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2014年度合格
小宮山 訓章さんの合格体験記

小宮山 訓章さん

小宮山 訓章 さん(63)

会社生活後の仕事として

受験回数 4回
出身大学 東京都立大学 法学部法律学科
受講講座 2011年新15ヵ月合格コース<秋生>
2012年実践力PowerUp合格ライトパック
2013年パーフェクトローラー合格フルパック
2014年精撰答練レギュラー演習フルパック

司法書士を目指した理由・きっかけ

会社員生活も残り数年となったときに、会社生活後をどのように暮らしていくかを、考えました。約40年にわたり会社組織の中で働き、責任ある仕事にも携わり、十分生きがいを感じた、満足すべき会社員生活でした。その一方で、全く異なる世界で働いてみたいという思いもあり、残りの人生で、二毛作目を目指してみようと考えました。ちょうどその頃、成年後見人や簡裁代理権も、司法書士の業務範囲であることを知り、地域社会のなかで、社会に貢献できる仕事として、司法書士をめざしました。

LECを選んだ理由

司法書士試験を受験するに際し、学生時代に塾や予備校に行ったことがなかったため、一度は予備校なるものを経験したいと思い、資格の予備校として有名なLECに通うこととしました。秋から始まる新15ヵ月合格コース<秋生>を選んだのは、授業が週に1日、しかも日曜日の11時から18時までと、サラリーマンでも休まずに通学できると考えたからです。お試しで受講した佐々木講師の授業が、分かりやすかったことも、選ぶ決め手となりました。

第1回目の受験

新15ヵ月合格コース<秋生>を受講し始めた頃は、分かりやすい佐々木講師の授業のおかげで、週に1日授業を受けていれば合格できるものと、漠然と考えていました。そのため、会社生活が終わったら、行きたいドイツ、オーストリア等の自由旅行のために、司法書士の勉強と並行して、ドイツ語会話の勉強も始めていました。平日の朝は、ドイツ語の勉強をし、春と秋の土曜日は趣味の釣りに出かけ、司法書士の勉強は、日曜日と平日の夜に限っていました。
半年ほど過ぎ、講座が不動産登記法にかかると、さすがにドイツ語の勉強には手が回らなくなり、ドイツ語学習は放棄し、朝も司法書士の勉強に充てることとしました。しかし、それでも復習等の時間が足りなくなり、読書時間(2008年は年間130冊程読了)を大幅に減らし、通勤時間は過去問演習等の時間に充てることとしました。東日本大震災のこともあり、2011年春からの釣行は自粛し、土曜日も司法書士の勉強に充て、直前期はひたすら勉強に専念しました。
1回目の本試験結果は、午前は基準点に1問足りないまでに至ったものの、午後の択一は基準点から大きく下回るものでした。司法書士試験に対する認識の甘さが、敗因でした。

第2回目の受験

2回目受験に当たり、佐々木講師の助言により、実践力PowerUp講座(通信)を受講しました。
海野講師の授業はとても興味深く聴くことが出来、理解するには相当の集中力を要するものの、一度理解するとさほどの復習をしなくても思い出すことが出来る、上質な授業でした。なかでも、判例解説は「なるほど」と唸らせる講義で、多くの感銘を受けました。後のことになりますが、海野講師が「民訴法判例問題対策講座」開講の折には、民訴法にはそれほど興味がなかったものの、海野講師の判例解説を聞くことが出来るという期待感もあって受講し、ここでも多くの感銘を受けました。
海野講師の授業に沿って勉強を進めてきたので、全国公開模擬試験でもS評価が出るようになり、全国スーパー公開模擬試験2回目は、本試験推定順位151番まで上がりました。
2回目の本試験結果は、午前午後ともに択一は基準点を超え、総合点でも合格点を超えていたのですが、記述が基準点に1.5点届かず、悔しい結果となりました。働きながら細切れの時間を使って、勉強を重ねてきましたが、記述の問題演習は、択一と異なりまとまった時間が必要なため、後回しにしてきました。その結果、記述に充てる時間が少なく、苦手感が付きまとっていました。そんな状況の中で、本試験の商業登記で苦手な「特例有限」が出題され、気分的に負けてしまったのが敗因と感じています。

