
何度失敗しても諦めずに続けることが重要です。
J・K さん
年齢 | 29歳 |
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大学 | 神戸大学(法学部)卒業 |
予備試験合格時 | 社会人 |
LEC受講歴 | スピードマスターコース、矢島の予備試験パック |
※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。
法曹を目指したきっかけ
私は法学部の出身ですが、大学入学当初は政治学の方に興味があり、あまり法律には関心がありませんでした。しかし、大学で民法や刑法の授業を受けていく中で単に数学の公式のように事例に条文を適用するのではなく、様々な解釈を加えて事案の妥当な解決を図るという法律学の楽しさを知り、この学問を極めてみたいと思いました。そして、法律系の試験で最も難易度の高い司法試験に合格すれば法律学を極めたことになるのではないかとの思いから予備試験に挑戦することになりました。
LECを選んだ理由
他の予備校や法科大学院でどのような授業が行われているかはよく分かりませんが、1人の講師から全ての科目について教わることは珍しいのではないかと思います。LECには様々な特徴を持った先生方がおられて、その中から自分に合った講師に全ての科目について教わることができました。学習を続けていく過程で他の講師の講義を受けることもありましたが、司法試験の学習の初めに1人の講師から全ての科目について教わることで芯の通った理解をすることができました。以上のことから、LECを選びました。
仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)
予備試験は学習の範囲が広い上に、短答、論文、口述という様々な種類の試験に対応していかなければならないので、時間がいくらあっても足りないのが現状です。しかも、仕事と両立している場合には、疲れている状態で勉強をするので集中力が持続せず、時間があっても有効に時間を使うことが困難なことも多々ありました。そのような中で勉強を継続していくには、やるべきことを細分化していくこと、そして、今日1日の学習で何を取得したのかを意識しながら少しずつ前に進んでいくことだと思います。
受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」
私は論文を書くことが苦手でしたのでどうしてもインプット中心の学習をしていましたので、短答式試験には比較的早い段階で合格することができましたが、論文を書くというアウトプットをほとんどしてこなかったので、論文式試験に合格するにはとても時間がかかりました。なので、もっと論文を書くということを真面目にやっていればここまで時間は掛からなかったのかなと思います。一方で、何度も試験を受ける中で無駄に学習の範囲を広げるのではなく同じことを愚直に繰り返すことで基本的な内容の理解が深まったことは良かったかなと思います。
LECに通ってここが良かった
私は長年受験を継続していましたが、LECは高品質の授業を低価格で提供してくださったので、経済面で心配することなく勉強に集中することができました。特に、矢島先生の講座は、授業の内容はもちろんテキストも最先端の学説の状況を踏まえた内容になっていたのでとても助かりました。
LECの講座の良かった点
入門講座
1人の講師から法律基本科目7科目を教わることで、法律を民法や刑法という科目に区別して見るのではなく、一つの法律という大きな枠の中で捉えることができました。 また、担当していただいた柴田先生は司法試験に必要な最低限度の知識をレジュメにまとめてくださっていたので、学習の範囲が広範になりがちな司法試験でも必要以上に手を広げることなく勉強をスタートさせることができました。 論文基礎力養成答練は論文の書き方が全く分からない段階で受講しましたが、基本的な答案の型を理解することで論文の基礎を身につけることができました。
矢島の速修インプット講座
司法試験や予備試験は他の法律試験と異なり単に法律に関する知識があれば合格できる試験ではなく、学んだ知識を活用するということが重要です。そのような思考力の基礎を身につけることができたのは矢島の速習インプット講座のおかげでした。矢島先生は、なぜそのような条文があるのか、なぜこの事案で判例はそのような判断をしたのかなどの理由を深く説明してくださったので、単に当該条文の意味や判例の意味を理解するにとどまらず、それらを具体的な事案にどのように活用していくかということを考える基礎が身に付きました。
矢島の論文完成講座
いくら法的思考力があってもそれを試験会場で初めて見る事案で限られた時間内に文章で表現する技術がなければ司法試験や予備試験には合格できません。そのような技術を学べるのが矢島の論文完成講座でした。この講座は、他の論文講座に比べると問題数が少ないと思われますが、授業の中で一つ一つの問題を深く検討していくので質の高い論文対策ができました。
短答合格講座
短答式試験は論文式試験よりも広範囲な知識が問われるのでどこまで学習の範囲を広げるかということが大きな課題となります。そして、その基準は過去問ですが、短答合格講座では、田中先生がそれぞれの問題を解説していく中で短答式試験の合格に必要な知識をまとめてくださったので短答式試験についてはこの講座のみで対応することができました。
今後の抱負
今回予備試験に合格したので、とりあえずの目標は司法試験に合格することです。予備試験は合格率の点では司法試験よりも難易度が高いので予備試験に合格したという経験は大きな自信になります。そのような中で司法試験を受験できることは大きなメリットかなと思います。ですので、これから予備試験を受験されるみなさんも予備試験に受かることで得られる利益は少なくないはずですので、あきらめずに頑張ってください。