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2019年度合格
M・Hさんの合格体験記

合格者
一発合格

LECで頑張った1年半

M・Hさん

年齢 31歳
受験回数 1回
職業 特許技術職
出身校 東京大学大学院 工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻
受講講座 1年合格ベーシックコース インプット+アウトプット一括
その他学習経験者向け講座

弁理士を目指した理由・きっかけ

私はメーカーの知財部から特許事務所へ転職しました。知財部にいたときは仕事の内容的に資格が必須と感じる機会はほとんどありませんでしたが、特許事務所にいると、たとえ出願等の経験が多くあったとしても、資格がないと仕事に制約が出てくる場面に多々遭遇します。そこで、仕事の幅を広げて知財のエキスパートとなるべく、弁理士資格取得を目指しました。

LECを選んだ理由

事務所の先輩からLECを勧められたのがきっかけです。また、事務所にはLECを受講して弁理士試験に合格された方や、LECを受講して弁理士資格を取得した後に事務所に入ってきた方など、実際にLECを受講して弁理士資格を取得した方が多くいました。

主に受講したコースや講座の名称と受講した感想

主に高橋寛明先生の「1年合格ベーシックコース」を受講しました。講義では、なぜこのような条文の規定があるのか、条文の規定の意味のうち受験生が勘違いしやすい点、受講生によく質問される点などを、先生の経験も踏まえて重点的に熱心に解説してくださいます。先生の話している内容の重要性を、聞いている時点ではよく分からない場合もありましたが、少なくとも先生の話している内容を講義中に理解しておくか、理解できなくてもその内容の結論とキーワードとをメモに取っておくことで、実際に問題を解く段階で、「あ、こういう点を先生は言っていたんだ」と腑に落ちることが多くありました。

試験を終えてみて、条文への深い理解は、短答式試験、論文式試験、口述試験のすべての根幹だったと思うので、講義を通じて条文への理解を深めることができたことがとても良かったと感じています。

利用して良かったLECのテキスト・過去問集等の名称と具体的な感想

短答アドヴァンステキストです。短答アドヴァンステキストには、青本、審査基準などに散らばっている条文の文言の規定の意味、過去問で問われやすい点などの、注意すべき点がすべて集約されています。必要な事項は四法対照法文集に書き込んだりもしていましたが、短答式試験、論文式試験、口述試験を通して、何か分からないことがあったら必ずこのテキストに必ず立ち返っていました。

受講した答練や模試の名称と受講した感想

論文実戦答練を受講しました。論文実戦答練と同時に受講した論文フォーマットゼミ第2期では、午後に行われる論文実戦答練に備えるために様々な問題に挑戦します。すなわち、論文フォーマットゼミと併せて論文実戦答練を受けることで、午前に受ける論文フォーマットで基本的な問題に対する回答の仕方を学び、午後の論文実戦答練で、午前で勉強したことを使って実際に問題を解く形になります。論文対策としてはこの論文実戦答練と論文フォーマットゼミに注力し、着実に力をつけることができました。

短答式試験対策で気をつけたこと

短答基礎力完成講座が始まってからは、その週に講義を受けた内容に対応する過去問を、その週のうちにとりあえず1回やるようにしていました。しかし、短答基礎力完成講座で商標法の講義を受けている頃から、講義の復習・過去問解きと論文の勉強との両立が徐々にきつくなり、年を開けてから始まる短答実戦答練でもなかなか問題が解けず、苦しい思いをしました。

自分の弁理士試験受験で夫にも負担をかけており、どうしても1年で合格したかったため、事務所の理解もあって、短答式試験前〜論文式試験開けまで休職させてもらい試験に集中しました。休職期間中は、過去問及び短答実戦答練で解けなかった問題を解けるようになるまで繰り返し復習しました。その際、問題を解くプロセスであやふやな点(根拠となる条文の規定など)は、条文及び短答アドヴァンステキストに逐一立ち返って潰すようにしていました。

論文式試験対策で気をつけたこと

秋から始まる高橋先生の論文フォーマットゼミを受講していました。フォーマットゼミは1〜3期に分かれているのですが、2期の後半から3期にかけては、短答式試験の勉強に集中していたため受講もままなりませんでした。短答式試験後に欠席していた回について資料だけでももらえないか伺ったところ頂くことができ、論文式試験直前にまとめて解きました。スタッフの方にはとても感謝しています。

