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2013年度合格
岡田 ちからさんの合格体験記

合格者
最年少合格

自分を信じて

岡田 ちからさん

年齢 20歳
受験回数 2回
職業 大学生
出身校 新潟大学 農学部 農業生産科学科 在学中
受講講座 1年合格ベーシックコース+アウトプット完成コース、中上級者向け講座
  • ※掲載年齢について…掲載している合格者の方々の年齢は、2013年度弁理士試験の最終合格発表日(2013/11/7)時点のものです。

弁理士を目指した理由

何か資格を取ろうと考えていた矢先に大学の夏季集中講義で弁理士の先生の実務でのお話を聞いて、その仕事に魅力を持ちました。
またTPPが話題となっている中、知的財産の保護は我が国の産業政策の中で重要であり、今後ますます弁理士の重要性は高まっていくのではないかと考え資格を取ろうと志しました。両親に「弁理士試験を受けたい」と話したところ、母親の友人に弁理士として活躍されている方が数人いたこともあり、弁理士資格の重要性については認識しており、私を応援してくれました。

LECを選んだ理由

LECを選んだのは、カリキュラムが他の予備校と比較して非常に充実していたからです。また、私が弁理士試験を受けようと志したのは10月であり、秋からでも翌年の試験に対応した講座があったからです。

入門講座のカリキュラム・テキスト・講師について

入門テキストは、法律の知識がほとんどない人でも理解ができるように作成されており、初めて法律を勉強する私にとって非常にわかりやすかったです。また、大まかな流れから入り、徐々に細かい内容へと入っていくので、スムーズに理解でき、かつ理解を深めていくことができました。試験に当たっての必要事項がコンパクトにまとまっているため、自分でまとめる時間が節約でき、時間を有効に使うことができました。講師の佐藤先生は、テキストの内容をそのまま話すのではなく、なぜこのような制度があるのか、この条文は他の条文との関係でどのように読めばよいかなど、テキストの内容以上のことまで教えてくださり、特に論文試験や口述試験で大変役に立ちました。

通信講座のメリット・デメリット

通信講座のメリットは、好きな時間に講義を聴けること、1度聴いた後に自分の聴きたい箇所のみを集中して聴くことや何度も繰り返して聴けることです。デメリットは、わからない箇所があったときにすぐに質問し疑問を解決できないこと、通学と違い緊張感がなくなってしまい眠くなること、自分が他の受験生と比べてどの位置にいるのか把握できないことです。

大学生活と勉強の両立の仕方

大学生活と勉強を両立させるには、周囲の誘惑に負けず、弁理士試験の勉強に打ち込む強い意志が必要です。
私の周りで弁理士を目指す人はまったくおらず、ともに勉強に取り組む友もいませんでしたが、合格するぞという強い意志を持って勉強に臨みました。大学の勉強に関しては、大学生なのだから最低限大学の勉強ができなれば弁理士試験を受ける資格はない、学費を出してもらっている親に申し訳ないと思って、他の大学生以上に頑張りました。
1・2年生の間は比較的時間があると思うので、強い意志があればぜひチャレンジして下さい。

短答試験対策で気をつけたこと

問題集は3回以上繰り返して解き、2回以上間違えた問題は1冊のノートにまとめ、隙間時間に何度も見直せるようにしました。そうすることで、自分が苦手な分野が明確になり、その分野を重点的に復習することができ、次に同じような問題が出た時に間違えないようになりました。

私は、条文が苦手で内容を理解し覚えるのには大変苦労しましたが、この方法を用い、何度も繰り返すことで5問中3問は正解できるようになりました。条文は5問しかないから捨ててしまおうと考えている人がいるかもしれませんが、後の論文・口述試験でも条文知識は必要となってくるので、必ず勉強すべきだと思います。短答試験ではある程度条文を覚える必要がありますが、覚えるに際し、条文を理解し、他の条文との関係を意識して覚えたほうがよいと思います。記憶に残りやすく、少し忘れたとしても他の条文との関係から答えを導けることがあるからです。

また、声に出して覚えるということも非常に効果的であり、後の口述試験で役に立ちます。

論文試験対策で気をつけたこと

受験1年目は、事例を問題中心としたアウトプットばかり行っており、条文や判例の理解がほとんどできていなかったので、試験では趣旨を書けない、不必要な条文を挙げる、判例を再現できないことになり、特・実C、意匠C、商標Aで落ちました。
受験2年目は、反省点を生かし、特に条文の趣旨の理解に取り組みました。また、間違えた問題は、完璧に解けるまで何度も何度も繰り返しました。何度も繰り返すことで、法文集をほとんど見ずに答案が作成できるようになり、問題を処理するスピードが上昇しただけでなく、出題者の意図は何かということについて考える時間ができ、題意外しが減りました。試験では、いくつかの項目を落としてしまいましたが、制度趣旨はしっかりと書くことができました。論文試験では、項目を落とさず列挙すればよいと思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、項目ごとのウエイトや論述の流れも大変重要です。なぜこの項目が重要なのか、なぜこの条文を挙げたのか、なぜこの順番で列挙したのかを常に自分に問い答案を作成することが合格への近道だと思います。

選択科目は、LECの著作権法の講義を受講しました。講義のおかげでどのような構成で書けばよいかが明確になり、ほぼ1か月で合格レベルにまでもっていくことができました。特・実、意匠、商標と比較し、構成や書くべきポイントがある程度決まっているので短時間で習得できます。また、短答試験と選択論文の勉強が同時にでき時間を有効に使うことができます。何を選択しようか迷っている方は、著作権法を選択するのをおすすめします。
もっとも精神的にきつかったのは口述試験です。口述試験では重要条文の暗唱や条文の趣旨を青本通りに答えることが要求されるので覚えるのが大変でした。自分では覚えたつもりでも、いざ答えようとするとなかなか言葉がでてきません。本番は極度の緊張下にあるのでなおさらです。したがって、模試やゼミに参加する、受験仲間や家族に問題を出してもらうことを通して即座に言葉が出てくるよう訓練する必要があります。

私は、1人で下宿していたのですが、試験前に1週間学校を休み実家(大阪)に帰って、LECの模試を受けたり、家族に問題を出してもらったりし十分な対策をしました。口述試験前は、自分でも驚くほど本当によく勉強しました。

合格して思うこと

受験勉強中は、いつ合格するのかという不安でいっぱいでした。特に論文試験合格発表前や口述試験合格発表前は少し失敗していたこともあり、結果が気になってほとんど何も手につかず、精神的に不安定な日々でした。最終合格発表の日、特許庁のホームページで自分の受験番号を見つけたときは、今まで頑張ってきてよかったと思うと同時に、今まで支えてきてくれた人々への感謝の気持ちでいっぱいになりました。間違いではないかと思い何度も番号を確認しました。

これから弁理士を目指す方へのメッセージ

昔と比べて合格率は上がっていますが、難関試験であることに変わりはありません。短答・論文・口述と3種類の試験があり、5月から10月と試験期間は長いので、精神的に非常にきついです。しかし、「絶対受かるぞ」と思って毎日コツコツ勉強していけば合格できるはずです。自分に負けず強い信念をもって頑張って下さい。

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