第3回目の受験

2回目の不合格の後遺症はかなり大きく、勉強をする気分ではありませんでしたが、佐々木講師からペースメーカーとしてパーフェクトローラー講座の受講を勧められ、受講することとしました。実践力PowerUp講座は通信で受講し、課題がドンドン溜まってきてしまう経験をしたので、パーフェクトローラー講座は通学で受講することとしました。通学だと強制的に先に進むので、課題が溜まりすぎないと感じたからです。また、この講座は、火、木、土曜日の、19時から22時だったので、サラリーマンである私もそれほど休まずに通えるのではないかと思ったからです。
根本講師については、私から申し上げるまでもなく、根本劇場と言えるほど楽しい授業で、仕事帰りの19時からにも拘らず、一度も眠くなったこともなく、しかも聴いているだけ記憶してしまうことも多くありました。たとえば答練で「特定遺贈」が出てくると、「月刊プロレス1号から100号まであげる・・・」などと思いだしてしまうほど、強烈に記憶に残る講義でした。初学者向け講座を他の予備校で受けた受験生(この方もパーフェクトローラー講座を受講して合格)の話によると、根本講師の評判を聞いて他校からこの講座に移り、合格している人も多いとのことでした。
根本講師の指導に従い、暗記事項を丁寧に覚えていくことにより、この年の4回の全国公開模擬試験では、すべてS判定で本試験推定順位は420番から81番までに上り、直前模試では択一70問中1問しか間違わず、万全の態勢で3回目の試験に臨んだつもりでした。
3回目の本試験当日は、トイレに行くのが気になったので水分を少ししかとらず、試験会場には1時間以上前に到達したものの、暑い中帽子もかぶらずに試験会場の周りで待っていたため、午前科目が始まる頃には、頭痛と吐き気が始まりました。熱中症にかかったのです。惨憺たる結果でした。試験のことばかりに夢中になり、暑さに苦手なことを意識せず、体調管理を疎かにしたのが敗因でした。

第4回目の受験

3回目の惨敗により、司法書士は縁がないのではと感じましたが、他方このまま諦めてしまうのも口惜しく、答練パックを8月に申し込みました。
9月末で会社を退職することとなっていたため、本試験終了後9月末までは、40年間のサラリーマン生活を有終の美で飾るべく、仕事に専念し、休日も引き継ぎ書や業務手引書の整理に充て、司法書士のテキストは開きませんでした。
10月からは年金生活者となり十分な時間ができましたが、3回目の失敗で、気分的に受験勉強に向かう事が出来ず、平日は旅行に出かけたりしていて、週末に頻出論点マスター答練を受講し、解説を聞くにとどまりました。12月にはいり、「データランキング民法出た順100肢」を受講したところ、興味深く聴くことが出来て良きアイドリングとなりました。
1月に入って、ようやく本格的に勉強を再開する気分となり、精撰答練の結果をみると、択一は出来ているものの、記述は枠ズレなどでかなり乱高下していて、記述の苦手意識が定着してしまった有様でした。そこで、本試験と同じ状況で、多くの記述問題を解くために、LECを含め4校の公開模試を、合計10回受験することとしました。
また、過去問には9カ月以上触れていなかったのですが、2年間使い古した合格ゾーンを手にする気にならず、かといって3月に新しい合格ゾーンを揃えるのも躊躇していたところ、「直前択一過去問絞込み講座」のあることを知り、過去問はこのテキストを使用し、直前期に回しました。
なお、1月から5月までは、藤沢本校の自習室に通い、とても良い雰囲気の中で、勉強に専念することが出来ました。
体調管理については、退職して自由人となった10月からは毎朝冷水摩擦を行い、1月からは乾布摩擦にかえ、温度差に過敏にならないように努めました。また暑くなってきた直前の6月からは、夕方に2時間程度の散歩で汗を流し、暑い中での体力の維持に努めました。
また本試験当日の熱中症のリスクを回避するため、答練の日は水分を多めにとるようにしました。とくに時間の長い午後の部を想定し、精撰答練の時から10回の公開模試まで、択一が終了し、記述に着手する前に、毎回必ずトイレに行くことを習慣化しました。水分をとりすぎて、午前の部で2回もトイレに行ったこともありましたが、水分を多めに摂取することを欠かしませんでした。整腸効果のあるというリンゴ黒酢を、長男が父の日のプレゼントにしてくれたので、毎朝欠かさずにそれを飲み、胃腸も万全の状態で本試験当日を迎え、4回目にしてようやく合格することが出来ました。

働きながら司法書士試験合格を目指す方へ

働きながらでも予備校の初学者向け講座等を受講すれば、いつ、何を、どこまで習得すべきかを、勉強方法を含めて細かく具体的に教えてもらえるため、合格できる試験だと思います。しかし、そのためには仕事以外のプライベートな時間は、すべて勉強に振り向ける覚悟で、短期で合格を目指す方が、合格しやすいと思います。
勉強方法については、私自身はLECの指導する方法のままに進めたので、特段ここに述べることはありません。勤務時間の長短や、仕事内容により異なる為、一概には言えませんが、働きながらだと、LEC講師の指導内容を十全に果たしていくことは、難しいと思います。私の目安では、LEC講師の指導内容の7割程度ができれば、合格できるのではないかと感じています。例えば、海野講師の「・・・について説明できますか?合格者だったら当然に説明できますよ・・・」という問いかけに、私は、3回に1回は答えに窮していました(通信ですが)。
働いていると、体調管理より仕事や課題を解決することを優先しがちになりますが、この試験は、一年に一回しかありません。私の3回目の様な轍を踏まず、体調管理には万全を期して、短期の合格を目指して下さい。

最後に

司法書士の試験に合格するために、5年間にわたり、妻をはじめ家族には多大なる迷惑と心配をかけてしまいました。佐々木講師、海野講師、そして根本講師には、長期にわたり熱意ある御指導をいただきました。藤沢本校の成瀬さんと宮沢さんには、答練や自習室の利用に際し、受験生の立場に立ったきめ細かいご配慮をいただきました。これらのお世話になった皆様に、この紙面を借りて、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

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