2021年度合格
別役 大輔さんの合格体験記

法曹を目指したきっかけ

私は小売業の総務部門で長らく事故対応の業務を担当し、店内で発生する来店客の転倒事故や社有車の交通事故など様々な事故処理をしてきました。その中で解決困難な案件を弁護士に相談したり依頼したりしたことで弁護士の業務を知り、自分でもやってみたいと思うようになりました。

LECを選んだ理由

コロナ禍でありながら対面授業が行われていたこと。また、水道橋本校が勤務先から近く、勤務後に通うことが現実的に可能だったことが大きいです。もちろん、矢島先生の評判が良かったので直接指導を受けてみたいと思ったことも挙げられます。

仕事や学業、家庭との両立のコツ（時間活用術）

フルタイム勤務の社会人で夜間の法科大学院（未修コース）に３年間、矢島先生の各講座に１年間通いました。１日の平均勉強時間は２〜３時間程度しか確保できなかったのですが、できるだけ通勤中や就寝前などのスキマ時間を活用して勉強すること、とにかく予備校の授業や答練等の予定を先に入れてしまい、勉強から自分が逃げないように仕向け続けたのが結果としてよかったのだと思います。

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

失敗したと思うこと

法科大学院の入学前に予備校の基礎講座を受講しておくべきでした。そうすれば学習の習熟度を早い段階で上げることができ、受験対策を早期に仕上げることができたのではないかと後悔しています。

成功したと思うこと

他校も含めてとにかく多数の答練を受講したことです。基本的な論点の習熟に役立ちましたし、答案作成にかける時間の使い方や書き方の型が身についたと思います。

LECの講座の良かった点

矢島の速修インプット講座

司法試験の合格に必要な学習事項が、コンパクトかつ網羅的にまとまっていることです。通勤中や就寝前、入浴中等の時間に繰り返し聴くことで自分の学習に欠落している点を埋め、基礎固めを短期間ですることができたと思います。

矢島ゼミ

毎回、重要論点について穴埋め形式のレジュメが配布され、穴の部分に入る語句を埋める予習をして授業に臨むことが求められます。しかし、授業では予習してきたこと以外にも受講者にランダムに質問が飛んでくるため、常に緊張感をもって受講することができました。正直なところ、矢島先生からの質問に対して満足な回答はなかなか出来なかったのですが、重要論点を繰り返し問われることで基礎知識の欠落を埋めることができたように思います。また、毎回過去問の答練が実施されますが、矢島先生による添削と講評を受けることで自分の答案で修正すべき点を明確に指導してもらうことができます。また、答練では矢島先生も受講者と一緒に答案を書かれます。矢島先生が時間内に実際に作成された答案や答案構成が配布されるので、時間内に書ける現実的な答案の形が分かります。私の答案は矢島先生から何回かＢ評価をいただくことができましたが、Ａ評価をいただくことはできず悔しい思いをしました。しかし、矢島ゼミで直前期に効率的かつ網羅的な復習ができ、緊張感をもって追い込みをかけることができたことが、合格の最大の原動力になったと思います。

論文パーフェクト答練

論文パーフェクト答練は、初見の問題を見て、時間内に答案を仕上げる練習を積む必要があると考え受講しました。基本的な論点の理解を問う良問が多かったと思います。あまり良い点数は取れませんでしたが、答案添削がデジタル方式であり、他校の採点者のような何を書いているか判読できない点が皆無なのも良いと思います。

その他

最新過去問＆ヤマ当て講座は基本知識の欠落を埋めるのに役立ちました。また、ヤマも多数的中しており、特に刑法や民訴法でA答案を取ることができた原動力となりました。

スピードチェック講座は、出題が予想される重要論点の習熟に大いに役立ちました。

今後の抱負

自らの力で、困っている人を助けることができる存在になりたいです。