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2020年度合格
日置 麻実さんの合格体験記

合格者
一発合格

知財知識なし専業主婦の一発合格への道

日置 麻実さん

年齢 32歳
受験回数 1回
職業 専業主婦
出身校 明治大学 理工学部 物理学科
受講講座 1年合格ベーシックコース インプット+アウトプット一括
その他学習経験者向け講座

弁理士を目指した理由・きっかけ

第一子妊娠中に、時間ができたので、せっかくだから何か資格を取ろうと、行政書士試験勉強をはじめ、行政書士の資格を取得しました。その後、ダブルライセンス取得のため、理系と法律知識を活かすことができ、さらに難易度が高いとされている弁理士を目指すこととしました。

LECを選んだ理由

子供が生まれたばかりであったため、通信講座も検討しましたが、LECの宮口先生のクラスでは“一発合格者”を多く輩出していると知り、家族の協力を得て、宮口先生の通学クラスを受講することにしました。宮口クラスは受講地が新宿ですので、自宅から電車で乗り換えなく通うことができ、新宿駅の地下を通れば雨にも濡れずに通学が可能なため、通いやすさも決め手の一つでした。また、行政書士の試験勉強でLECの過去問題集を使用しており、非常に使いやすかったので、LECに対しての好感度も高かったです。

主に受講したコースや講座の名称と受講した感想

私は、行政書士試験の勉強を予備校を利用せず独学で行いましたが、勉強のカリキュラムもスケジューリングも自分で組み立てていました。そのため、勉強法の情報収集に時間がかかり、独学はとても非効率だなと感じていました。

弁理士試験では、論文試験もあるため、短期合格のためには独学は厳しいと判断し、LECでの受講を決断しました。入門講座から論文基礎力完成講座、短答基礎力完成講座、答練・模試等、合格までの必要な講座がひとまとまりになっている1年合格ベーシックコースは、必要な時期に必要な講座がスケジューリングされていて、勉強方法の情報収集にあたる時間が大幅に削減されたので、予備校を利用してよかったと思わせてくれました。また、LECでは多くの合格者を輩出していますので、このカリキュラムをきちんとこなせば合格できる、という安心感のもとで勉強することができた点も良かったです。
具体的には、宮口先生の「1年合格ベーシックコース」を2月中旬に申し込み、講義が開始される4月までは「先取りWeb受講制度」を利用して前年の入門講座をWebで視聴しました。私は知財関係の仕事をしているわけではないので、特許等の知識は全くありませんでした。先取りWeb受講制度によって、開講前に予習ができたことは、4月からの講義を理解するのに大いに役立ちました。

また、私は昔から教科書をビジュアル的に覚えて勉強する派でしたので、宮口先生の七色の蛍光ペンを駆使した勉強方法は私にぴったりでした。講義後のテキストはとてもカラフルで、記憶に残りやすかったです。加えて、宮口先生の元気な講義は、私を眠気から遠ざけてくれるとともに、勉強が思うように進まないときでもポジティブな気持ちにしてくださいました。
宮口先生は、語呂合わせの名人なので、講義の合間に思わず笑ってしまうような語呂合わせを織り交ぜてくださいます。変な語呂合わせだなぁと思っていても、それがなんだか頭にこびりついて、口述試験の勉強まで役立ちました。

利用して良かったLECのテキスト・過去問集等の名称と具体的な感想

【入門テキスト】
短答試験の過去問を解いていて、解説を見てもピンとこない時は、最終的に入門テキストをみると解決することが何度もありました。特に入門講座中の宮口先生のコメントメモや板書の書き込みは、重要事項であったり、つまずきやすい事項であることが多く、幾度も助けられました。また、苦手意識のあるトピックは、入門テキストに立ち返って再度復習しました。

【短答アドヴァンステキスト】
過去問、判例、青本趣旨、審査基準等の頻出事項は、だいたいこのテキストに載っているので、調べ物はまず第一にこのテキストを参照しました。過去問も、短答REVOLUTION(以下、短レボ)で取り扱われていない貴重な古い年度の問題も載っており、その過去問は、短レボ付録の“短答Spread Sheet”に掲載ページをメモし、短レボと併用して勉強しました。

