2020年度合格
O・Mさんの合格体験記

法曹を目指したきっかけ

資格を持っておくことは、自分が将来キャリアを築いていく中でより大きなリスクを取ったり、家庭のために一時的に仕事を休止するといった大きな決断をしたりすることを容易にすると考え、法曹を目指すようになりました。この中で、法律は社会の至る所に張り巡らされている一方で、法律の言語を用いてコミュニケーションを取ることができないと歯が立たない場面があると思い、そういった局面で人の力になりたいと考え、弁護士になりたいと考えています。

LECを選んだ理由

初めてLECの説明を聞かせていただいた時、一人一人をよく見て指導していただけそうだと感じました。1年合格コースはほぼ全ての授業を田中先生にしていただけて、過去問の答案の添削も先生に直接していただけるなど、初めに感じ取った利点はその通りでした。先生の方が私の弱点を理解して伝えてくださるといったことも何度かありました。また、1年合格コースを他の講座の組み合わせではなく、このコースのために通学講座を組み立ててあることが、1年合格を目指していた私としては大きな魅力でした。

仕事や学業、家庭との両立のコツ（時間活用術）

通学で通うことによって、とりあえず決まった時間は必ず勉強に割かなければいけなくなり、逆に計画的に勉強を進められたと思います。短期留学、大学での勉学、サークル活動、アルバイトも予備試験を目指すことを理由に諦めたくなかったので、自分なりに調節しながら取り組みました。特に短期留学に行く際には事前、事後に先生に勉強の進め方を相談したことで、比較的すぐに遅れを取り戻すことができました。予備試験以外の活動にも時間を割いたことで、逆に飽きることなく勉強を続けることができたのではないかと思っています。

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

失敗したことは、初めの段階から暗記をしなければいけない知識の暗記をしっかりしておけばよかったことです。一度暗記したことは、短い間は覚えておけるものの、長期的に記憶するには何度も繰り返さないと定着しないタイプなので、初めから暗記のサイクルを頻繁に行っていれば最後の方は暗記以外の学習に時間をより割くことができたのではないかと考えています。一方、1年合格コースのカリキュラムに沿ってかなり早い段階から答案を書き始めたことがよかったと感じています。

LECに通ってここが良かった

一人一人に目を配っていただけたこと、通学で多くの講義を受講できたことです。自分の弱点を時には自分以上に理解して指導してくださる先生に、予備試験の過去問を全て添削していただけたのがとてもよかったです。また、実際に通学で講義を受けることによって、講義が勉強のペースメーカーとなり、安心して勉強を進めていくことができました。1年合格コースで、同じ目標を持って全力で勉強している仲間と週に何度も顔を合わせることで、やる気がなくなりそうな時もすぐにリカバーすることができたと思います。

LECの講座の良かった点

入門講座＆論文基礎力養成答練

入門講座では、初学者にもわかりやすく順番等を工夫して教えてくださったため、初めからスムーズに理解を進められました。最初から論文を書くことを見据えた授業内容で、後に実際に答案を書き始めた時にもペンが動かないということはなかったです。先生のレジュメもわかりやすく、効率的に書かれており、授業を聞きながら自分なりにメモを取ることで要点がまとまった教材となって、学習を進める段階で常に見返していました。授業後に気軽に質問をしに行ける環境だったため、疑問点はその日のうちに解消してから毎回帰宅できたのがよかったと感じています。

合格答案作成講座

合格答案作成講座においては、実際に答案を書く手前の答案構成を作る訓練ができました。膨大な問題量で、類似した分野でも異なる問題を複数解くことができたので、問題によってどのように答案構成を変えていくのかを理解できました。テキストの参考答案は、初めて答案を書くにあたって、このように書けば良いのかとイメージを掴むことができたので、役に立ちました。その後に実際に答案を書いてみるときに、答案構成からどのように答案に起こすのかに注力できたと思います。

その他

短答合格講座では、解答を自分で見るだけではわからない、解答を導くための考え方を先生から教えていただけたことが一番役に立ったと考えています。過去問と類似しているが少し違う問題や、過去問になかった問題に対応するには暗記だけでなく、こういった理解をすることが必要不可欠であると思うので、そういった自習では補いづらい部分を授業で得られたのがよかったと感じています。模試では、実際に試験時間で初見の問題を解く経験ができてよかったです。自宅で自分で時間を測って解くのはなぜか少し違って、より実践的な経験を積むことができたと感じています。

今後の抱負

2ヶ月後に迫っている司法試験に一発合格できるよう、今まで教わってきた法律を勉強する力を生かして引き続き勉強をしていきたいと考えています。最終合格の暁には、法律という道具を用いて社会に貢献できる弁護士になりたいと考えています。