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2023年度合格
森田 暁さんの合格体験記

合格者

効率よく短期合格できました

森田 暁さん

年齢 43歳
受験回数 2回
職業 会社員
出身校 東京工業大学大学院生命理工学研究科生物プロセス専攻
受講講座 1年合格ベーシックコース インプット+アウトプット一括 論文シーケンスコース
選択科目 免除あり:修士課程修了

弁理士を目指した理由・きっかけ

会社の人事異動で開発から知財部門へ移ったことがきっかけです。異動後、弁理士資格を有している知財部門の室長から、弁理士資格の取得を薦められました。簡単に合格する試験ではないとは認識していましたが、ちょうど異動当時(2021年4月)は出口の見えないコロナ禍で外出することもままならず、比較的自由な時間がとれそうなので、良いチャンスと思うことにしました

LECを選んだ理由

職場の知財部門の先輩で弁理士資格を有している方は皆LECで合格されていたので、私もLECにしようと思いました。他の予備校に比べると受講料が高いとは思いましたが、なるべく短期間で合格したいと思ったので、実績が多い予備校の方が良いと思いました。従い、他の予備校はあまり選択肢に入っていませんでした。

LECで受講した初学者向けコースとその担当講師について

1年合格ベーシックコース 江口裕之講師 

短答対策をメインとしながらも、全体を俯瞰する内容が最初にあり、また論文対策も含んでいて、質・量ともに十分でした。申込み当初は弁理士試験対策の大変さ、必要な質や量の全貌を十分把握できていないことも多いので、全てをカバー出来る内容を最初からパッケージで含んでくれていることで、どの講座を選択するかを検討することに時間をかける必要が無く、勉強に集中できたと思います。
また、講師の先生の負担は大きいと思いますが、全ての内容を一人の講師が指導してくれることで、一貫性のある指導をしてもらえることも良かったと思います。例えば特許法と意匠法、国内法と条約、商標法と不正競争防止法など、相互に関連する内容があるので、それらを一貫して指導いただけるのは、大きなメリットだったと思います。

江口先生の入門コースを通信で受講しました。初回の「全体構造編第1回」を梅田駅前本校で体験受講し、熱心な指導に心を動かされて、この先生なら合格まで導いてくれると確信し、受講を決めました(それと、体験受講後に申し込むと割引が適用されることも、江口先生のコースを選択する後押しになりました)。通学も検討しましたが、小3と年中の子供がいるので、毎週日曜に終日LECに通うのは家族の負担が大きいと思い、通信講座を選びました。
江口先生からは、短答試験における基礎知識の重要性、隙間時間の活用の重要性、早くから過去問に向き合うこと重要性を繰り返し語られました。江口先生は「素直な人は早く受かる」とおっしゃっていたので、私もこれらの指導を素直に受け入れるようにしました。
江口先生の講義の中で特に良かったのは、短答基礎力完成講座の条約編です。各条約の条文の意味や背景を詳しく説明していただけたので、一般に受験生が苦手意識を持ちがちなPCTをはじめ、パリ、TRIPs、ジュネーブ、マドプロを深く理解できました。おかげで条約は答練や模試でも比較的高い点数をとれるようになり、令和4年の短答試験でも得点源になりました。1年目で短答試験に合格できたのは、本当に江口先生の講義のおかげだと思います。

LECで受講した学習経験者向けコース・講座とその担当講師について

論文シーケンスコース 宮口聡講師

論文対策だけでなく口述対策も意識した内容であることがとても良かったです。加えて、一行問題対策編、事例対策編、答案構成編と分かれていますが、重要な論点は繰り返し形を変えて解説、出題されるので、頭に入りやすくなりました。論文の問題文の細かいところに出題者のヒント、題意があることや、科目ごとに求められる答案の性質の違いなど、ある意味受験のテクニックのようなことまで説明していただけるので、とても有益でした。
また、一行問題対策編のテキストはとても要点がわかりやすくまとまっていて、論文対策だけでなく口述対策としても有益でした。
あわせて、宮口先生の個性的な講義が楽しかったです。法律家というとどうしても堅苦しいイメージがありますが、そのような固定概念を打ち砕いてくれる先生でした。

1年目の短答試験までは論文対策をあまり出来ていなかったので、短答試験後に本格的にすることになりましたが、思い返すと自己流の対策になってしまったと思います。直前の答練や模試も当たり外れが大きい状況で、結果が安定しませんでした。令和4年の論文試験は不合格でした。
1年目の論文試験後、宮口先生の論文シーケンス講座を通信で受講しました。論文シーケンス講座は趣旨対策などもできて、口述対策も可能というキャッチコピーに惹かれました。宮口先生は蛍光ペンを使ったり、独自の語呂合わせを教えてくれたりと、語り口調にも抑揚があったりと、淡々と講義を進める江口先生のスタイルとはかなり異なりましたが、異なる先生から指導いただけることで理解が深められた部分もあったと思います。
宮口先生の論文講座では型を意識した指導をして頂けました。それと、何を書くかだけでなく、何を書かないか、という観点でも説明して頂けたのも良かったと思います。
一行問題対策編、事例対策編、答案構成編いずれも繰り返し学習しました。その中でも特に、一行問題対策編のテキストは要点がまとまっていて使いやすく何度も見返しました。このテキストは、論文試験だけでなく、口述試験の際にも直前まで確認に使うほど有益でした。
最終的には宮口先生の型を意識した簡潔答案を書けるようになり、答練や模試の結果も明らかに令和4年より良い点数をとれるようになりました。おかげで、令和5年の論文試験に合格できました。

