
LECで司法試験に挑戦できてよかったです!
K・H さん
年齢 | 24歳 |
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大学 | 学習院大学(法学部)卒業 |
法科大学院 | 一橋大学法科大学院 既修 |
受験資格 | 法科大学院 修了 |
LEC受講歴 |
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※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。
法曹を目指したきっかけ
私は、大学入学時には法曹を志していたわけではなく、司法試験を目指すことを決めたのは母親の友人の勧めがきっかけでした。高校では部活動中心の生活で大学受験にあまり集中できず、勉強を頑張りきれなかったという後悔があった私に、司法試験を頑張ってみるのはどうかと勧めてもらいました。それまで法曹という仕事について詳しく知りませんでしたが、色々と調べる中で企業法務という分野を知り、法のプロフェッショナルとしてビジネスに関わることができる点に憧れ、弁護士を志すようになりました。
LECを選んだ理由
もともと司法試験を勧めていただいた母親の友人に、司法試験を目指すなら予備校に通ったほうが良いと助言をいただき、すぐに予備校探しを始めました。
そして予備校を色々と調べ、実際に足を運んでお話を伺いましたが、LECのスタッフの方が一番親身になって話を聞いてくだいました。私は、その当時、上京して間もなく、不安もあったため、面倒見の良さという点に魅力を感じ、LECを選びました。
また、そのスタッフの方に田中先生の講座は非常にわかりやすく、教材(特にチェックシート)も人気であるため、初学者にも自信を持って勧められるとご助言いただき、田中先生の2年合格コースを選びました。
仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)
私は法科大学院ルートで司法試験に合格したため、予備試験を目指す方と比べると大学生活との両立は楽だったと思います。もっとも大学4年時はロー入試に集中したかったため、必修でなかったゼミや卒論は履修せず、3年時までにほとんどの単位をとり終わるようにしていました。
また、司法試験と法科大学院の授業の両立にも何も問題はありませんでした。私の通っていた一橋大学のロースクールは司法試験に役立つ授業ばかりで、その予習復習も試験との両立で負担になるようなものではありませんでした。しかし、法科大学院の授業は深掘りしすぎると沼にハマってしまうことも多いので、法律学習はあくまで司法試験の範囲にとどめるということは、両立する上で意識していました。
受験勉強を通じて「失敗した」と思うこと
私が失敗したと思うことは、法科大学院の入学までに予備試験の短答試験の勉強をしなかったことです。現在、法科大学院在学中に司法試験が受験できるようになったため、実質的に既修者は、入学1年目の2年次にしか予備試験受験のチャンスがありません。入学前、私はローの授業を受けながら短答対策をすれば良いと甘く考えていましたが、実際には短答式試験とローの中間の日程が近接しており、短答対策に十分に時間を割くことができませんでした。在学中受験制度によって、ロー2年次に予備試験に合格しなくとも3年時に司法試験を受けることができますが、キャリアの可能性が広がること、自信を持って司法試験に挑めることを考えると、ロー2年次の予備試験合格に向けて入学前から準備をしておくべきだったと思います。
受験勉強を通じて「成功した」と思うこと
私が成功したと思うことは、 無闇にLEC以外の教材に手を広げなかったことです。今は、SNSや口コミで、良い教材や問題集の情報がたくさん手に入ると思います。実際、私もロー入試、司法試験を目指すにあたってたくさんの情報に翻弄されました。しかし、私はロー入試に関してはLEC以外の教材には全く触れず、LECの教材だけで志望校であった慶應、一橋ローに合格することができました。
また、司法試験やローの授業にあたっても、LECの教材に加えて最低限の基本書、百選、過去問解説本だけで充分だったと思います。
色々な教材を使ってみたくもなりますが、一つの教材をしっかり読み込むというのがもっとも有効的だと思います。さらに、ローの授業や、司法試験の出題歴や出題趣旨、採点実感を全てチェックシートに一元化していたため、司法試験会場にはチェックシートさえ持っていけばいいという状態になっていた点も成功した点だと思います。
LECの講座の良かった点
入門講座、論文基礎力養成答練
私は、法学部政治学科の所属であったため、法律に触れたのは入門講座が初めてでした。入門講座を受講している最中は、理解が進まず、不安になることばかりでした。しかしながら、入門講座を終えて、論文基礎力要請答練や合格答案作成講座で、論文の問題にあたると、入門講座で田中先生が解説してくださった内容が論文にリンクし、知識が繋がる感覚がありました。入門講座では、答案作成上重要な論点を中心に、答案作成を目標に解説してくださるため、答案作成につながるインプットに集中できる点が良かった点だと思います。
また、入門講座で頂いた田中先生の最重要項目チェックシート(現在ではコアノート)は、最強です!入門段階から司法試験受験まで、ローの授業での内容も含めて全てチェックシートに一元化し、司法試験本番もチェックシートだけ持って会場に向かいました。
合格答案作成講座
ロー入試対策、司法試験対策において最も活用したのが合格答案作成講座でした。
田中先生の合格答案作成講座では、授業中に先生が現実的な答案構成を示してくださるため、目指すレベルがわかりやすく、助かりました。
また、合格答案の問題集は、頻出で重要な問題ばかりなので、この問題集を一周するだけで網羅的に知識を身につけることができます。
私は、ロー入試対策では、過去問には取り組まず、合格答案だけを周回し、司法試験対策でも合格答案と司法試験の過去問を活用して合格することができました。
また、田中先生は通説や判例に即して解説してくださるため、自分の答案が、多数派の答案とズレてしまう怖さがなかった点も非常によかったです。
今後の抱負
司法試験に合格しても、まだまだ未熟なところばかりなので、今後実務の現場で活躍できるように、まずは法科大学院を無事に卒業して、司法修習でしっかり学びを深めたいと思います。また、自分の取り組みたい分野についても探求していきたいです。司法試験に合格することができたのは、ひとえに支えてくださった皆様のおかげだと思っております。支えてくださった皆様に恩返しができるように、これからも精進し続けたいと思います。