【短答基礎力完成講座の宮レジ→宮レジミニマムスタンダード】
短答基礎力完成講座の宮レジは、重要項目が条文ごとに簡潔にまとめられており、私の勉強に不可欠なテキストでした。受講が始まって間も無く、入門講座後に、受講生に向けて安西先生から勉強方法のご指導あったのですが、その際、何かに情報を一元化するように教えられました。私は、法文集、四法対照整理ノート、Excel等、いろいろ迷走し試しましたが、短答基礎力完成講座の宮レジが私にとっては一番使いやすく、これをメインにしました。(今思えば、法文集、四法対照整理ノート、宮レジ等を並行して一元化ツールにしていた時は、非常に面倒でしたが、同じことを繰り返し書くことになるので知識の定着に役立ったと思います。)最終的には後述の宮レジミニマムスタンダードに全てをまとめました。

受講した答練や模試の名称と受講した感想

答練や模試は、1年合格ベーシックコースに組み込まれているものは全て受講しました。短答基礎力完成講座と論文基礎力完成講座の答練が重なる時期は、勉強が追いつかず、今思えば一番忙しい時期でした。何度も挫けそうになりましたが、なんとか食らいつこうと必死に勉強しました。

論文基礎力完成講座の答練の添削は、通学生だけですが宮口先生が直々にしてくださるので、宮口先生のゴールドWeb講座である「論文ヤマゴロ講座」で学んだ方法で高得点が取れましたが、論文合格答練、論文直前答練、論文公開模試は、添削者によっては厳しい方もいるので、思うような結果が得られず自信がなくなることもありました。しかし、宮口先生の「短く書いて合格する」流派を信じて最後まで続けました。論文は先生によって書き方がそれぞれですので、一人この先生の書き方にならうと決めたら、ブレずに信じることが大切だと実感しました。答練、模試は結果はなるべく気にせず、自分の苦手な箇所が見つかってラッキーと思うように心がけました。

短答式試験対策で気をつけたこと

私は行政書士試験の勉強を通じて、過去問を実際に解くことで理解が深まり、知識が定着することを学びました。なので、今回は、サーッとテキストで知識をインプットしたら、あまり自信がなくても早い段階で過去問によってアウトプットをすることを心がけました。知識が、問題を解くための道具であるとすれば、道具の扱いは、実際に使ってみないとうまくならないのです。
具体的な勉強の手順としては、講義を受けた後、その講義の範囲の「短答アドヴァンステキスト」の問題を解きます。しかし、短答アドヴァンステキストに掲載されている問題だけでは不十分なので、その後、短レボを用いてさらに過去問を解きます。ここで問題ごとに、A(条文まで答えられる)B+(○×はすぐわかる)B−(悩んだ末に正解した)C(不正解)D(難しくて手も足も出ない)というようにランク付けし、問題の横にメモをしておきます。1周目2周目は時間もかかるし、B−やCばかりで心が折れそうになりますが、ここが踏ん張りどころで、これを超えると3周目以降は、理解も深まり、少しづつ解くのが楽しくなります。3周目はB−やC、Dランクを中心に解き、できない問題が少なくなってきたら、できないところに付箋を貼って、付箋をなくすことを目標にできるまで何周も解きます。

直前期には、もう一度ランクに関係なく全問解きました。ここではAランクを増やすように条文も答えることを意識しました。さらに、短レボの解答には、論文でも使える趣旨や判例も載っているので、それも覚えるようにしました。

短答試験後は、論文試験まで時間がありませんので、いかに短答試験の勉強をしながら論文の勉強につなげるかがポイントだと思います。併せて、過去問を解きながら、知識を短答基礎力完成講座の宮レジにメモしていきました。迷ったらこの宮レジを見ればわかるように、情報を一元化しました。宮レジは法文集よりも余白が多いため、書き込みがしやすいです。また、条文ごとに重要ポイントがシンプルにまとまっていることも、勉強のしやすさにつながりました。1月からは知識の最終確認、最新の法改正に対する対策として宮口先生の「短答サルベージゼミ」を受講しました。

