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2019年度合格
K・Uさんの合格体験記

合格者
一発合格

自分を信じて突き進んだ一年

K・Uさん

年齢 27歳
受験回数 1回
職業 会社員
出身校 京都大学大学院 情報学研究科 システム科学専攻
受講講座 短答&論文速習コース インプット+アウトプット一括

弁理士を目指した理由・きっかけ

メーカーの知的財産部員としての仕事を果たすためには、知的財産について高度な知識を有する特許事務所や特許庁など外部の方と接する際、知的財産制度についての体系的な理解が必要と考えていました。そして、資格を取得するならば早く取得するのに越したことは無いと思い、弁理士を目指すこととしました。

LECを選んだ理由

最初に3ヶ月ほど独学してみたもののモチベーションが続かず、しばらく勉強する事を放棄してしまい、結局、昨年度の試験を受けないまま弁理士資格を取得するかどうか決めかねていました。しかい、明確な目標もなく日々を過ごしている現状に満足できなくなり、昨年の7月頃に勉強を再開する事に決めました。

思い立ったのが夏だったため、予備校の通年講座に参加するにはタイミングが少し遅かったかなと感じていた折、8月頃にLECで9月スタートの初学者向け講座が開講される事を知りました。もともと予備校に通うなら、圧倒的な合格実績を誇るLECの宮口先生のクラスに通おうと決めていましたので、ちょうど自分が勉強しようと思い立った時にスタートする、その「短答&論文速習コース」を受講する事に決めました。

主に受講したコースや講座の名称と受講した感想

宮口先生の「短答&論文速習コース」を受講するために、週に2回、横浜から新宿まで通っていました。なかなかハードなように感じられるかも知れませんが、宮口先生の講義は、理解しやすく面白かったので、通学することに苦痛は感じませんでした。また、宮口先生は講義中に受講生を当てて答えさせるので、常に集中力を保ちながら講義に臨むことができました。

講座は、最初に法制度の全体像を掴みながら徐々に細部に入り込んでいくため、進行についていけないということもなく、ベーシックコースに比べて進行ペースが速いと思われる速習コースでも、スムーズに学習を進める事ができました。たとえわからないところがあっても、宮口先生が詳細に教えてくださったので、理解不足なところを埋めながら学習を進める事ができたと思います。

また、「短答&論文速習コース」は、早めに申し込むことで春開講のベーシックコースの講義を事前に視聴する事ができる「先取りWeb受講制度」がついていたので、私は開講前に入門講座の特許法・実用新案法を2周分視聴しました。いま思うと先行して学習を進めた事で、気持ちに余裕を持って講義に望む事ができたと思います。さらに、「短答&論文速習コース」はベーシックコースに比べて受講生の人数が少ないので、宮口先生に質問しやすいというメリットがあったと思います。

利用して良かったLECのテキスト・過去問集等の名称と具体的な感想

試験対策に最も役に立ったのは「短答アドヴァンステキスト」でした。単なる条文の説明だけでなく、関連する他の条文、判例、審査基準の記述などが纏められているので、毎回の講義の後に「短答アドヴァンステキスト」を中心に復習を集中的に行うことで、条文の理解が一気に進んだと感じています。短答基礎講座の開始から口述試験の直前まで時間があれば、見直して知識の漏れがないように気をつけていました。

また、理解しにくい条文があったときには、「宮口レジュメ」を参照し、条文の概略を掴んでから法文のことばの意味を考えるようにしていました。

受講した答練や模試の名称と受講した感想

「短答&論文速習コース」に付属していた答練と模試を受講し、その中で自分が役にたったと思うのは、短答実戦答練・短答公開模試と論文直前答練・論文公開模試です。

短答実戦答練と短答公開模試で間違えた問題は必ず復習して、同じ問題でミスをしないように気をつけました。論文直前答練と論文公開模試は、知識面もそうですが項目の立て方など、添削で形式的な面についても細かくチェックして頂けるので、復習することで自ずと答案作成の能力が向上していったように思います。

短答式試験対策で気をつけたこと

短答式試験の合格のポイントは、条文の理解に基づく暗記であると考えていました。また、コースの開始が9月とあまり時間がなかったので、効率よく条文を暗記する事にフォーカスしました。条文を暗記するに当たっては、五感をフルに活用する事を意識しました。

