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2011年度合格
吉村 充弘さんの合格体験記

合格者

現場での悩みを先取りして訓練するため、LECの教材を時間を切ってやることは重要

Yoshimura Mitsuhiro 吉村 充弘 さん

年齢 23歳
職業 院試浪人
学歴 東京大学 法学部 2011年卒
適性試験のスコア
  • 246点
英語のスコア
  • TOEIC 880点
  • TOEIC(iBT)未受験

法科大学院入試受験履歴

試験名と合否
2010 11 東京大学法科大学院既修者コース 不合格
2011 8 早稲田大学法科大学院未修者コース 合格
2011 8 早稲田大学法科大学院既修者コース 合格
2011 9 慶應義塾大学法科大学院既修者コース 不合格
2011 11 東京大学法科大学院既修者コース 合格

LEC受講歴

受講講座名
2011 1〜5 既修者入試択一答練
2011 1〜6 既修者入試論文答練
2011 7〜11 ロースクール直前答練
2011 7〜8 個別大学院対策講座 早稲田大学コース
2011 7〜8 個別大学院対策講座 慶應義塾大学コース
2011 9〜11 個別大学院対策講座 東京大学コース

一日のスケジュール

時間 行動 詳細
7:00
8:00 起床・朝食等
9:00〜 勉強 但し、切りがよければ、1時間ごと位に休憩。
13:00 昼食
14:00〜 ジム 試験勉強中はとにかく動かないので、健康管理。
16:00 休憩
17:00〜 勉強
20:00 夕食
21:00〜 勉強 疲れてきてもいるので、こまめに休憩を入れながら。
0:00 就寝
1:00 睡眠は活力の元。たっぷりと。

法科大学院入学を目指したきっかけ

私は、当初、東京大学文科二類(経済系)に入学し、経済学部進学の予定でしたが、新古典派経済学の現実からの乖離に興味を削がれて、法学部へ進学しました。法学部に入ってからは、主に知的財産法に関心を抱き、講義・ゼミやその他の調査等を行い、知的財産法が拠って立つ基礎である、民法や行政法(主に行政救済法)、民事訴訟法にも関心を持ちました。そこで、当該分野を将来の職業に結びつけたく思い、弁護士または研究の道へ進むことを志し、法科大学院を目指すこととしました。

合格までの道のり

1年目は、東京大学法科大学院一本で勝負をし、夏にフランスでのディスカッション・プログラム等国際交流関係の活動(これも将来的な成長の糧にはなったと自負していますが)に力を入れすぎたことによる知識不足や、試験や実務には向かない詳細すぎる検討が災いし、残念ながら不合格に終わりました。
この年は、基本書を読むのにも時間がかかりすぎましたし、そもそも試験に向けた勉強というより「法学」の勉強をしていたように思います。

2年目は、親に勧められての就職活動と並行しながらの試験勉強になりました。
1月から、東京の下宿で、就職活動の傍らで択一・論文の勉強を開始したため、暗記の範囲であるとか試験対策の要が掴めていなかった部分もあるのでしょうが、当初はLECの答練に予習復習の量がついていけないような状況でした。

就職活動も、4月でだいたい完結するはずだったものが、東日本大震災の影響により、7月上旬までずれ込み、法科大学院入試対策としての勉強量が確保できていないという焦りがありました。その中で、LEC受講の効果もあり、6月の適性試験では8割強という好成績を収めることができ、同じく6月に受験したTOEICでも880という好スコアを記録できたのが、少し自信につながったように思います。

7月中旬に実家に帰り、法科大学院の勉強に専念しました。まず、不足していると思われる択一の勉強に集中し、法学既修者試験の結果は当落線上といった印象でしたが、結果としては8月末の早稲田大学法科大学院に合格をいただくことができました。
未修者に関しては思考方法、既修者に関しては法律の基礎的素養および思考方法が評価されたものと思います。

9月はじめの慶應義塾大学法科大学院では後述の失敗と択一試験の勉強不足があり、不合格となったように思いますが、その後も11月の本命、東京大学法科大学院入試に向けて勉強に励み、ここでは論文対策、行政救済法を中心とした概念整理・事項毎メモ等を作り試験直前対策に役立てました。そして、12月に満を持して東京大学法科大学院から合格をいただくことができました。

受験勉強を通して「失敗した」「成功した」と思うこと

失敗は、慶應義塾大学法科大学院の入試で、解答用紙記入ミスをやったことです。同入試では、商法・民訴法・刑訴法、憲法・民法・刑法の解答用紙がそれぞれ1枚ずつ、3枚一度に渡されるのですが、私は時間の短さに焦っていたこともあり、刑訴法の解答用紙に民訴法の答案を記入するという失態をやってしまいました。冷静に確認をした方が書き直しをしなくて済むので時間を節約できます。

成功は、早稲田・慶應の受験の経験から本命校の1週間前に他校の試験を持ってくると、本命校の時に体力的・精神的に悪影響が出る懸念があり、東大の前に阪大等を受験することを控えたことはよかったと思います。

今後の抱負

今後は、まずは新司法試験に向けた勉学にはげむこと、特に慶應での失敗を反省して、択一に向けた綿密な対策を怠らないことを短期目標とし、雑誌論文・産業構造審議会/文化審議会等での意見表明によって日本の知的財産政策に競争力を与え、よりよいものとしていくことを長期目標としたいと思います。そして、何より、勉学に勤しむ傍ら、法科大学院での生活を存分に楽しみたいと思います。

LECに通ってここがよかった!

まず、何より、試験に向けた勉強を意識できたことです。大学という組織の性質上、学生も研究者の卵として見られるので、講義も学問的には高尚であるが試験勉強には向かず、むしろ教授の見解主張の場ともなりがちです。

そのため、大学では実務につながる試験での答案の書き方等の指導はなされません。何を書き何を書かないのか、何を暗記するのか。こういったことを意識しつつ、受験に向けた学習に当たれたことは、短時間で多くの論点を処理しなければならない法科大学院入試に向けた勉強の一助として、非常によかったと思います。

また、何が試験に出やすいのか、どのような時間配分で書けばいいのか、といったことはとりあえず答案を書く練習をしてみなければ掴めません。もっと早く書かなければいけない、ある論点に深入りしすぎてはいけない、などの現場での悩みを先取りして訓練するために、LECの教材を時間を切ってやることは重要だと思います。

略歴

大阪府出身。東京大学法学部卒、在学中に知的財産法・フランス法への興味から、法曹・研究の道を志す。2011年早稲田大学法科大学院、東京大学法科大学院合格。東京大学法科大学院入学予定。

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