論文式試験対策で気をつけたこと

論文対策は、5月に宮口先生のゴールドWeb講座「論文ヤマゴロ講座」からスタートしました。ベーシックコースの「論文基礎力完成講座」も始まる前で、論文の知識はゼロでした。正直、当時の私のレベルにはあっていませんでしたが、この講座でまず論文の“型”を身につけることができたのが、一発合格できた理由の一つだと思います。本テキストは、論文試験直前までお世話になりました。本当に受講してよかったです。

8月からは、過去問対策として宮口先生のゴールドWeb講座である「『理想と現実』答案 論文過去問」を受講し、現実答案の写経を年内に平成17年から令和元年まで一周しました。1月半ばまでには、平成10年から平成16年の答案の写経をしました。本講座のいいところは、現実答案と理想答案が掲載されており、現実答案はとても簡潔で真似がしやすいこと、実力がついてきたら理想答案を参考に、解答をレベルアップさせていけるところ、そして、掲載する過去問の年数が圧倒的に多いところです。2月からは、短答試験の勉強がメインとなりましたが、ほぼ毎日過去問の答案構成をしていました。少しずつでも継続することが自信につながりました。
短答試験後は、主に平成15年から令和元年の過去問の全文書きを時間を測って行いました。答練を通して、時間内に書く力と、簡潔に書く力がないと痛感していたので、スピード感、ボリューム感を体に覚えさせるため一日3通(特実Ⅰ、Ⅱを毎日、及び意匠または商標)書きました。 直前期には、宮口先生の「青本趣旨対策講座」、「論文最後の悪あがき道場」と「論文サルベージファイナル」を受講しました。
「論文最後の悪あがき道場」は、頻出テーマ、出題されそうなテーマを扱い、超簡潔な解答が載せられています。総まとめにぴったりの講座で、試験会場でも本テキストで最終確認をしていました。

「論文サルベージファイナル」の専用テキストには問題が60問あるので、答案構成を2周し、過去問では出題されていないテーマまで網羅的に学べました。しかし、本講座の最大の魅力は、論文試験の1週間前から4日間かけて行われる答練です。午前と午後に1科目ずつ答練を受け、午前中の分はお昼休みの間に宮口先生の秘技高速添削によって添削されます。順位も発表されるため、胃が痛くなるような緊張感のもとで最後の仕上げを行うことができます。この4日間は、体力的にも精神的にも辛かったですが、この講座なくして、論文試験の合格はなかったと思います。

口述試験対策で気をつけたこと

口述試験は、条文を参照しながら解答できるようになったため、従来のような条文暗唱型の問題の対策はあまりしませんでした。論文試験後は、結果発表まで、約2ヶ月半ありました。まず、論文試験に合格することを想定して、口述試験の出題傾向を掴むために、LECの口述アドヴァンステキスト(過去問)を一周勉強しました。それから、傾向として趣旨問題がよく出題されていると感じたので、論文試験の勉強で使用していた「青本趣旨対策講座」のテキストを用いて勉強しました。万が一論文試験に落ちていても、趣旨対策は論文試験の勉強としても役に立つと考えたためです。

論文試験の結果発表後は、宮口先生の「口述特訓道場」と「口述ゴロテク道場」を受講しました。いずれも、直前期に確認すべき知識が集約されており、漏れなく勉強できている安心感を得ることができました。特に、「口述特訓道場」は、近年頻出のパネル問題対策もでき、趣旨も口述用に短く要約してまとめてあるため、直前期の暗記も必要最低限で済んだと思います。宮口先生の解答は、一貫して「簡潔」です。実際の口述試験では、「簡潔に述べてください。」と強調されることもあったので、宮口先生の簡潔な模範解答を参考に勉強してよかったと思いました。

また、自主勉強と並行して、弁理士の先生方が主催されている勉強会へも参加し、アウトプットの機会を多く設けることを意識しました。コロナの影響で例年の対面形式ではなく、Zoomでの開催でしたが、自分一人の勉強では味わうことのできない緊張感の中でアウトプットでき、とても貴重な時間でした。勉強会に参加して、口述試験の質問形式に慣れることで、本番も落ち着いて回答できたと思うので、このような勉強会には参加されることをお勧めしたいです。

