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2017年度合格
O・Tさんの合格体験記

合格者
仕事と両立して合格

LECで共に法曹を目指す仲間が出来ました

O・T さん

年齢 37歳
大学 法政大学(社会学部)卒業
予備試験受験回数 1回
LEC受講歴 入門講座が含まれる予備試験対策向コース(入門講座他)・全国適性模試・予備試験ファイナル答練・予備試験論文公開模試・予備試験口述徹底対策講座・予備試験口述模試

※年齢・大学在学中の有無は出願時を基準としています。

法曹を目指したきっかけ

私はもともとマスコミ志望で、大学卒業後はマスコミに就職していました。マスコミで働いていた当時は全く法律には縁がない生活を送っていました。しかし、とある事情から親族が法律問題に巻き込まれ、身内として裁判に携わったことがきっかけで法律知識の体系的理解が必要だと感じました。また、その時に対応してくれた弁護士の先生が親身になって事件の解決に尽力してくれたこともあり憧れを抱きました。困難な問題に直面した個人を救済するという弁護士の仕事を目指そうという思いが湧きました。さらに当時、法曹人口の拡大が叫ばれ、ロースクール制度が始まり軌道に乗り始めたというタイミングも重なり法曹を目指すことを決意しました。弁護士の数が増えていく中でも、マスコミの営業部門で培われた企画力や営業力が何らかの武器として生かせるのではないかという狙いもありました。他方、社会の変化に鑑みたとき、SNSやブログが進展し個人が発信力を増していく中でスラップ訴訟など個人が法的問題に直面する可能性が高くなり、法的サービスの需要が高まると感じたこともきっかけの一つです。

合格までの道のり

LECを選んだ理由

私は法曹を目指すまで、他の法律学習を経験したことがありませんでした。LECを知ったのは、親族の裁判を担当していた弁護士の先生がLECの講座を受けて合格した、と聞いたことがきっかけでした。LECは他の受験予備校と比べてみたとき、講座の価格が安いのに答練の問題や解説の質が高く、本番での的中率も非常に高い印象をもっていました。そして入門講座など体系的なカリキュラムが揃っていること、インプット・アウトプットの講座がセットで用意されているので合格までの道のりがイメージしやすかったのも選択の理由です。さらにLECの司法試験対策講座の講師の先生は新司法試験を実際に受験し、合格した方が担当されています。ご自身の実体験に即した実践的な講義が行われているので非常に参考になりました。また無料の公開講座も多く用意されているので、普段はWEBで学習を進めている方も、先生に質問をしに行きやすい環境が整っていると思います。LECは渋谷、新宿、水道橋、新橋、池袋、横浜と自分の生活圏内に校舎の数も多く、公開模試や答練に通うのが非常に便利でした。また、自習室についても他の受験予備校とは異なり、積極的に開放してくれているので、仕事帰りの学習や休日のゼミの仲間との勉強会でも、様々な校舎で気分を変えて学習に臨むことが出来ました。LECのWEB学習システムは、他の受験予備校と比べて、特にユーザーインターフェースがしっかりして使いやすいです。答案の添削も非常に早く、さらにWEB上で返却が行われるため、校舎に採点済みの答案を取りに行く必要がなく、無駄を省いた効率的な学習が行えます。私はロースクール卒業後、受験資格のある5年間で司法試験に合格できず、予備試験を受験することになりました。予備試験は今年1回目の受験で合格することができたのですが、司法試験に不合格後、法曹への道を諦め、一度就職しました。しかし諦めきれず、LECで受講したゼミで論文の指導をしていただいた武山茂樹先生に相談したところ、「昨年よりも今年の方が論文の力は伸びている。予備試験は十分に合格できる」と背中を押していただき、予備試験を受験することにしました。そのため、予備試験に挑戦するにあたってもLECを当然のように選びました。