LECで受講した答練について

[受講答練・摸試]論文公開模試 論文実戦答練 論文直前答練 論文完成答練 論文集中答練 論文合格答練 短答公開模試 短答実戦答練
1年目の短答答練や模試は申込み当初は自宅受験として申込みましたが、家だと子供がいるので集中しにくいと思い、通学に変えさせてもらいました。短答答練は科目毎に60問解きますが、思っている以上に点数が低く最初はかなりへこみますが、自分の弱点がわかる良い機会だったと思います。また、通学での短答答練があるので、江口先生の短答基礎力完成講座を早く消化しなければいけないということになり、良いペースメーカーになってくれたと思います。
2年目の論文答練は基本的に自宅か家の近くの図書館で受験し、模試は基本的に通学で受験しました。模試は本試験のシミュレーションになるので、通学で受験して良かったと思います。

LECで受講したスポット講座について

[受講講座]論文過去問分析講座 各種道場・その他 
1年目の短答試験の直前は、江口先生の直前道場を通学で受講しました。膨大なレジュメでしたが、短答試験の範囲全体を総復習でき、また気合いを注入してもらえたと思います。
2年目の論文試験の直前は、宮口先生の最後の悪あがき道場を通信で受講しました。予想論点を含め、重要な論点が簡潔にまとまっていて、論文試験の総復習に役立ちました。

LECの教材や学習システムについて

音声ダウンロードはとても助かりました。多くの講座の音声ダウンロードを行い、通勤、分担している家事、子供の習い事の見学の間などに聞くようにしました。最初は理解できていなくても、繰り返し聞くことで頭にしみこんで行くようになったと思います。

短答式試験対策でやって良かったこと

江口先生からは、入門講座の頃から短答試験の過去問を解くように指導され、2021年度版を購入して解き始めました。最初はわからない箇所が多かったですが、繰り返し解くことで理解が深まりました。江口先生に言われて早くスタートを切れたことで、何とか短答試験に間に合わせることができたと思います。その他、過去問と同様に各種答練の出来ていない箇所をリストアップして繰り返しました。出来ていない箇所は四法対照に記入して、それを使って最後の1ヶ月に条文の読み込みを行うことで、情報の一元化、知識の定着、徹底ができたと思います。
後は、江口先生の指導で、基本事項の徹底の観点で、重要な条文の暗唱を繰り返したことも良かったと思います。

論文式試験対策でやって良かったこと

宮口先生の論文シーケンス講座の一行問題対策編、事例対策編、答案構成編はいずれも繰り返すことで理解を深めることができました。殆どの講座は音声ダウンロードして繰り返し聞いていたと思います。
意外に、論文集中答練や論文実践答練で、採点してもらった内容を復習し、時間を開けて解き直すことで同じ間違いをしないか、今後同様の指摘を受けないか、入念に復習することが、論文の点数を上げる早道だったなと、論文試験直前になって気づきました。私の反省点として、講座や答練の消化に追われてしまい、提出した答練の復習は表面的なものにとどまってしまっていました。この点を早くから意識するともっと効率的に勉強できたのではないかと、今更ながら思いました。

口述試験対策でやって良かったこと

基本的には口述アドヴァンステキストを使って声を出すことを意識した勉強をしました、実際のアウトプットは、令和4年にLECで弁理士試験に合格した職場の先輩にも協力してもらい、模擬試験をやっていただきました。また、幸い令和5年はLEC以外にも関西で多くの対面式の口述模試が再開されるようになり、それに参加するなどしました。

学習時間を捻出するために工夫したこと

家族の負担が掛からない範囲で、時々早く出社して始業時まで、または終業後に、会社の図書室で勉強したりしました。また、通勤時間などの隙間時間を活用するため、少しでも時間があればできることをしました。
ちょうどコロナ禍で外出制限があったこともあり、イベントが比較的少なく、時間の捻出はしやすい状況でした。

通学、または通信での受講を選択して良かった点や反省点

講義は一部の直前道場を除き全て通信講座で受講しました。周囲に仲間がいないので自分の立ち位置を把握しにくいという欠点があることは否定できませんが、自分のペースで勉強できたのは長所でした。
一方、一定の時間を確保して取り組むべき一部の答練や模試は通学にしました。通学の答練や模試の存在は、結果として通信講座の消化を促すペースメーカーになってくれたと思います。

今、合格して思うこと

合格したのが令和5年で、知財部門の経験も3年目となり、比較的早く合格できたと思います。総合的に考えると運にも助けられたと思います。
LECの合格祝賀会に参加し、同期合格者の人たちと乾杯したとき、本当に合格して新しい世界に足を踏み入れたんだな、という実感が沸いてきました。
コロナ後はこれまでの価値観が通用しなくなると言われていますが、知財の分野も例外ではないと思います。これまでの経験を生かしつつ、新しい時代に適応できる弁理士を目指したいと思います。

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