
初学者段階で田中先生に学べたことが合格の最大要因!
S・Y さん
年齢 | 33歳 |
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大学 | 創価大学(文学部)卒業 |
予備試験合格時 | 社会人 |
LEC受講歴 | S式入門講座、短答論文フルコース |
※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。
法曹を目指したきっかけ
20代で経験したことに更に磨きをかけるために、法律のプロフェッショナルを目指すのが良いのではないかと思ったことがきっかけです。私は、20代半ばから幸運にも、海外駐在を経験することができました。駐在員としての主なミッションの1つは、顧客や発注先といった社外の利害関係者と交渉し、問題、さらには紛争を解決することでした。そうした仕事にやりがいを感じていましたが、問題や紛争が激化すると、どうしても上司や代表者、さらには法律の専門家に対応を委ねざるを得ません。自身の経験を活かし、更に可能性を広げるために、法曹を目指すことが良いのではないかと思い、法曹を志望するに至りました。
LECを選んだ理由
理由は主に、値段の安さと講師の実力の評判の高さの2つです。1点目の値段の安さについて、可処分時間の多い学生時代ならば別段、社会人として果たして難関の予備試験を突破し、司法試験まで走り切ることができるのか大きな不安がありました。そうした状況下では、急に100万円単位の投資をすることに躊躇していました。 LECの講座は、良心的な価格のものが多く、「とりあえず購入して勉強をしてみたい」というニーズにマッチしていました。 2点目の講師の実力の評判の高さについて、LECの講師の方の実力を高く評価する合格者の方の声を、ネット上で多く目にしました(この点は田中先生の講義を受講し、間違っていなかったと確証を得ました)。上記2点を満たす予備校として、LECを選択しました。
仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)
特に、仕事との両立に苦労しました。私は、基本的にルーティンや決まった繁忙期がない仕事に従事しており、暇な日が続いたと思えば、予兆なく忙殺の日々が到来するといったような状況でした。そうした状況は自分ではコントロールできない事柄であるため、工夫に欠けるとは思いつつ、時間の空いている平日や休日には思い切り時間を割いて勉強し、仮に多忙の日々が続き勉強ができなくなっても、仕方がないと割り切って勉強するようにしていました。
受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」
「失敗した」ことは、勉強をしない中断期間があまりに長かったことです。私は、勉強開始後約半年後、約3年後に、それぞれ約1年、約2年という勉強を全くしない中断期間を過ごしています。いずれも、仕事に忙殺されてしまった日々が長期間続き、更にその後あまり勉強をする気になれず、ダラダラと時間が過ぎてしまったというものです。今思えば、1日1時間といった現実的な勉強量であっても、日々継続していれば良かったと思います。「成功した」ことは、早めに論文の勉強に着手したことです。私は、各科目のインプットが一通り終わったと、すぐに過去問や短文事例問題の演習に取り組みました。当時は、全く問題が解けない状態でしたが、それを繰り返すにつれ、だんだんと答案がかけるようになっていくとともに、論文で高評価を得るために必要なインプットもわかるようになっていきました
LECに通ってここが良かった
何よりも田中先生の講義を受けられたことが本当に良かったと思っています。上記と重なりますが、「学習したことを言語化すること」という、本年度の予備試験合格に直結する要因に繋がる学びを得られたことが大変良かったと考えています。また、口述模試においても、他社の模試が合格者による模試を行う中、プロの講師の方が主査を務めてくださった点も良かったと思っています。
LECの講座の良かった点
入門講座
田中先生の入門講座を受講しました。私は非法学部出身の社会人であり、人生で初めて法律の勉強をしました。そのため、テキストを読んでも、書いてあることがよく分からないという状態からのスタートでした。しかし、田中先生の講義を聞くと、それまでわからなかったテキストの記載や論文の問題集の問題文、答案例が理解できるようになりました。 田中先生は、テキストや基本書、答案例に書かれていない行間を言語化される能力が凄まじいと思います。私のような初学者にとって、田中先生の講義は、法学に入門するにあたって、最高の船頭となりました。 また、初学者段階だけでなく、ある程度学習を経てから田中先生の講義音声を聞き直した際も、目から鱗が落ちることがあり、各学習段階に合わせて大変勉強になるものでした。 さらに、条文の文言や判例の言い回しを田中先生はご自身の言葉に置き換えて説明してくださいます。私が田中先生から学んだ最大の財産は、「学習したことを極力言語化すること」です。インプットや短答、論文の勉強をする中で、「この判例で学んだことを端的にいうと何なのか」「自分の理解がどのように間違っていたのか」「どのように理解すればこの問題が解けたのか」といった点を言語化することを心がけました。これは、自身の考えの言語化が必要とされる論文式試験が天王山である予備試験の学習において、極めて有効であったと思います。そして、その重要性は、初学者の時に田中先生から学んだことであると思っています。
今後の抱負
まずは、司法試験に向けて、全力で駆け抜けたいと思います。予備試験の論文式試験で感じた主な課題は、①他の受験生の大多数が知っているにも関わらず、知らなかったり、苦手だったりする項目があり、その点で差をつけられやすい、②一応の水準の答案を揃えることはできるものの、法律論の理解が不十分だったり、事実の評価が芯を食っていなかったりしてトップクラスの評価を得づらいことでした。上記の克服のため、司法試験に向けて、矢島先生の講義を受講しながら、過去問をやり込み、トップクラスの成績で合格できるように頑張りたいと思います!