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2023年度合格
志村 亜由美さんの合格体験記

合格者

何度も諦めましたが、再挑戦で合格できました

志村 亜由美さん

年齢 31歳
受験回数 1回(別に試し受験を1回されています)
職業 特許技術者
出身校 東北大学大学院情報科学研究科応用情報科学専攻
受講講座 スマート攻略コース インプット+アウトプット一括
選択科目 免除あり:応用情報技術者

弁理士を目指した理由・きっかけ

学生時代から弁理士に興味を持っており、新卒で特許事務所に就職しました。仕事をしながら弁理士資格を取るつもりで何度か講座を取ったのですが、恥ずかしながら全く続かず…受験にすらたどり着きませんでした。
正直ほぼ諦めていたのですが、第一子の出産に合わせて夫婦ともに育休を1年程とることができました。
産休に入った時は、それでもまだ弁理士試験の挑戦は考えていなかったのですが、応用情報技術者の資格を育休中に取得。せっかく勉強習慣がついたし…と、その勢いで思い切って弁理士試験に再挑戦することを決めました。

LECを選んだ理由

最初にLECを選んだのは、大手であるという安心感が一番大きかったです。実際に講座を受けてみて信頼できる内容だったため、その後の再挑戦にもLECの講座を選びました。
恥ずかしながら私は何度も講座途中で挫折しているのですが、いくつか講座を受けた中で馬場先生の講義が一番たのしくかつ私には合っていて、次に受けるならこの先生に教わりたいと以前から決めていたため、今回は迷わず馬場先生のコースを選びました。
師事する先生のアドバイスを素直に聞いて実践することが合格への近道だと思うので、考え方の近さなど、自身が信じてついていくことができると思う先生に教わることが重要だと思っています。

LECで受講した初学者向けコースとその担当講師について

スマート攻略コースは、まずとにかく馬場先生の講義が楽しいことです。今までの挫折経験から、何より試験まで勉強を続けられること・講座を完走できることを重視しました。この点においては、楽しく勉強ができるように馬場先生がたくさん工夫をして下さっていて、楽しく続けることができました。
またスマート攻略コースは通信特化の講座で、様々な状況・ペースで勉強をしている方がいることを前提に設計されています。状況に応じた勉強法やペース・細かな目標等のアドバイスを下さるので、自分の状況に合わせて合格までの最短経路を進むことができました。
更に、1コマ60分という時間も私にとっては利点でした。育児をしている都合上、まとまった時間の確保が難しいこともありましたが、隙間で講座を受けることができました。また総時間も他のコースに比べて短く、自分の得意や苦手に合わせた勉強に時間を使うことができたのも非常によかったです。

私にとっては、まず単純に馬場先生の説明が一番わかりやすかったです。何度も挫折をしているので他の先生の講義も受けたことがあるのですが、当時(過去の講座受講時)疑問だったものの通信受講ゆえに質問できずにいたことが、馬場先生の解説で一瞬で解決した、ということがいくつもありました。受験生が悩むポイントを熟知されているように思います。通信特化のコースということもあり、躓きやすい部分を先回りして解説してくださっている点もありがたいです。Twitterやブログで質問に回答して下さることも、通信講座でないと勉強が難しい状況の中ではものすごく助かりました。
また講義が楽しいです。身振り手振りや身近な例、冗談などを交えて集中が続くように工夫して講義をしてくださっています。楽しいので、講座を見るのは私の中でむしろ息抜きに近い位置付けでした。特に毎月配信される学習コンパス講座は、モチベーションアップや勉強ペースの確認も含め、とても楽しみにしていました。楽しいというのは、最後まで勉強を続ける助けになるのはもちろんですが、楽しみながらイメージをつけて勉強することで記憶に残りやすいと思いました。
そして、心から受験生を応援してくださり、本当にできる限りの支援をしてくださっていて、人として社会人として尊敬できる先生です。馬場先生の言う事を信じて努力すれば合格できると思えましたし、先生にいい報告がしたい、というモチベーションにもなりました。実はこの部分が短期での合格に大きく効いたように感じており、本当に感謝しております。

LECで受講した答練について

[受講答練・摸試]論文公開模試 短答公開模試 短答実戦答練
いずれも自宅受験が可能なのは助かりました。会場受験もしておいた方がよいとは思いますが、特に短答は何回か練習して解答ペースをつかみたかったため、自宅受験を選びました。結果はネットで見られるので、確認も楽でした。
論文模試は本校での会場受験をしました。他の受験生の方と一緒に受験することで、気が引き締まりモチベーションが高まりました。