通学、または通信での受講のメリットとデメリット

通学のメリットは沢山あります。まず、宮口先生は講義中に問題を出し、順番に当てられます。当てられる緊張感から、自宅で一人で受講するよりも必死になれと思います。答えられないと落ち込みますが、答えられなかった悔しさから、この知識は嫌でも忘れません。講義でわからないことがあっても、その日に先生に質問して解消できるので、疑問点はその日のうちに解消することで、スムーズに勉強が進みました。

私は、一人で黙々と勉強する一匹狼型だと思っていたのですが。勉強会に参加させていただくことになり、同じ目標に向かって勉強する仲間ができたことで、とてもいい刺激を受けました。通学を選んでなければ、年齢も職業も全く違う人たちと切磋琢磨することもなかったと思うので、ちょっと無理をしてでも通学にしてよかったと思いました。講義で座る席も自然にいつも同じ席に座るようになったので、徐々に席が近い人たちと顔見知りになり、勉強の悩みを相談したり、情報交換することができました。また、たわいもない世間話をして良い息抜きとなったこと、それも勉強を続けられた理由だと思います。

家では、子供がいるためなかなかまとまった時間が確保できません。電車での通学時間は、30分ではありますが、一人で集中できる貴重な時間で、テキストを読んだり、講義動画を視聴したりしました。

デメリットは、特許法の短答アドヴァンステキストが分厚く、荷物が重くなり、移動が疲れる点です。分厚いと噂に聞いていたのですが、実際に自宅に届いた時その厚みにびっくりし、とんでもない試験に手を出してしまったのではないかと怯えました。法文集や、その他テキストを合わせると通学時の荷物は相当の重量で、登山用のリュックを背負って通学していました。

受講したゼミや道場、単発講座の名称と受講した感想

【スーパーチャージド判例100+α】
夏に開催された宮口先生の道場です。判例対策はこのテキストを中心に行いました。重要判例がピックアップされており、判例の辞書代わりに使用していました。短答試験、論文試験、口述試験全てを通して重宝しました。判例の学習で、自分で調べて長い判旨を読むのは一苦労です。しかし、このテキストでは、重要な箇所に線が引かれており、非常に読みやすく、さらに講義で先生が蛍光ペン色付けして最重要箇所を強調してくださるので、効率的な勉強ができました。なかなか判例学習だけに時間を割くことができない中、このテキストには助けられました。

【新春宮口模試&最新の改正・改訂ダイジェスト道場】
年末年始道場で実施された宮口先生の道場です。1月に受講しました。本試験と同じ問題数を本番と同じ時間制限のもとで解く初めての機会で、合格点には到達できませんでしたが自分の現在の実力を知るのに有益でした。

【短答サルベージゼミ】
1月半ばから始まった短答試験の直前対策のためのゼミです。毎回宮口先生のオリジナル問題も織り交ぜられた100問を講義の初めに解き、その後解説という流れで講義が行われます。過去問に慣れてきて、理解して解答しているのか、答えを覚えてしまったのか不安を抱いていた頃ですので、初めて見る問題でも解くことができるか力試しもできましたし、自分の知識の穴を埋めることにも役立ちました。また、改正対応回もあり、最新の改正にも対応していたので改正対策に自信を持つことができました。
また、短答サルベージゼミで配布される「宮レジミニマムスタンダード」は、上四法、下三法全ての短答宮レジが合冊となっており、これまで短答基礎力完成講座の各法ごとの宮レジにまとめていた情報を、このミニマムスタンダードに書き込み、情報の一元化をすることができました。このミニマムスタンダードは、口述試験の最後までそばにおいて勉強していました。

【宮口聡の夏期特訓Special∞短答宮口模試】
コロナの影響で延期された短答試験に対応して、臨時で設けられた本道場も受講しました。直前に、本試験と同じ条件で模試を受け、合格点が取れたので、自信を持って本試験に挑むことができました。

