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2015年度合格
A・Hさんの合格体験記

合格者
一発合格

早めの全力疾走が大事!常に前を向いて。

A・Hさん

年齢 26歳
受験回数 1回
職業 会社員
出身校 神戸大学大学院 工学研究科 電気電子工学専攻
受講講座 1年合格ベーシックコース+アウトプット完成コース、中上級者向け講座
  • ※掲載年齢について…掲載している合格者の方々の年齢は、2015年度弁理士試験の最終合格発表日(2015/11/12)時点のものです。

弁理士を目指した理由

学生時代は研究が中心で、知財に関する知識がゼロの状態から新卒採用で企業の知的財産部に配属され、まさに青天の霹靂でした。開発部に配属した同期らがメキメキと実力をつけていく中、一から知識を入れ始めることに焦りを感じ、入社1年目で知財検定3級、2級を取得しました。その後、教育担当の上司が弁理士であることも影響し、2014年2月頃から弁理士を目指し始めました。

LECを選んだ理由

LECを選んだ理由は、周りの知り合いの弁理士がほとんどLEC出身であることや、通学を念頭に考えていたため梅田駅前本校であれば、雨の日でも駅から濡れずに通える立地であるということです。私はLEC通学以前に、江口先生が講師を担当されている日本知財協会の入門講座へ、新入社員教育の一環として通っており、江口先生の端的で分かりやすい説明が私に合うと思っていました。江口先生がLECの講師を担当しているのを知らず2014年2月頃にふらっとLECに立ち寄った際、偶然江口先生の2015年向け入門講座の説明会があったため、その場で受講を決めました。

入門講座のカリキュラム・テキスト・講師について

入門コースは、入門講座、論文基礎力完成講座、短答基礎力完成講座と、まず大枠を捉えた後に細部を学習できるカリキュラムで、段階を踏んで難易度が上がるため知識ゼロから始めても混乱することはありませんでした。また、随時アウトプットがあるため、着実に知識を身につけることができました。江口先生は、絶対に覚えるべき点は講座中に繰り返し強調して説明されるため、何に注力すれば良いかが明確であり、効率のよい勉強ができました。自宅学習では講座で使用するオリジナルレジュメを、通勤中や休み時間などの隙間時間には入門講座の内容が集約されたコアレジュメを、それぞれ使い分けてチェックできるため、講座内容の復習をスムーズに行えました。

短答試験対策で気をつけたこと

第一に、条文中心の勉強をすることです。入門講座の江口先生のオリジナルレジュメには、要所ごとに必ず条文番号が振ってあります。私は四法対照法文集を一切使用せず、通常の法文集のみを使用しました。自宅学習では、条文とオリジナルレジュメを突き合わせる復習を中心に行いました。過去問を解いたら、正解した枝でも必ず条文を引き、その条文番号の前後の条文もチェックするようにしました。

第二に、入門講座を受けてすぐに過去問を解くことです。過去問は、主にLECの過去問集を使用しました。入門講座には知識をアウトプットできる演習も含まれていますが、それまで待っていたのではせっかく講義で培った知識が定着しません。また、家に帰ってレジュメを見返すだけではモチベーションが保てません。江口先生は、ある程度まで講座が進んだら、「この範囲の問題はもう解けるようになっている」とアナウンスしてくださるので、チャレンジすべき対象が明確でした。そのため短答基礎力完成講座の開講を待たず、進むところまで進んだら即座に過去問に取り掛かるようにしました。はじめは一問解いて解説を理解するまで30分から1時間ほど掛かり、非常に辛く感じました。しかし、入門講座の知識だけでも繰り返し解けばおおむね正解することができるため、勉強のやる気を持続することができました。また、入門講座が一通り終わったら、月に1回は過去問を特許庁のウェブサイトから印刷し、本番同様に3時間半の時間を計って、通しで解くようにしました。はじめは30問を過ぎるあたりで集中力が切れ、とても疲れますが、次第に慣れるようになります。また、問題を解くときはノートに甲乙の関係等の書き込みを行い、「または」や「かつ」といった引っ掛けポイントも見逃さない目を養うようにしました。短答式試験前の2ヶ月は、過去問、短答実戦答練および短答模試の問題をひたすら繰り返し解き(1日の目標は設定しませんでしたが、約40問/日)、間違える問題を無くすように心掛けました。試験直前の一週間は、平成26年〜平成23年の過去問と模試を通しで解き、ひたすら問題のポイントを頭に叩き込みました。

論文試験対策で気をつけたこと

頻出のキーワードや定型句を、小分けに覚えることです。私は、入門講座と並行してLゼミの江口クラスを受講しました。Lゼミでは、論文で押さえるべきフレーズがブロックごとに記されたパーツブックが配布されますので、それをバイブルとして、ゼミの答案練習で不十分だったところを繰り返し書き、一度間違えた問題は二度と間違えないようにすることを心掛けました。

また、短答の過去問を解く際に、理由と根拠条文、簡単な答案構成など、この問題が論文だったらどう理由を書くだろうかと頭に描いてから解くようにし、短答と論文の試験対策を同時に行うようにしました。

通学講座のメリット・デメリット

通学講座のメリットは、自分自身に対し、週末に必ず勉強するように仕向けることができることです。また、通学であれば勉強仲間ができ、受験関連の情報も伝え聞くことができるため、初学者にはメリットが多いと考えます。

今、合格して思うこと

まだ合格の熱が冷めやらぬ中、これで終わりにしないように次のステップアップに邁進したいと考えています。この1年間で身に染み付いた勉強する癖を、今後も持続していきたいと思います。

一方で、苦楽を共に過ごしていた勉強仲間と、もう一緒に講座や模試に行くこともないのだと思うと、少し寂しい思いもあります。受験を成功させるには、本人の努力のほか、チャンスに恵まれることも重要です。私は、非常に恵まれていたとつくづく思います。良い講師に出会い、良い仲間に出会い、良い家族に恵まれ、合格まで辿りつけました。本当に心から感謝しています。

これから弁理士を目指す方へのメッセージ

早めに爆発的なロケットスタートを切ることが非常に重要です。早々に特許法の知識を完成させ、それから意匠法・商標法の勉強をすることです。私は早期に申込みをしたため、特典として講座が始まる前から、前年度の入門講座(全体構造編・特許法)先取りWeb受講制度を受けることができました。本番の講座開始前に前年度の特許法の講座を2回繰り返して受講していたため、ある程度流れを掴んだ上で生講義に臨むことができ、特許法をほぼ完璧に押さえることができました。講座開始時点で既に特許法の短答過去問の7割近くを正解することができており、自信に繋がるとともにモチベーション維持にもつながりました。はじめに一番力を入れ込むのは頭にとても負担が掛かりますが、一度勉強する癖さえついてしまえば、勉強中心の生活が苦ではなくなり、その後の講座がグッと楽になります。

受験時代、よく他の受験生からやる気の保ち方を聞かれましたが、やる気は行動した後から付いてきます。早期に割り切り我慢して思いっ切り勉強すれば、勉強していることが定常状態になり、勉強していないほうが心に負担が掛かるようになります。短答・論文・口述と、長く辛い試験ですが、弁理士になった自分をイメージしながら、日々勉強を続けられるよう、応援しています!

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