LECで受講したスポット講座について

[受講講座]馬場信幸の短答これだけゼミ
今年はZoom受講に対応してくださり、通うのが難しくても受講することができました。もっぱら通信だったため、他の受験生の状況やレベルがわからなかったのですが、このゼミでは一緒に勉強している感覚が味わえてよかったです。また短答直前の時期のゼミですが、このゼミでも楽しく勉強することができ、非常に有意義でした。直前はどうしても追い込みの時期で精神的にも切羽詰まってくるので、楽しみながら知識を確認して足りないところを埋めることができたのは本当によかったです。

LECの教材や学習システムについて

通信受講で、倍速再生は非常に重宝しました。とにかく時間がなかったので、ほぼ全ての講義を2倍速で再生して、ついていけなかった部分だけ1.5倍などに少し落としたり、少し戻って聞き直して確認したりしていました。
またダウンロード可能なのもありがたかったです。通勤中に受講したり、歩きながら繰り返し聞いたりしていました。
音声ダウンロードについては期限がない点に安心感がありました。

短答式試験対策でやって良かったこと

先生から「これポン」(短答試験の頻出論点)を年内に完璧に、というアドバイスをいただき、その部分に関しては枝別・条文別の過去問集の教材(これ問)を使って必死に守りました。具体的には、これポンの問題(枝)を年内に100%根拠付きで答えられるようにしました。条文関係なく完全にランダムに出題して、全問根拠とともに正解できるまでとにかく繰り返しました。勉強開始が10月で時間がなかったため、これポン以外の問題は年内は全く見てもいなかったです。
年明けからこれポン以外の問題に初めて取り組み始めた時には「まだこんなに知らないことが…」と焦りもしましたが、結局のところこれポンが固まっていれば試験までの期間でじゅうぶん対策できました。なお過去問以外の部分は、講義を受ける他は一切やっていません。それでも過去問を丁寧に学んでいれば、合格点は取れました。
下三法についても、先生の指示通り、直前まではノータッチでした。試験直前の3月から職場復帰で時間が取れなくなることもあり、不安もあったのですが、「不安だから」という理由でやることを増やすと絶対に終わらないと思って先生のアドバイスを守ることを意識しました。実際、下三法は2月に入ってから始めたのですが、合格点を取ることができました。四法に比べるとつかみどころがない感じがして不安な部分もあったので、むしろ先に手を付けていたら時間を圧迫してしまって四法がおろそかになっていたんじゃないかと思います。
とにかく少なくとも短答は絶対に受かりたかったので、時間がない中で実現するために先生のアドバイスを厳守することを意識していました。

論文式試験対策でやって良かったこと

スマート攻略コースの中で「論文書き方講座」という短い講座(60分3コマ程度)をとることができ、その講座だけは3〜4回繰り返し見ました。まず年内に1度見て、短答直後に1回、論文の勉強を少し進めてから1〜2回、繰り返し確認しました。
この講座では論文式試験で点を取るための基本的な考え方を先生が説明してくださるのですが、今考えるとこの部分をよく理解していたことが短期合格につながったと思います。講義の中で先生もおっしゃっていたと思いますが、何を書くべきか、どのように書くことを決めるべきか、という合格する上で最も重要な部分がこの短い講座に全て入っていたと思います。
実際には書くこと・慣れることももちろん重要で、最終的には答案構成をとにかく繰り返す勉強がメインでした。10年分の過去問で、ひたすら答案構成を繰り返しました。とは言っても、短答後のスタートだったこともあり、あまり時間が取れず、3周半程度しかできませんでした。しかし問題文の中で重要な部分を確認して、そこから想起して記載すべき項目に焦点を当てて練習することで、大まかな書き方は身につけることができました。ちなみに答案の全文を書いたのは、模試を含めてもせいぜい合計3年分くらいじゃないかと思います。全文を書くのはどうしても時間がかかるので、時間効率は落ちます。私の場合、全文を書くのは「全文を書くのにかかる時間を確認して本番での時間配分を決めるため」と割り切っていました。言い換えると、「全文を書く訓練」は時間的にできないと思っていたので、全文書きに慣れることは諦めて勉強しました。それで本当に書けるのか不安ではありましたが、ここでも「不安だから」という理由でやることを増やすとより重要なことをやるための時間が足りなくなると思い、我慢しました。文章表現や趣旨などの暗記は、シートを自作して答えを隠しながら頭の中で思い出して反復することで対応しました。趣旨や判例は、全て正確に書ける人は少ないので、ポイントさえ押さえていれば意外と何とかなりました。

