
LECの良さは面倒みのよさ
M・H さん
年齢 | 42歳 |
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大学 | 京都大学(工学部)卒業 |
法科大学院 | 日本大学法科大学院 既修 |
予備試験合格時 | 法科大学院既修2年 |
LEC受講歴 | S式入門講座、予備論文直前パック |
※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。
法曹を目指したきっかけ
私はメーカー知財部に在職中に弁理士試験に合格し、在職中に特許権侵害訴訟を担当しました。訴訟に対応するためには、特許法の知識だけではなく、民法・民事訴訟法・民事保全法・民事執行法・独占禁止法・不正競争防止法など様々な法域の理解が必要であると痛感しました。弁護士の先生方と一緒に訴訟対応するうちに、私自身も特許権侵害訴訟に対応できる高度の専門性を持つ弁護士・弁理士になりたいと思うに至り、法曹を目指すことにしました。
LECを選んだ理由
司法試験の勉強を始める前に、LECの弁理士講座を使用して弁理士試験に合格しました。当時は地方に住んでいたので通信講座を取りましたが、LECの通信講座では何の不自由もなく勉強することができ、2回目の挑戦で弁理士試験に合格できました。司法試験の勉強は、仕事の合間の隙間時間を使ってマイペースにやりたいと思っていたので、信頼していたLECの入門講座を迷わず選びました。LECの通信講座は、講義動画を事前にダウンロードしておけば、通信環境のない場所でも視聴できるので、スマホの電波の届かない会議室などでも勉強できて良かったです。
仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)
社会人が勉強する場合に問題となるのは何と言っても勉強時間の確保です。勉強時間を確保するには、
①隙間時間の活用と
②規則正しい勉強習慣が大事だと思います。
早起きして1時間勉強する、昼休みに30分勉強する、退社して家に帰るまでに1時間勉強する、土日は一日最低3時間は勉強する等、それぞれは短い時間でも良いので、自分なりのルールを作って必ずそのルールを守るようにするのが良いと思います。とはいえ、自分ではコントロールできない仕事や家庭の事情もあります。ルールを守れなかったときは、自分を責めたりイライラして周囲にあたったりせずに、済んだことは忘れて、前だけを見て進んで行くのが良いです。
受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」
「失敗した」と思うことは、LECの入門講座を終えて問題演習に取り組むまでに時間がかかってしまったことです。入門講座の内容が頭に残っていないような気がして、別の予備校の入門講座をとったりして、それを視聴することに時間を費やしてしまいました。しかし、別の予備校の入門講座をとっても、新たに得る知識はそれほどありませんでした。LECの入門講座を終えたらすぐに短答や論文の問題演習に取り掛かって、分からないことがあれば入門講座のテキストや講義で確認するという勉強スタイルをとるべきでした。
LECに通ってここが良かった
入門講座の受講生に提供される「合格サポート制度」が良かったです。短答合格後には、論文向けの速習講座と論文模試を提供していただき、短答から論文までの限られた時間を有効に使うことができました。論文合格後には、口述対策講座と口述模試を提供していただいたおかげで、口述試験の当日でも落ち着いて受け答えができました。このすべてが無料で提供されます。 LECの入門講座を受講すれば、最終合格まで面倒をみてもらえます。 本当にありがたいです。
LECの講座の良かった点
入門講座
私はLECのS式入門講座で司法試験の勉強を始めました。
この講座を選んだ理由は、
①低価格であること
②講義動画をスマホやタブレット端末にダウンロードして隙間時間に勉強できること
③実績のある大手予備校が提供していること
の3点でした。講義の1コマが10分から15分程度と短いため、通勤中や昼休みに勉強するのに適していました。講義の内容は非常に丁寧で分かりやすく、法学部出身でない私でもついていけるものでした。
大塚講座シリーズ
いずれも基本刑法の著者である大塚先生の講座です。基本刑法や基本刑訴法を読んだことがない者であっても、大塚先生が作成されたレジュメだけで講義を理解できる内容となっています。実際に私も、基本刑法や基本刑訴法を読まずに受講しましたが、理解できずに置いていかれることはありませんでした。 大塚先生の講義を聞いてはじめて、「入門講座で習ったことはこういうことだったのか」と腑に落ちる経験が何度もあり、大塚先生の講義が聞くことが楽しみでした。予備試験の過去問の解説講座では、 大塚先生が作成された模範答案から、問題提起の仕方、論証の使い方、事実の評価の仕方、を学ぶことができ、大変有用でした。
選択科目総整理講座
基本刑法の著者である大塚先生の講座です。講義の中で大塚先生は「刑法と経済法は考え方、答案の書き方が似ている」、「経済法の学習を通して刑法にも強くなれる」と仰います。 経済法の条文や考え方の説明でも「これは、刑法でいうところの共同正犯ですね」などと、刑法との共通性を意識した表現を用いてくれます。 私は刑法に苦手意識がありましたが、本講座を受講して経済法の問題演習をするうちに、たしかに刑法の答案の書き方がこなれていく感覚がありました。 刑法が得意な方にも苦手な方にもおすすめできる講座です。
今後の抱負
まずは司法試験に一発合格できるように、できる限りの準備をしていきたいです。司法試験に合格した後は、依頼者の期待以上の結果を出せる実力ある弁護士になれるよう、日々精進します。