仕事や学業、家庭の両立のコツ

私は予備試験受験時から現在でも仕事をしており、定時に帰れる仕事ではないため、勉強時間の確保は非常に困難を極めました。無い時間を嘆いてもしょうがないので、インプットについては手を広げずにやることを絞るという方針を立てました。具体的には次の2点です。すなわち①正確な論証の記憶と、②誰もが知っている論点がどのような形で問われ、論点相互間がどのように結びついていくのかを理解すること、です。①、②の目的達成のために私のとった論文の勉強法は、市販の論証集とLECが刊行している『新・論文の森』シリーズを何度も回すことでした。予備試験は司法試験とは異なり、事実のあてはめというよりは判例の規範やロジックを問題文に対応した形で正確に答案上表現できるか、ということが重要になります。だから基本書や演習書に手を広げる必要はないと思いました。仕事帰りと休日に論文問題を解きアウトプットを徹底しました。インプットは、寝る前に論証を記憶し、朝の通勤時に講座の音声を聞くというタイムスケジュールを組んでいました。私は勉強する場所が同じだと飽きてしまうタイプであるため、会社帰りに論文を書く場所を転々としていました。仕事が早く終わった時にはLECの都内のいろいろな校舎の自習室を用い、遅い時には有料の時間貸しの自習室を用いる、といった具合です。自宅ではインプットの勉強のみを行いました。社会人は突っ込んで勉強し過ぎると、身体的・精神的に日中の仕事に影響が出てきてしまうため、特に体調面と精神面の管理が重要になると思います。私は、予定の勉強が出来なかった場合でも無理をせずに、会社の有給を使って勉強時間の補てんを行っていました。職場環境は様々でしょうから一概には言えませんが、完璧主義には陥らずに、極端な無理をしない程度で思う限りの最短距離を突っ走る、という姿勢が重要かと思います。何が最短距離かは人によって違うと思いますが、目的意識をもって学習内容を絞るという方針のもと、予備校教材を効率的に使うことがありきたりではありますが、合格への最短距離だと思います。

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

私の口述試験は受験勉強の失敗と成功が相半ばする典型事例だと思います。私は7月の論文試験の後あまりに手応えがなかったため、仕事の忙しさもあり法律の勉強を疎かにしていました。合格発表の日、自分が合格していることが分かると喜びよりも恐怖感が先んじたことを覚えています。口述試験は論文合格発表から約2週間後に行われるため、私のように対策をしないままでいると、時間的にも精神的にも本当に厳しい状況に追い込まれます。ですので失敗したことといえば法律の勉強をしない期間を作ってしまったことです。法律の勉強をしない時間を作ってしまうと、当然知っているつもりの条文や論証が咄嗟に出てこなくなるほど、如実に実力の低下が生じてしまいます。よって、論文試験後は、どんな手応えでも法律の勉強を続けることが社会人にとっては重要だと思います。

他方、成功したと思うことはその後の口述試験対策のリカバリーです。私は予備校本と、口述プロパーの対策講座を用いて短期間で効率よくインプットを行うことを心がけました。また、口述試験では過去に問われた部分が繰り返し問われますので、過去の口述再現を手に入れ、それを2週間という期間の中で何度も回しました。なお、口述試験対策についていえば予備校の口述模試の受験は必須です。私はLECの口述模試を受け、口述試験特有の緊張感、自分の言葉で相対する人間に説明することの難しさを体感しました。予備校の口述模試は定員が少なく、論文試験の合格発表直後に申し込まないと受験枠が埋まってしまうので注意が必要です。社会人受験生で普段から顧客や職場の方と接している方でも、ビジネス会話と口述試験でのやり取りは全く別物ですので、予備校の口述模試の受験は必須だと思います。

LECに通ってここが良かった

LECに通ってよかったことは、粘り強く熱心に受験指導をしていただける恩師・武山茂樹先生に出会えたこと、そして共に切磋琢磨しあえる受験仲間ができたことです。私は前述のとおりLECで武山ゼミを受講しておりました。ロースクールが地方であったため、武山ゼミに入るまでは、私生活で法律の勉強の話をできる友人が近くにおりませんでした。しかしゼミに入ってそういった友人が増えました。一般によく「ゼミの知り合いがいると学習仲間・ライバルから刺激を受けて良い」という話を聞きますが、本当にその通りだと思います。あるゼミの仲間からは、「武山ゼミの受講生では予備試験に不合格になった者はいないから頑張って!」というプレッシャーをかけられましたが、その言葉に奮起しモチベーションに変えることができたように思います。また他の仲間はすでに司法試験に合格して司法修習中でした。彼は、修習中の友人で予備試験に合格した方に頼んで、私のために個人的に口述試験の模擬試験を実施してくれました。その模擬試験が非常に役立ったことは言うまでもありません。司法試験の受験資格を失権した際も、ゼミで目標に向かって頑張っている仲間の姿を見て刺激を受け、試験を諦めきれない気持ちになり、再挑戦する意欲が湧いてきたように思います。武山ゼミの仲間は、司法試験に挑む私にとってかけがえのない存在です。

今後の抱負

以上色々と書いてきましたが、そもそも予備試験は司法試験の受験資格を得るための試験で通過点にすぎません。ですから2018年の司法試験に合格し、自分が憧れた弁護士像に近づけるよう最短距離で着実に努力していきたいと思います。

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