0570-064-464

0570-064-464

menu

資料請求

資格取得・通信教育

受講相談 online
0570-064-464

0570-064-464

平日 9:30〜20:00 | 土祝 10:00〜19:00 | 日 10:00〜18:00

2021年度合格
N・Aさんの合格体験記

合格者

LECと矢島先生に感謝

N・A さん

年齢 23歳
大学 大阪市立大学(医学部)在学中5年
受験資格 予備試験合格
予備試験合格時 大学4年
LEC受講歴
  • 一発合格入門講座、予備試験論文直前パック
  • 司法試験対策コース(矢島講師担当講座、短答・論文答練、全国公開模試)等

※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。

法曹を目指したきっかけ

私には法曹を目指した明確なきっかけと言えるものはありませんが、あえて理由を挙げるとすると、法律に対する知的欲求でした。法は社会におけるルールの一つであり、法の特色の一つは、法における強制は物理的強制・国家的強制を伴うという点にあります。このように強力に社会を規律している法律を知ることで、社会の仕組みについてより深く理解することができると思いました。また、法律知識は、人生で遭遇する様々な出来事で役に立つと思いました。そして、漫然と読書するより問題演習を通して学んだ方が理解が深まると思ったこと、幸い法律の勉強に手を出すだけの時間的余裕があったことから、司法試験・予備試験を目指すことにしました。

LECを選んだ理由

LECは司法試験対策の歴史が長く、多数の合格者がLECを利用していたことから、実績があり信頼に足る予備校だと考えました。また、LECでは大阪の教室で講義をされている先生がいらっしゃり、関西に住んでいても先生と直接対話できるのが大きなメリットだと思いました。LEC入門講座出身者には合格サポート制度が用意されており、予備試験短答合格、論文合格、口述合格の度に様々な講座を頂くことができるようになっています。このことは私の合格に大きく寄与してくれました。

仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)

平日は大学の講義・実習が大部分を占め、部活もあったので、机に向かえる時間は限られていました。そこで、机に向かっている時間は可能な限り机に向かわなければできないことを優先することにしました。そして、通学時間を勉強に活用することにしました。電車の中で知識の復習を繰り返したり、知識のインプットをしたりしていました。また、勉強の進度について自分である程度目標を決めて、それを達成するために努力することを意識していました。

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

失敗した点の一つは、予備試験の短答式試験の対策に相対的に時間を割き過ぎたことです。私は予備試験の短答の一般教養で9割程度の得点を特段の対策なしに確保できたので、短答対策はもっと量を削って、論文対策により重点を置いた方が効率的だったと思います。
もう一つの失敗した点は、論文対策でもっと問題演習・過去問演習に重点を置くべきだったということです。私は暗記に苦手意識があり、論理を積み重ねて計算することはどちらかというと得意だと考えていたので、暗記を重視して論文対策をしていました。確かに、暗記は合格のために避けては通れません。しかし、論文式試験は短時間で正確に事案を処理することが求められます。速度と正確性を高めるには、問題演習で思考訓練を繰り返し、その思考回路を当たり前のものにする必要があります。また、論文式試験で事案を処理する際に用いる「公式」に当たる部分はしばしば抽象的な文章であるため、その文字列のみ暗記しても適切なあてはめに結び付かず、問題演習や判例の事案等を用いて具体例をある程度知っておく必要があります。このような法律の論文式試験の特性を踏まえた勉強を、より意識すべきだったと考えています。

LECの講座の良かった点

入門講座&論文基礎力養成答練

赤木先生の講座の良い点は、論文対策に絞った効率的な講義です。司法試験・予備試験合格に最も重要なのは論文対策です。論文対策として効果的なのは単純なインプットではなく、問題演習と復習を繰り返し、アウトプットとインプットを往復することだと考えています。赤木先生の入門講座は、論文対策の問題演習をスタートする土台として必要な知識をスピーディーにインプットすることができます。また、講座の中で論文対策の思考方法やコツについても言及され、論文式試験を強く意識した講義となっています。

矢島の速修インプット講座

予備試験合格後、理解や知識の網羅性に不安のある一部科目について、通学中に倍速で視聴しました。矢島先生の講義は素晴らしいと思いました。まず細かいところから触れると、この講座では各科目で文庫本を太くしたくらいの大きさのテキストが配布され、持ち運びやすいサイズになっています。また、講義中にテキストへの書き込みが不要となるよう、重要な場所は最初から強調して印刷されており、マーキング等に気を取られることなく講義に集中することができます。何より素晴らしいのは、この教材の網羅性の高さと、試験に必要な限度での理論面の深さです。このテキストは受講し終わってからも辞書的に使える量と質を兼ね備えていながら、重要な個所が強調されて論証例も付属しており、何周も繰り返し読み返して知識を定着させるのに適しています。近年の司法試験で問われる学説対立、特定の立場からの理論構成や、明示的な判例の言及についても、必要な知識とともに、試験上どのように対処すべきか分かりやすく説明されています

矢島の論文完成講座

矢島先生は過去問をベースにした論文対策を推奨されており、この講座は主に過去問解説が内容となっています。メイン問題集として司法試験過去問直近8年分が取り扱われており、補強問題集ではメイン問題集で出題されなかった穴を埋めるのに必要な、予備試験過去問、より古い司法試験過去問、オリジナル問題が収録されています。この講座では過去問を理解・習得するのに必要な教材が網羅されており、どれも司法試験を研究し尽くした矢島先生ならではの有意義な内容です。今の司法試験では、出題趣旨・採点実感で求められているレベルと、受験生が本番で書ける現実的な合格答案には乖離が生じていることがしばしばあります。この講座では、矢島先生が出題趣旨・採点実感を研究した上で実際に時間内に書いた解答例を用いながら、各論点の分量バランスや現実的な合格レベルについても言及しています。そのため、過去問で問われた内容について深く理解した上で、本番で泥沼に陥ることなく効率的に得点を得る方法も学ぶことができます

矢島の最新過去問&ヤマ当て講座

最新過去問の解説とヤマ当ての2つからなる講座です。最新過去問の解説は、矢島の論文完成講座と同様の構成で行われます。最新過去問で答案練習するとともに、最新の出題傾向を把握するのに役立ちました。ヤマ当ては、過去問分析等に基づいて出題可能性の高い論点を各科目数個ずつ選び出し、速修インプット講座やスピードチェック講座と同様に解説します。この講座の驚くべきところは、ヤマ当て講座で扱った判例や論点がピンポイントで本当によく当たるということです。私はこの講座のおかげで一気に合格可能性が高まったと実感しています

今後の抱負

司法試験はひとたび合格すれば、以後希望する年に司法修習に行ける制度になっています。そのため、今後極めて大きな法曹養成制度の改革がなされない限り、有効期限が一生涯続くセーブポイントに辿り着いたとも言えます。今はこのことにとにかく安堵しています。他方で、受験勉強は一見つらいものですが、その中に楽しみを見出すこともできるもので、不思議なことに少しだけ寂しさもあります。司法試験の出題範囲は広く深いですが、現実の法律の世界はそれと比べ物にならないほど広いので、司法試験受験後からは、試験範囲と関係なく興味のある分野の法律の勉強を細々と続けています。今後どのような形で法律に関与していくか、まだ明確には決めていません。しかし、いずれ法律の専門家としても社会に貢献したいと思っています。

PAGE TOP