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2017年度合格
北岡 瞬さんの合格体験記

合格者
一発合格

地方在住での受験勉強

北岡 瞬さん

年齢 35歳
受験回数 1回
職業 会社員
出身校 バーモント大学大学院 農学・生命科学研究科 農学専攻 博士
受講講座 1年合格ベーシックコースWIDE+アウトプット完成コース

弁理士を目指した理由・きっかけ

製薬企業での研究開発に従事する中で、特許に触れる機会が多くありました。知財に対しては苦手意識を持つ研究者が多い中、非常に面白い分野だと感じたことから知財への興味が湧きました。また、研究職では一つの分野を深く研究する傾向がありますが、知財の仕事では比較的広い分野の技術知識が要求されると考え、個人的な好みにも合っていると感じました。これらがきっかけで、知財の仕事をしたいと考えるようになりましたが、知財業務は未経験でしたので、知財業界への入り口として弁理士資格を目指すことを決めました。

LECを選んだ理由

難関資格であるが、年齢から勉強に何年もかけることはできないと考えていたため、予備校を利用することは最初から決めていました。ネットで予備校の口コミ等を検索し、初学者向けコースはLECが充実しているようだとの評判があったこと、また地方在住であり通信形態しか選択肢がなかったため、Web受講システムが充実していると感じたことから、LECを選びました。

主に受講したコースや講座の名称と受講した感想

「1年合格ベーシックコースWIDE+アウトプット完成コース(Web受講)」
LECの初学者向けコースで、Web受講が可能な全ての先生のガイダンス講座を視聴しました。多くの先生が通学講座での講義以外にゼミなどのお話もされている中、佐藤先生はそのような話がなく、配信される講義内で全て教えていただけるのではないかとの感想を持ちました。また、WIDEコースと称して上位合格を目指すというスタイルも共感できたため、佐藤先生のクラスを選択しました。唯一、理系の私には文系の佐藤先生の講義は難しいのではないかとの不安もありましたが、基本的な全体像の解説から徐々に各論に入っていくスタイルで、問題なく講義についていくことができました。ただし話される内容はどんどん深くなっていくため、予習・復習は不可欠でした。講義の中盤あたりからは、講義の中で「これくらいは分からないと話にならない」など厳しい言葉もあり、理解が追いついていないと焦って必死で勉強していましたが、今思えば、先生のそのような言葉に全てついていくことができたら、上位合格間違いなしの非常に高いレベルの講義をされていました。どうしても難しくて理解できない時も、Web受講システムの質問制度である「教えてチューター」を使えば、必ず丁寧な回答をしていただけたため、困ることはありませんでした。

年明けからはアウトプット中心で、答練や模試を受けていくことになりますが、回数が多く試験に慣れていくのに非常に良かったと思います。Webで採点を確認できるのも良かったです。総じて、通信でも全く困らず勉強できて、地方在住者にとって非常に良い講座でした。

利用して良かったLECのテキスト・過去問集等の名称と具体的な感想

各法域の短答アドヴァンステキストは、必要な知識が全て詰め込まれており、ボロボロになるまで使いました。条文、解説、青本知識、過去問が揃っているため、1周目は講義に沿って、2周目は青本知識や過去問の確認、3周目は条文を見て周辺知識が想起できるようにする訓練を行いました。長年受験生のバイブルと言われているだけのことはある、非常によくまとまったテキストでした。

短答式試験対策で気をつけたこと

年内は、1年合格ベーシックコースWIDEの講義についていくことだけを考え、講義の視聴と予習・復習に多くの時間を使いました。特に復習は重要だと考え、講義の音声を通勤中に繰り返し聞き返すと共に、理解できていない部分ができるだけ無いように何度もテキストを読み込みました。また、夏頃から過去問を解いていきましたが、講義で習った直後に同じ範囲の過去問をやって正解しても身にならないと思い、講義の進行とは少し外れた範囲の過去問を解くことを意識していました。年内で、過去問10年分を1周しました。

年明けからは、講座に付いているアウトプット完成コースの答練や模試をこなしつつ、過去問を解いていきました。過去問集をバラして、簡単だと思う問題(肢)はどんどん捨てていき、つまずく問題を繰り返しやっていった結果、3月末くらいには解けない問題がない状態になっていました。その後も、答練や模試の問題を同様に繰り返し解きました。5月に入って過去問10年分を全問一気に解き直し、仕上げとしました。講義の音声は本試験まで、通勤中に倍速で何度も聞き続けました。講義を繰り返し聞き続けていたことが、最も力になったと思っています。

