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2023年度合格
M・Kさんの合格体験記

合格者

試験に受かるためにLECは効率的だったと思います。

M・Kさん

年齢 47歳
受験回数 2回
職業 会社員
出身校 東京工業大学大学院総合理工学研究科物質電子化学専攻
受講講座 スマート攻略コース インプット+アウトプット一括
選択科目 免除あり:大学院修士

弁理士を目指した理由・きっかけ

当時、新型コロナウィルス感染症の蔓延、アベノマスクの配布、ワクチン接種、不要不急の外出禁止など、世の中は不穏な雰囲気が漂っていました。また、コロナ禍と同時期に、会社都合で知的財産部から研究開発の部署に異動になりました。
それまでは、知的財産部に所属し、主に特許の権利取得(中間対応)、権利行使(ライセンスアウト、訴訟など)、リバースエンジニアリング(被疑侵害品の調査、解析)などを行っていました。研究開発の仕事は特に不満はありませんでしたが、研究開発の仕事は、不規則な業務体系(出勤時間が不定になる等)であったことと、このまま知財のキャリアを錆び付かせるのも惜しいと思い、これまでのキャリアの証明を目的としてと弁理士に挑戦することにしました。また、コロナ禍の影響により外出機会は減り、家で過ごす時間が相対的に増えたことにより、学習のための時間が確保しやすかったという理由もありました。

LECを選んだ理由

知人がLECに通って弁理士になっていたこと、また、弁理士試験は学習範囲が広く、専門的であるため、独学での資格取得は非効率的であると考え、LECの検討を開始しました。
LECのホームページを閲覧すると、実際に教室に足を運ぶ必要がある通学講座の他に、自宅で受講できる通信のクラスもありました。これならば、コロナ禍でも受講が可能ということで、初学者向けの「スマートコース」という講座を受講しました。LECでは講義の様子の一部が動画配信されていたため、講師の方の雰囲気もわかりやすくつかむことができ選択の参考になりました。

LECで受講した初学者向けコースとその担当講師について

スマート攻略コース 馬場信幸講師

通信のスマート攻略コースを受講しました。これに加えてオプションである論文スキルアップ講座を受講しました。
講義の配信は1週間に1度、コンテンツが追加されていく方式でした。この方式は学習のペースメーカーとして良かったと思います。
また、講義音声はダウンロードすることができたため、通勤時間や移動時間に聞きながら学習することができ、隙間時間の活用に役立ちました。

スマートコースでは時間の短縮のため、特許実用新案、意匠、商標の各法域を一通り学習した後、それぞれを比較する形で(縦断的に)進めていく形でした。これは、各法域の似たような部分や違いについて効率的に学習できる点でよかったと思います。

馬場講師は趣味が車と、餃子とゲーム好きということでなんとなく自分と波長があっていたなぁというところです。講義の途中にたまに入る雑談もなんとなく「あ、あるあるですね」と共感するところが多かった気がしています。

とにかく短答で点をとる!という観点でまとめられた条文別の過去問集「これ問」が講師オリジナル教材でした。効率的で、過去問における頻出ポイントをまとめた教材はとても良かったと思います。
また、ひと月に一回、受講者からのアンケート(曜日別の勉強時間)や質問(勉強の進め方など)に答えるシステムが用意されていました。これも、通学に比べ人とのつながりが不足しがちな通信ならでは工夫で大変良かったと考えています。

LECで受講した答練について

[受講答練・摸試]論文公開模試 論文実戦答練 論文直前答練 論文上級答練 論文完成答練
論文上級答練
11月頃から始まる答練でした。論文の型や、条文の知識が抜けていないように体を慣らしておくという意味でよかったと思います。
論文実戦答練
1月から始める答練。実際にエルタワーに通学し、答練を行いました。自宅で行うより臨場感がありよい練習になったと思います。答練後に講師による解説がすぐ行われるのも大変良かったと思います。記憶がフレッシュなうちに自分の回答と講師による解説(加えてLECによる解説)が確認できるのは良かったと思います。
論文完成答練・直前模試
1日かけて、実際の試験と同じスケジュールで全科目を解く答練。休憩や食事のとり方などをシュミレーションことができるという点で大変良かったと思います。これにより、昼食の量と糖分をセーブすることで、眠くなることを防ぐという技を身に着けました。

LECで受講したスポット講座について

[受講講座]審査基準攻略講座 判例論点攻略講座
・審査基準攻略講座
意匠・商標審審査基準は量が膨大ですが、試験に出そうなところをピックアップして宮口講師が説明してくれます。審査基準が読みにくいと思っている人にはお勧めな講座だと思います。意匠は論文・口述において、特に審査基準から出題されることが多いため(条文の解釈だけでは問題が枯れている)1から審査基準を自分で読むのが辛い人には良い講座だと思います。私はずいぶん助かりました。
判例論点攻略講座 特実、意匠、商標の主要な判例を説明してくれる。主要なものは論文にも出題されることがあるため、判例にあまり馴染みがない人には良い講座だと思います。私はずいぶん助かりました。