口述試験対策でやって良かったこと

まずは口述アドヴァンステキストを完璧にしました。ここが押さえられればそこまで心配ないだろうと考えていました。口述模試をいくつか受験して自信をつけたのもよかったです。またLECの口述模試では、模試自体だけでなく特典としてもらえる想定問答集がとても役立ちました。口述アドヴァンステキストの内容に加えて、問答集の内容をカバーできればほぼ心配ないだろうと思います。
そして、受験仲間との練習会も非常に有益でした。知識という意味では教材の勉強メインでしたが、総合的に考えると一番役立ったのは練習会でした。合格率が高いこともありモチベーションが上がらない時期があったのですが、受験仲間がすらすら答えるのを聞いてモチベーションを高めることができました。今はオンラインでの練習会を行う方も多いので、交流がない方もぜひSNS等で呼びかけて、絶対にやった方がいいと思います。

学習時間を捻出するために工夫したこと

勉強時間の大半は、育休中に家族の協力により作っていました。また0〜1歳の子供の世話をしながら勉強をすることもあり、子供に向かって教材を音読してみたり、授乳しながら講義動画を確認したりしていました。
しかし復帰後はやはりなかなか机に向かって集中する時間を作ることは難しかったため、知識のインプットに関しては通勤時間や昼休みを活用していました。講義動画や音声ダウンロードを利用し、通勤時間に聞きながらインプットしました。短答試験対策としては、枝別の過去問出題アプリを使って、間違えた問題をスマホで重点的に確認することで、ちょっとした空き時間にも勉強を進められました。
また全体を通して、アプリを使って勉強時間を記録していました。記録することで、勉強時間が取れていないことを意識できたり、勉強時間の目標を立てて実践することがモチベーションにもなりました。記録をしてみると、少しの空き時間で勉強時間を積み上げることで思ったよりも勉強時間が取れることに気づきました。全体として、隙間時間でできることを用意しておくことを意識して勉強時間を作っていたと思います。

通学、または通信での受講を選択して良かった点や反省点

通信講座の利点は、やはり受講の柔軟性です。いつでもどこでも受講ができ、勉強を進められることが非常に大きな利点でした。特に私は勉強の開始時期が遅く、通学にかかる時間も惜しかったので、通信講座は大変重宝しました。
また倍速再生による受講を活用していました。ほとんどの講義を2倍速で見て、勉強時間を短縮しました。凡人にはどのみち全部一度で理解することも覚えることもできないので、問題に当たりながら少しずつ繰り返して理解していく方法を選びました。このような時間の短縮ができるのは、通信受講ならではかと思います。

今、合格して思うこと

今回は運良く合格することができましたが、私はこれまでに何度も弁理士試験への挑戦を試みては、受験まで勉強を続けることすらできずに挫折を繰り返しています。
よく、「諦めなければ受かる試験だ」というコメントを見ます。そのとおりだと思います。
しかし、「一度諦めたら二度と受かることができない試験ではない」ということも心に留めていただきたいと思います。
弁理士試験に挑戦される方々は本当に様々な環境で努力をされていて、それぞれに難しい状況があると思います。その環境の中で勉強を続けて合格を勝ち取る方は本当にすごいですし、心から尊敬します。
でも、その環境では続けられなくても、環境が変われば短期間で合格まで進むことができる例も存在します。一度なにかの理由で諦めても、もしかしたらまた機会があるかもしれません。「その時の環境では」合格まで続けられなかったとしても、今ならできるということはきっとあります。「自分にはできなかった」のではなく「その時は他に優先すべきことがあった」だけです。
難関試験の合格を目指して挑戦することは本当に尊い経験でした。短期での合格も、諦めずに挑戦し続けて手に入れた合格も、再挑戦での合格も、それぞれに大きな価値があると感じます。今後挑戦される方が、それぞれに大きな価値を手に入れられることを心から応援しています。

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