2021年度合格
W・Sさんの合格体験記

法曹を目指したきっかけ

私が法曹を目指したきっかけは、「今の自分を変えたい！」という気持ちからでした。私は、大学生活に慣れてきたころ、このまま何となく大学生活を送り、何となく就職するのはもったいないのではないか…と、もやもやする日々を過ごしていました。そんな時に出会ったのが、現役弁護士の先生に弁護士という仕事の魅力を語っていただく授業でした。私は、この授業を聞き、「今の自分を変えてくれるのは、司法試験だ！」と思い至り、弁護士を目指すことを決意しました。

LECを選んだ理由

私がLECを選んだ理由は、私が法曹を目指すきっかけとなった授業をしてくださった先生がLECを紹介してくれたことです。その後、自分でもLECの情報を調べ、担当の方とお話をし、価格・内容ともに充実していると判断し、LECを利用することにいたしました。具体的には、入門講座を土台として、その後の学習進捗に合わせて答練などをスケジュール管理していただけるという点が魅力的でした。

仕事や学業、家庭との両立のコツ（時間活用術）

私は、在学中の２年弱に加えて、ロースクールでの２年間も学習に費やすことができたため、最も時間を確保しやすい部類の人間だったように思います。私のような人にとっては、「あえて勉強しない時間を明確に作る」ことが集中して取り組める時間確保のコツではないかと考えています。この勉強する時間としない時間との区別は、できるだけ毎日同じ時間に合わせると、さらにメリハリがついてよいと思います。また、できるだけ多くの時間を確保するためには、できるだけ早く司法試験に向けた学習を開始することが良いのではないかと考えています。

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

私の失敗は、司法試験に向けた学習を頑張るという初期のモチベーションに頼りすぎたことであると考えています。司法試験合格までは、長距離のマラソンのような道のりになるので、意志の力だけで学習のモチベーションを維持し続けることはとても難しいと思います。自分のモチベーションを維持・向上するための仕組みをそれぞれの受験生が設計することが重要であるように思います。

私の成功は、思い切って日曜日を勉強しなくてよい日に設定したことです。これは、大学在学中の予備試験合格を目指される方にとっては、時間不足となるリスクはあると思います。しかしながら、１日エネルギーを充電する日を設定することで、長距離マラソンの道中でのガス欠を減らせると思います。とにかく継続的に学習を続けることが大事であると考えていた私にとって、この決断は成功であったと思います。

LECの講座の良かった点

入門講座＆論文基礎力養成答練

法律については大学１回生で触れた程度で、ほとんど何もわからない私にとって、入門講座はまさにコンパスのような存在でした。担当の先生は、具体例やイメージを多用してくださったので、私としてもより理解が捗りました。また、これは他のどの講座にも共通することではありますが、音声データを利用することができるため、スキマ時間の活用にも向いており、司法試験の勉強の根幹をなす入門講座ではとりわけその効果が大きかったと感じています。

合格答案作成講座

合格答案作成講座では、質の担保された問題について、わかりやすい答案の流れと、実際の答案例が掲載されています。そのため、自分自身でチャレンジする場合でも、くじけることなく取り組むことができます。また、ある程度学習が進んでから同教材を利用することによって、初見の論点・知ってはいるものの答案の流れが分からない論点・理解している論点といったように振り分けをすることができます。自分の理解度・実力をチェックするために、同講座の教材はよい指針になってくれるものと思います。私は、予備試験の論述試験前に同講座をざっと振り返るのに利用してよかったと感じています。

矢島のスピードチェック講座

私にとって、この矢島のスピードチェック講座は、重要ポイントが凝縮されており、合格に必要なエッセンスを理解し、知識を定着させるために欠かせない講座でした。特徴としては、教材の薄さ・講義時間の短さにあると思います。特に、大変よくまとまった本講座の教材は、司法試験当日まで愛用しておりました。本書なくして私の合格はなかったかもしれないと感じています。

今後の抱負

私は、司法試験に合格することができ、ようやく法律家としてのスタートラインに立つことができたと考えています。このスタートラインに立つまでには、LEC講師の皆様はもちろんのこと、家族や友人、先輩方やその他多くの皆様に支えられてきました。私の今とこれからの未来は、私を支えてくださった皆様のおかげで存在するということを忘れることなく、感謝の心を持ち続け、社会のために役立つ人間になりたいと思います。これから司法試験の学習を始める皆様、今も司法試験の学習を精一杯頑張っておられる皆様を心より応援しております。頑張ってください！