LECの教材や学習システムについて

試験範囲が膨大な弁理士試験において、試験で点数を取るために特化した大変に工夫された教材であると思いました。
解説が困難になりがちな基本書に触れに行かずとも、端的でわかりやすい解説がされた教材だったと思います。
試験後にもいくつかの教材は廃棄せずに残している物も多いです。

短答式試験対策でやって良かったこと

馬場講師のスマートコースでは、条文別に過去問(H14年〜)を並べたオリジナル教材「これ問」が配布され、この教材により過去どの条文からどのような問題が頻出されているかを知ることができました。短答試験は、合格率1割の難関でしたので、1年目はあまり手を広げず、年内は上4法について、ひたすら「これ問」を回し続け、誤答した問題やわからない問題に付箋をつけ理解できたら付箋を外すということを行っていたと思います。
下三法は、年明けから行いました。条約では、得点源となる、PCT、パリ条約を中心に行いました。PCTはとにかく手続の知識を問われるので、主にフローを意識しながら、今は出願から国内移行までのどの段階のことをいっているのか想像して問題を解いていました。
パリ条約については、講師から条文を読み上げた音声データをダウンロードし、通勤途中などに聞いて記憶していました。隙間時間もバカにならないもので、結構聞いているうちに覚えられるものだなぁと思ったものです。

論文式試験対策でやって良かったこと

馬場講師のスマートコースでは、短答試験用の教材「これ問」と同じような教材で、論文の過去問における論点をまとめたオリジナル教材「論文これ問」が配布され、この教材により過去どのような問題が頻出されているかを知ることができました。論文の型については、スマートコースのオプションの講座で「論文書き方講座」や「論文スキルアップ講座」なるものがあり、基本的な解説をしてもらいました。
また、短答合格後から論文試験までの過去問スケジュールの管理表などを講師が配布してくださるなど、通信でも切れ間のないフォローをしていただいたと思います。また、旧Twitterなどでも質問に気軽に答えていただきました。
残念ながら一発合格とはなりませんでしたが、2年目の実戦答練などで、論文の型について名前の通り、実戦的な攻略法をおしえていただいたおかげで、「このように問われたら、このように返す」という反復練習ができ、徐々に手ごたえをつかむことができるようになりました。

口述試験対策でやって良かったこと

兎にも角にも経験値が大事な試験ということで、論文試験の結果待ちの期間も、旧Twitterなどで、弁理士試験受験生を探してZoom等のオンラインツールを用いて口述の練習をしていました。その時の教材としては、LECの「口述アドヴァンステキスト」を使っておこなっていました。オンライン以外でも、この本を用いて、解答を適当なもので隠して、「口に出して」説明するという反復練習が効果的だったと思います。また、教材の試験官のセリフを音声認識ソフトに入力して、それをダウンロードし、通勤途中などに聞いていたりしました。
論文試験結果発表後は、馬場講師によりLゼミ生を紹介していただき、オンライン及びオフラインで口述の練習ができたのも効果的な練習だったと思います。

学習時間を捻出するために工夫したこと

上記にも出てきますが、特に通勤時間などの隙間時間に音声による学習を組み合わせたことが効果的だったと思います(耳には優しくないですが)。 平日は夜に勉強を行っていましたが、勉強時間を確保するために普段の業務を効率的に完了させる必要があります。そのため、試験勉強期間中はなるべく早く帰宅できるように、業務量を予想して効率的に進めるためにはどうすればよいかを常に考える習慣がついたのもよかったように思います。 また、コロナ禍ということもあって、不要不急のMTG、アルコール摂取会などの機会が格段に減少したのも、副次的に学習時間を確保するうえで有利に働いたのではないかと思いました。

通学、または通信での受講を選択して良かった点や反省点

コロナ禍だったため、通信の講座があったのは大変助かりました。また、2年目からは、コロナ禍が少し緩和され、自由な移動ができるようになってきたこともあって、答練を通学で受けました。やはり、自宅で受ける通信による答練より、通学で答練を受ける方がリアルであり「練習」という意味ではよかったのではないかと考えています。

今、合格して思うこと

「やりきったなぁ」という達成感と、不思議とすこし寂しい気持ちもありました。
大作RPGをクリアした後や、長編の本を読み終わった後のような気持ちというのでしょうか。
特に直前までの口述の練習は、大勢の人とオンラインや対面で楽しく対策をおこなっていたのでその時間を惜しむような感情なのかもしれません。 また、試験勉強は大変でしたが、一方で充実した日々であったからなのかもしれません。

これからどのような弁理士になりたいか
仕事では、特許の権利取得や権利活用に関わっていました。今後は、弁理士としての知識を加えた質の良いアウトプットが提供できたらよいなと思っています。

これから弁理士を目指す方へのメッセージ
弁理士試験は対象範囲が多く大変ですが、自分なりに勉強法を工夫してたり、仲間と試験対策をしたり充実した面もあると思っています。難関試験を無事突破できるようお祈りしています。

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