなります。非典型論点を深く検討するため、典型論点については接続詞や論理展開も含めて反射的に回答できるようにしておくと良いと思います。(3)については、問題文の文言をそのまま要件の当てはめに使うのではなく、事実と当てはめの間に評価を挟むと、他受験者の答案と差別化できると思います。

選択科目は応用情報技術者試験に合格することで免除されました。

口述試験対策で気をつけたこと

口述試験では、質問に対して不足気味に答えることに気をつけていました。必要十分に答えようとすれば冗長になるのが世の常ですので、少し足りないかもと思うくらいの回答で良いです。本試験では回答に不足があれば何が不足しているかも含めて指摘されますので、指摘を受けてから補足していました。不足気味の回答とは、例えば、商標とは何か、と問われたときに、商品商標についてのみ答え、役務商標については無視をする回答です。その後の問題で役務に触れる場合は補足が求められますが、触れない場合はパスされるので時間的にお得です。

通学、または通信での受講のメリットとデメリット

前述の通り、私は1年合格ベーシックコースを通学で受講していました。通学の最大のメリットは受験仲間ができることだと思います。最短でも1年間勉強することになりますから、苦労を共有できる仲間は持った方が吉です。デメリットはカリキュラムに従って勉強することになり、より素早く学習を進められない点です。しかし1年合格ベーシックコースのカリキュラムは相当詰め込まれているので、このデメリットはあまり大きくないと思います。

仕事や学業、家庭と勉強の両立のコツ・時間活用術など

生活空間と勉強場所はできる限り分けていました。勉強を始めるまでの手順をフローに落とし込むことが学業との両立のコツです。私は自宅近くのカフェで勉強することが多かったのですが、covid-19が流行してからは自宅の仕事部屋で勉強していました。最近はコワーキングスペースが備え付けられたマンションなどもあるので、思い切って引っ越すのも一つの手かと思います。家庭との両立について、学生の私から言えることは少ないですが、私は試験について説明し周囲の理解を得ることを第一にしていました。

今、合格して思うこと

合格してほっとするとともに、スタートラインに立ったような感覚でいます。受験を振り返り、回り道をしたと思うこともありますが、回り道の途中で得た受験仲間や思考力こそ何よりの財産とも思います。これからについて、まずは社会人として大成するとともに、弁理士として、知財の側面から国内企業の競争力強化に尽力し我が国の発展に貢献したいです。

これから弁理士を目指す方へのメッセージ

私のように受験が長引く人もいれば、一発合格される人もいますので、受験期間は予測することができません。それでも勉強を続ければ必ず合格できる試験だと確信していますので、弁理士資格に魅力を感じる人はぜひチャレンジしてください。そのうえでLECなどの予備校は短期合格の一助になると思います。必要に応じて利用されてはいかがでしょうか。

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