
LECの授業とテキストは日本一
伊藤 駿介 さん
年齢 | 25歳 |
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大学 | 早稲田大学(法学部)卒業 |
法科大学院 | 早稲田大学法科大学院 既修 |
受験資格 | 法科大学院 修了 |
LEC受講歴 |
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※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。
法曹を目指したきっかけ
父が弁護士をしており、幼い頃から法曹への憧れがありましたが、歳を重ねるごとに司法試験受験の残酷さを知り、一度は司法試験を受けるのはやめて就職活動をしようと思い、就活をしていた時期もありました。しかし、就活をしているうちにどこか企業に勤める自分にミスマッチさを感じ、一度の人生なので後悔のないように過ごしたいと考えるようになりました。そこで、憧れている父の背中を追って司法試験の受験を決め、法曹を目指す決意を固めました。
LECを選んだ理由
授業の質の高さです。LECでは、YouTubeで無料体験講座を受講できたり、校舎にておためしで授業をフルで受けれたりと、受講を検討している段階で講師の方々の授業をさまざまな形で体験することができます。
私は、当初は他の予備校も検討しており、資料だけではどの予備校にするか決めあぐねていました。しかし、YouTube上でLECの先生方の無料体験講座を視聴し、今までにない法律の論点の解説のわかりやすさや、司法試験の分析力の凄さに圧倒され、その日のうちに授業をライブで受けてみたいと考え、校舎に向かいました。また、種々の割引適用もあり、費用を抑えられたことも決め手になりました。
仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)
司法試験の勉強を始めた当初は大学生であったこともあり、サークル活動やゼミ活動が忙しく、校舎に出向いて授業を常態的に受けることが難しいことも多々ありました。
この点、田中先生の講座は欠席webフォローが充実しており、授業が行われた翌日からインターネット上で講座を受けることができ、レジュメについてもweb上で配布されていたため、電車での通学時間や、大学の休み時間などを有効活用して、なるべく実際に行われている授業の進度にキャッチアップできるよう勉強していました。
受験勉強を通じて「失敗した」と思うこと
短答の勉強に本腰を入れ始めたのが遅かったことです。短答の設問は、論文の勉強でカバーできる部分と、短答でのみ問われる知識である短答プロパー部分とに分かれており、短答プロパー部分が重点的に問われる傾向にあります。私は、論文が元々得意であり論文の勉強が好きだったため、論文の勉強ばかりしておりました。しかし、短答に特化した勉強をしない限り、短答プロパー部分はいつまでも正解できるようになりません。実際に私も、直前期になって、勉強計画を見直し、短答に特化した勉強に時間を割き、なんとか本番に間に合わせました。LECでは、短答対策講座もあり、私のように短答の勉強をサボりがちな方も短答の勉強のペースメーカーとして利用していただければ効率良く勉強できると思います。
受験勉強を通じて「成功した」と思うこと
勉強が進んだ段階でLECの講座に出会えたことです。例えば、LECの教材、授業は司法試験科目の真の理解の助けになるよう作り込まれています。私は、勉強の初期段階で理解に努めず暗記のみに走り、意味を理解しないまま問題を解いている自覚がありました。実際に、典型問題から少し捻られ、現場思考が問われるような出題をされると問題に太刀打ちできず得点を伸ばせないことがありました。 そこから、田中先生や矢島先生の授業を受け、教材の注書きの部分まで読み込むことで丸暗記に頼らず理解に努め、規範を自ずと導けるようなレベルまで勉強が捗り、論文の成績が抜群に安定するようになりました。
LECの講座の良かった点
入門講座、論文基礎力養成答練
司法試験合格のために無駄を削ぎ落とした洗練された講義でした。特に、田中先生のレジュメは読みやすく、また、授業内で適宜先生が図を書いたり、難解なテクニカルタームを平易な言葉に言い換えたりと、とにかくわかりやすく理解できるような工夫を凝らしており初学段階であっても挫折せず法律の勉強に打ち込めました。個人的に書き込みをたくさんして勉強するスタイルでしたので先生の講義スタイルは自分に大変マッチしており講座を受講して良かったと思えました。
合格答案作成講座
短文事例問題集の完成版と言えるような質の良い問題が揃っていました。そして、その質の高い問題にどのように対処していくべきか、すなわち、インプット授業で得た知識をどのように扱えば良いかを田中先生の圧倒的センスと努力量で得た知見をもとに伝授していただけました。法律の試験はその問題と似たような事例を自分の頭の中の事例のストックと照らし合わせて処理していく側面があると思いますが、そのストック量を増やしていくには最良の講義でした。
矢島の論文完成講座
司法試験の傾向と対策の全てが詰まった講義でした。単に出題された法律の論点を扱うのでなく、問題文、出題趣旨、採点実感の読み方やその裏の司法試験考査委員の意図までも汲み取って司法試験の構造を丸裸にしていました。また、矢島先生が講義で伝授してくださる妥当な解決を導くための理論構成の方法は、初見の問題に対する対処法として試験本番でも役に立ちました。司法試験も所詮は試験であり、実態がわかれば怖いものではない。そう思えるような自信をつけさせてくれる講義です。
矢島のスピードチェック講座
司法試験合格に必要かつ十分な知識を短期間で高速周回するのに最適なテキストと講義でした。本テキストの(注)やメモ書きの部分は、矢島先生が研究中に気になった点や法律学者の先生方の間で議論になっているホットトピックを紹介してくださっており、その問題意識がそのまま司法試験に出題されたこともあるため大変有用でした。私は、テキストの隅々まで読み込み自分で気になった部分は先生に質問したりして書き込みを増やしていき、カスタマイズして勉強していました。
矢島の最新過去問&ヤマ当て講座
矢島先生の司法試験研究と長年の講師経験に基づく(的中させる)勘をもとにその年に出る論点を的中させる講義であり、直前の対策と安心材料になるものとして最良の講義でした。 司法試験はメンタルも大事な試験ですが、私が受けた本試験において、本授業で実際に扱った論点が的中し、試験中にガッツポーズをしたくなるほどホクホクな気持ちで試験に取り組むことができ、その気持ちのままその日の後に 受けた科目も気分良く終え、最良のパフォーマンスを発揮できました。この講義は本試験のお守りになるような講義です。
矢島の労働法
労働法を初学者から司法試験上位合格レベルまで持っていける知識量とわかりやささの詰まった講義でした。インプットとアウトプット
の二部構成になっており、労働法への万全の準備をこの講座だけですることができました。
実際に、私は本講義のテキストのみで初学段階から勉強し、今年の司法試験の労働法を上位の順位で合格することができました。また、価格も魅力的であり、労働法の分野を全て学べ、
かつ、書き方まで教えてもらえるのに他の予備校と比較してリーズナブルに受講できるためありがたかったです。
今後の抱負
司法試験に合格したことで、幼い頃から憧れていた弁護士としてのスタートラインにようやく立てた気がします。今後は司法修習でも弛まず勉強し、実りある1年間にしたいと思います。そして、司法修習を終えた後は、多角的な視点を持って、さまざまな利益を衡量し多くの企業が納得するようなリーガルサービスを提供できるような弁護士になって活躍していきたいと考えています。実務家になった後でも、LECの授業で学んだ利益衡量の視点を忘れず、自分の強みとして存分に生かしていきたいです。