【青本趣旨対策講座】
短答試験後に受講しました。青本の趣旨対策はあまりしていなかったので、苦手意識がありました。この時期に今から青本を読んで勉強するのは不可能と感じたので、重要なポイントだけまとめられている本テキストは大変に役立ちました。これさえ覚えれば大丈夫!という安心感も得られました。とはいえ、覚える量は多いのでもっと早くにスタートすればよかったと後悔しました。

仕事や学業、家庭と勉強の両立のコツ・時間活用術など

まず、日曜日に1週間の「やることリスト」を作成し、曜日ごとに勉強すべきことを振り分けました。ポイントは、1日予備日を設けることです。急な予定変更で、ノルマを達成できない日があっても、予備日で補い目標達成率をあげました。このようにして目標を達成することが、モチベーションの維持につながったと思います。

私は、専業主婦ですのでずっと家にはいるのですが、子供が0歳〜2歳の時期で、ずっと付きっ切りですし、2歳になると魔のイヤイヤ期も重なり、なかなか一人で集中して勉強するまとまった時間を確保することができませんでした。しかし、幸運なことに、最近定年退職した義理の父が近くに住んでおり、平日は3〜4日、4時間〜5時間子供の面倒を見てもらうことができました。この時間に集中してノルマをこなすように心がけました。土日は、夫が主に子供の面倒を見てくれ、家事も積極的に手伝ってくれました。私の合格は、家族の理解と協力がなければありえませんでした。心から感謝しています。

また、スキマ時間は徹底的に利用しました。家事や移動中にも講義を聞き復習し、寝る前には1つ2つ暗記すること決めて、それを頭の中で唱えながら眠りにつきました。スマホのボイスレコーダーアプリを利用して青本趣旨対策講座のテキストを読み上げる声を録音して、繰り返し聞きました。記憶は、繰り返しインプットすることで定着するため、覚えるべきことは大きめの付箋に書いて、よく目につくところに貼っていました。同じく、宮口先生の意匠法の自転車の板書や、PCTの図(A3に拡大コピーして)も貼っていました。

今、合格して思うこと

今、振り返ると、宮口先生が講義の途中途中で教えてくださる語呂合わせは、専用のノート等を作ってまとめておけばよかったと思います。また、「口述ゴロテク道場」を前年に受講しておけばよかったと思います。口述試験直前、覚えることが多すぎて大変だったので、暗記ものは後回しにせずコツコツやっておくべきだったと痛感しました。
合格発表後の率直な気持ちは、勉強からやっと解放されて嬉しい気持ちと、実務修習が難しいと聞いているので、不安な気持ちの両方です。でも、今回、一発合格できたことは、やればできるという自信につながったので、実務修習もやり遂げようと思います。

これから弁理士を目指す方へのメッセージ

蛍光ペンでの色分けは、条文を読む際にも、とても有効でした。特に、長い条文では何を言っているのかわからなくなりますので、蛍光ペンの色分けを入門講座から身につけるように意識すると、自分で条文勉強をするようになった時に理解がスムーズにできるようになると思います。
論文試験は、ぺん派と万年筆派に分かれます。私は、弁理士試験勉強をきっかけに初めて万年筆に挑戦しましたが、万年筆の方が書きやすかったです。論文試験は長期戦なので、筆圧が強い方には特にお勧めです。論文試験で使用するペンまたは万年筆は、いろいろ試してベストパートナーを見つけてください。

私は、1週間ごとの短期目標、1ヶ月ごとの中期目標、試験までの長期目標を立て、地道にコツコツ日々のノルマを達成していきました。その小さな積み重ねが、合格という大きな目標の達成につながりました。日々の目標は高すぎず、自分ができる程度に現実的なものにしました。自分に達成感を与えることでモチベーション維持しました。どうしてもやる気が出ない日もありましたが、問題を1ページだけ解こうとテキストを開きました。最初の1歩が踏み出せれば、意外ともっと勉強できてしまうものでした。

試験勉強はフルマラソンのようだと感じました。ゆっくりでも立ち止まらずに、ゴールに近づいていけば、きっとゴールにたどり着きます。少しでも、私のこの経験談がどなたかのお役に立てれば幸いです。

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