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2014年度合格
E・Kさんの合格体験記

合格者
一発合格

通信講座からの一発合格

E・Kさん

年齢 32歳
受験回数 1回
職業 会社員
出身校 京都大学大学院 工学研究科機械理工学専攻
受講講座 中上級者向け講座
  • ※掲載年齢について…掲載している合格者の方々の年齢は、2014年度弁理士試験の最終合格発表日(2014/11/11)時点のものです。

弁理士を目指した理由

私はメーカーの技術開発部門でエンジニアとして働いています。娘が生まれ産休、育休を経て娘が4ヵ月の時に職場復帰をしました。その後間もなくして開発業務の兼務で部門の知財担当になったことが弁理士を目指したきっかけです。他社と交渉をした際に知財の知識が足りず、弱い立場になってしまった経験からもっと知識を身につけたいと思った事や、また研修で弁理士の方の話を聞く機会があり弁理士の仕事に魅力を感じた事などから弁理士試験受験を決意しました。

LECを選んだ理由

私はまず本屋で弁理士試験の入門書を買って読むところから弁理士試験勉強を始めました。2012年末頃です。これまで法律の勉強はしたことがなく入門講座を申込んでも続けられるか自信がありませんでした。まず本を読んでみて自分にもできそうだと感じたら講座を受講しようと思ったのです。

半年ほど入門書を読み続けなんとか勉強を続けられそうだと思い、2013年7月にLECの学習経験者向けの「14短答・論文体系別攻略コース(WEB)」を申込みました。LECを選んだ理由は通信講座が一番充実していたと感じたからです。私は地方在住で一番近いLEC校舎でも片道2時間半はかかる事、それから当時娘が2歳で毎週末娘を家に残して通学することは難しかった事から自宅で勉強できる通信講座で考えていました。メインの短答・論文体系別攻略コース以外にも、判例講座やPCT講座など弱点を補強できる講座がWEBでも多くあり良かったです。

受講コースについて

短答・論文体系別攻略コースは勉強を進める良いペースメーカーでした。毎週新しい講義がWEBで配信されるので、土日で受講し次の講義が配信される前に平日にその復習を全てやる、と自分で決めて勉強を進めました。講義と復習の時間配分は1:4くらいでした。復習では習った内容だけでなく、関連条文、青本も読みました。四法対照法文集に情報を集約させるために、習った内容は全て書き込みをし、テキストの表は小さくコピーして貼付けました。特許庁のHPには審判のフローチャート等が条文番号つきで載っており理解しやすかったのでこれもコピーして貼付けていました。

論文答練が始まると、時間的に大変でしたし講義の内容は難しくついていくのに必死でしたが、コースの進捗に合わせて復習を丁寧にしていた事が知識の基礎になったのだと思います。

短答試験対策で気をつけたこと

私が受験する前年の2013年の短答試験は合格率が9%と低かったという結果を目の当たりにして「必死に勉強しなければ合格できない!」と思いました。4月から短答試験までは短答試験対策のみに専念し、過去問、短答実戦答練、短答模試は3回以上やり1枝1枝丁寧に確認して理解不足が無いようにしました。復習の時に気をつけていたことは、面倒でも条文を開いて確認した事です。そしてその確認時には、間違えた箇所だけではなく関連する条文も確認するようにしました。短答の枝で問われるのはある1点にしか過ぎず、過去問等を完璧にしただけでは抜け落ちがあると思ったからです。知識を面とする事を心がけました。短答試験直前期には四法対照法文集は既に書き込み尽くされている状態でしたので、隙間時間があればとにかく法文集を読んでいました。

結果、4月にあったLEC短答模試では44点、42点、そして短答本試験は46点(四法32点、条約7点、不著7点)と自己最高点をとることができました。

論文試験対策で気をつけたこと

短答試験後、論文試験までは約40日しかありません。短答試験を自己採点し大丈夫そうだと確認した翌朝から、必死で論文対策をしました。気をつけたのは3点です。

1点目は、「勉強時間を確保し、量をこなすこと」です。私は初回受験者だったため、4月・5月は短答試験対策に専念していました。また、それまでは自宅で答練を受けていたのですがコーヒーを飲みながらゆっくり書いていたので、人一倍制限時間内に答案を書き上げる演習量が少なかったと思います。そのため、これまで以上に勉強時間を確保するように努力しました。出勤する前の早朝、会社での昼休憩、残業せずに退社し娘を迎えに行く前の車の中、と工夫して時間を捻出しました。仕事の都合がついた時は、休暇をとり家で勉強しました。毎日少なくとも論文5題以上答案構成することを目標に勉強しました。この頃は1週間あたり40〜45時間の勉強時間でした。

2点目は、「基本的な問題から着手して基礎を固め、それから応用問題を解くこと」です。短答試験後は論文試験対策にブランクがあり論文の書き方や趣旨を忘れていて焦りました。そこで私は、論文の書き方の基礎を教わった論文フォーマット講座の復習から着手し、その後、難易度の高い問題の復習に取り掛かりました。始めに基本的な問題を解き直した事は、短期間で本試験で戦えるレベルに行けた近道だったと思います。

3点目は、「自分のミスをすぐに見直すこと、それをすぐに反映させること」です。短答試験後から論文模試が毎週、計4回ありました。その模試の受験後すぐに解答を確認して自分は何ができなかったかを確認して、翌週までの勉強に反映させました。例えば、模試で大きな題意把握ミスをしてしまった次の1週間は似た問題を集めてきて答案構成をとにかくこなす、といった感じです。

また、模試では解答得点表の「どのような項目に何点配分されているか」について気をつけて見るようになりました。その項目に対して自分の答案は記載量のバランスが適当であるか、過不足はないかという点を確認することで、点を稼ぎに行く!という姿勢になれたと思います。

通信講座のメリット、継続して勉強する工夫

私は通信講座を選択し、仕事と育児の合間を縫って勉強してきました。通信講座は自宅で好きな時間で受講できるのが大きなメリットですが、1人で勉強するのでモチベーション維持が課題となります。そのため、私は試験勉強開始直後から勉強時間と内容を細かく記録し自分の勉強の記録を可視化することでモチベーション維持を心がけました。私はSNSを使っていましたが、ツールは何でも良いと思います。試験直前はとにかく不安なものですが、私は記録を見返して「これだけ自分は勉強したのだから後悔は無い」と自分に言い聞かせました。

また、勉強以外の家事の短縮や隙間時間に勉強できるツールの利用も工夫しました。家事ではルンバや食洗機等便利なものをフル活用。隙間時間の勉強ツールは、例えば私の場合は娘の寝かしつけの時にも勉強できるようにスマホの短答アプリの利用やEvernoteにレジュメを書いたものを入れておくなどしていました。

今、合格して思うこと

幸いにして私は初回受験で最終合格することができました。これからの新しい弁理士としての道に、とてもわくわくしています。

これから弁理士を目指す方へのメッセージ

弁理士試験は5月の短答試験から10月の口述試験まで続く、長い試験です。入門から最終合格まで到達するまで勉強を続けるのは辛い時もあると思います。そんな時にどうやったら乗り越えられるか。自分に合った気分転換や、自分にかける言葉などを持っておいて、一歩一歩止まらずに進んでいけばきっと合格は見えてくると思います。頑張ってください!

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