論文フォーマットゼミで出された問題をお世辞にも多く消化できていたとは言えなかったので、今でもなぜ受かったのかよく分かりません。ただ、以下の点は実際の論文試験で役に立ったのではないかと思います。

まず、各テーマの良問に絞って勉強したことです。例えば商標の取り消し審判系であればこの問題!というように、一通りの答え方を勉強できる良問が必ずあるので、その良問を何度も解いてマスターに努めました。良問以外の問題は、覚えるべき趣旨等があればそれをピックアップし、あとは完璧を目指さず場当たり的に数をこなしているという感覚でした。

また、事例問題ではなくて趣旨などの問題(意匠・商標でいうところの第2問)では、『事前対策が難しいので、基本的には条文に答えやヒントがあるからそれを使って頑張って書くように』と伺っていたことです。実際の試験でも、まったく見たことがないような問題が出ましたが、その言葉をもとに諦めずになんとか頑張れました。また、短答基礎力完成講座や論文フォーマットゼミで先生が解説していた点をよく聞いて理解に努めたことです。実際の試験でも先生が熱心に解説されていた箇所が問題として出たように思います。

口述試験対策で気をつけたこと

近年は口述試験の合格率が比較的高いこと、論文式試験に受かっているか心底自信がなかったことなどから、論文式試験の合格発表があるまでほぼ勉強していませんでした。合格発表後、口述アドヴァンステキストを買って夫に手伝ってもらいアウトプットの練習を繰り返し行いました。試験まで時間がなかったので、法文集の参照可のため条文の暗記には時間を割かず、答えが分からなかったらためらわずに条文を引いて答える練習に重点を置きました。また、試験の雰囲気に慣れるため1回だけですが会派主催の口述模試も受けました。

一方で、口述アドヴァンステキストに記載されていないテーマに関する問題が出たら、忘れている条文とかもあるだろうしどうしようと不安がありました。短答式試験直後に開催された高橋先生の一問一答道場を受講していたため、その中で先生が比較的重要だと挙げられていた趣旨については、キーワードと思われる部分をピックアップして暗記しました。本番では幸いなことに勉強した趣旨がちょうど出てスムーズに答えることができました。

通学、または通信での受講のメリットとデメリット

私は通学して受講していました。通学のメリットは、強制的に勉強のリズムを作ってもらえることです。もし自分が通信で受講していたら徐々に講義から遅れていってしまっていただろうなと思います。一方、通学のデメリットは、否が応でも時間が拘束される点です。通信ですと、例えば、講義は平日の隙間時間で少しずつ聞いて、土日は集中して一気に問題を解くなど自分なりの勉強方法にアレンジすることができますが、通学ではそのような自由度が少ないかなと思います。

受講したゼミや道場、単発講座の名称と受講した感想

高橋先生の論文フォーマットゼミ及び高橋先生の一問一答道場を受けました。既に述べたとおり、論文フォーマットゼミは論文対策の主力でした。1年合格ベーシックコースと併せて受講すると、時間的にも勉強の物量的にもかなりの負担にはなりますが、論文式試験の対策はすべてここでたたき込まれました。また、一問一答道場は、既に述べたとおり、テキストのすべてをこなすことはできませんでしたが、口述試験対策に大変役立ちました。

仕事や学業、家庭と勉強の両立のコツ・時間活用術など

勉強と仕事との両立、勉強と家庭との両立に関しては、周りの方の理解に助けられた部分が非常に大きかったです。仕事においては、仕事の量をある程度調節させていただいたり、休職期間の取得に際し配慮をいただいたりしました。家庭においては、夫に家事など色々と助けてもらいました。周りの方の協力があってこそだったなと思います。

今、合格して思うこと

最終合格が分かったときは本当にほっとしました。最終合格に至るまで、LECの先生やスタッフの方々、家族、職場の方など多くの方のサポートを頂きました。これからは、取得した資格を使って仕事に精進するのはもちろんのこと、様々な形で恩返しができるように頑張っていきたいと思います。

これから弁理士を目指す方へのメッセージ

一度受けると決めたら、あとは受かりたいという強い気持ちが自分に色々な知恵やパワーを与えてくれます。強い気持ちを持って目標を見失わず頑張いただけたらと思います。受験生の皆様の合格をお祈りしています!

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