論文式試験対策で気をつけたこと

年内は、1年合格ベーシックコースWIDEの講義に集中しており、特に論文対策はしていませんでしたが、論文に必要な知識は全て習うので必要なインプットはこの時期にできていたと思います。年明けから、アウトプット完成コースの答練をスタートし、初めて論文を1枚全文書きしましたが、構成や時間配分など全くできず非常に焦りました。アウトプット完成コースには、論文の書き方についての基礎講義、「論文合格答案講座」が付いていますが、それが非常に役立ちました。この講義で基礎的な論文の書き方を知り、それを意識して答練や模試をこなしていきました。また、論文過去問10年分についても解いていき、複数の解答・解説の内容を見比べながら、自分の答案を修正していきました。2月から4月中旬までは、勉強時間の半分ほどを論文書きに使いました。論文について特別に意識したインプットなどはほとんどしませんでしたが、1年合格ベーシックWIDEコースの講義内容がそのまま通用すると思っていたので、特に問題は感じませんでした。空き時間などに、定義・趣旨や判例などの暗記すべき部分を確認していた程度です。 4月下旬から短答本試験終了までは短答の勉強に集中して論文の勉強はストップし、短答式試験終了後に、また論文書き主体の勉強に戻りました。特にやり方は変えず、最後まで論文を書きながら、構成方法を詰めることや、ミスを潰していくことを意識しました。

口述試験対策で気をつけたこと

口述試験対策は、あまり上手くできませんでした。地方在住なので練習相手がおらず、ひたすら口述アドヴァンステキストを読むだけでした。LECの口述模試を受けましたが、思った以上に緊張して上手く回答できませんでした。しかし、ここでどの程度緊張するかを把握できたこともあり、本番では結果的に緊張せず上手く臨めたと思っています。近年の口述試験はあまり難しいことは聞かれないので、緊張しすぎずコミュニケーションを取ることができれば、突破できると思います。

通学、または通信での受講のメリットとデメリット

通信のみでの受講でしたが、システムは整っており勉強環境としては問題ないと感じました。地方受験者だったので受験仲間がおらず、受験業界の人と会う機会もないため、情報が非常に限られていたことは大きなデメリットでした。しかし、周りの受験生のレベル感が全く分からず、佐藤先生が講義でおっしゃったことだけを信じて勉強することができたため、妥協することがなく、結果として平均よりも高いレベルの知識を習得できました。また、通信の最大の困難はモチベーションの維持だと思いますが、早い段階で勉強していないと不安になる状態を作れたため、勉強を続けることができました。最初、徐々にペースを上げるのではなく、一気にスタートダッシュしたことが成功したのだと思います。

仕事や学業、家庭と勉強の両立のコツ・時間活用術など

仕事でも私生活でも、予想外の事態から思うように時間が取れないことはよくあるため、あまり無理な目標を立てないことが重要だと思います。また、集中力が続かない状態で長時間勉強しても非効率的です。ある程度の勉強時間の確保は必要となる試験ですが、物理的に確保できる時間と、実際に集中して勉強できる時間には差があるので、そこを意識して予定を立てると良いと思います。

上手く時間を使うのに、講義の音声データを聞くことが非常に力になったと思います。私の場合は通勤時間が長かったので、その時間を有効に活用できました。少しの移動などでも、音声データを聞ける状態にしておくことは効果があると思います。また、スマホなどに条文アプリを入れておくと、ちょっとした時にすぐにチェックできて良かったです。

今、合格して思うこと

受験期間中は、LECの講座に合わせた勉強・生活をして、ただ講義についていくだけで良かったので、大変ながらも道筋は決まっていました。しかし、合格後は自分で方向性を決めて努力していかなければならないため、気持ちを新たに頑張らなければいけないと気合を入れています。

私はバイオ系を専門としているため、専門性を活かして国内外のバイオ産業の発展に携わることができるような弁理士になりたいと思っています。また、士業の中でも特に国際的に活躍できる可能性がある資格ですので、世界に目を向けた仕事をしていきたいです。

これから弁理士を目指す方へのメッセージ

弁理士試験は難関試験ですが、仕事をしながらでも十分合格できる試験です。また、現在は充実した通信講座が揃っており、地方在住者であっても勉強する機会には恵まれています。様々な仕事をしている方、様々な地域在住の方が弁理士資格に興味を持ち、そして弁理士試験合格を勝ち取って、一緒に業界を盛り上げていけることを願います。頑張ってください。

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