具体的には、短答基礎講座があった日に復習を行い、復習を行う際には耳栓をつけて自分の声だけが聞こえる状況にし、声に出した上で紙に暗記事項を書き出すという事を繰り返しました。そして、復習をした次の日には、前日暗記した事項を再度紙に書き出すアウトプットの機会を設けました。暗記のコツはインプットとアウトプットを繰り返す事だと考えていましたので、これをひたすら繰り返しました。

この暗記のコツを意識して、例えば短答実戦答練や短答公開模試の前3日は、試験範囲の条文の理解・暗記に努め、答練や模試をアウトプットの場として活用していました。また、毎回39点を超えることを目標に準備をし、そのことも暗記のモチベーションにつながったと思います。

余談ですが、短答実戦答練ではほぼ全ての回で39点を超え、自信をつける事ができたのですが、短答公開模試では2回とも39点を越える事ができず、非常に焦ってしまった記憶があります。ですが、このおかげで直前に危機感を持って勉強できたことも短答突破のポイントであったのではないかと思います。最後は短答式試験を突破出来るとの予想が立てられるくらいの自信がつき、本番も落ち着いて問題を解く事ができました。

論文式試験対策で気をつけたこと

短答試験の翌日、宮口先生に論文試験対策の相談に行きました。速習のコースということもあり、どうしても短答中心の学習になっていましたが、今年中に何としても合格したいという思いから、宮口先生にすすめられたゴールドWeb講座の「論文ヤマゴロ講座」を受講しました。

実際、この講座を受講して正解だったと思います。論文試験まではこの講座をひたすら繰り返し学習していたのですが、そのおかげか、試験本番でもどのような措置が必要なのかをすらすらと書き出す事ができました。判例や論文の趣旨についても、講座で取り上げられていたものはすべて暗記しました。

また、論文直前道場も複数参加して、出てきた趣旨・判例はすべて暗記するようにしました。その他の論文試験対策として、論文直前答練・論文公開模試に参加しました。答練・模試の成績は奮わず、合格基準に達することはほとんどありませんでしたが、結果を気にすると落ち込みがちなので、あまり見ないようにして復習を行いました。Web上で公開される優秀答案を参考にし、項目の立て方など各優秀答案に共通する書き方を抽出して紙にまとめました。

このまとめは試験当日も確認して、細かな書き方の抜けがないように、また、流れるような答案構成をするために活用しました。試験当日は他にも、趣旨・判例を試験が始まる直前まで確認し、知識を詰め込み続けました。なかなか大変でしたが、突破したいという強い思いが直前までのハードな生活に耐えるモチベーションにつながったと感じています。結果として、論文試験本番では、これまでの模試や答練と比較しても一番良い答案を作成する事ができたとの実感を得ることができました。

LECの解答速報会に参加して、特許法で解答にいくつか積極ミスがある事に気づき、足切りされるかも知れないという不安がありましたが、結果として突破する事ができました。自分が出来ていないところは他の人もできていないと考え、あまり気にしすぎないようにする事も肝要かもしれません。

口述試験対策で気をつけたこと

論文試験の合格発表までは軽い燃え尽き症候群のようになってしまい、机に向かう事がなかなかできませんでしたが、「口述アドヴァンステキスト」を購入し、ぱらぱらとページをめくって口述試験の問題の内容を確認したり、また、論文試験に落ちていた場合の事も考え、次年度の論文対策講座を受講したりしていました。

論文試験の合格が分かってからは「口述アドヴァンステキスト」とともに直前道場のテキストを活用して趣旨・判例を確認し、口述練習会にも複数回参加しました。場数を踏むことにより、試験に自信を持って臨めるようになり、本番も落ち着いて解答する事ができました。試験官が自分の解答をどのように判断したのか分からず、試験終了後は合格なのか不合格なのかモヤモヤしましたが、結果は合格でした。

通学、または通信での受講のメリットとデメリット

通学のメリットは、講義をペースメーカーとしてモチベーションを維持し続けられるという点です。また、講師が宮口先生の場合、直接質問できる事であったり、講義中に当てられたりする事によって、知識の定着を効率良く測る事ができる点もメリットだと思います。自分の周りにも同じように勉強している人がいるので、とても刺激になりました。

デメリットとしては、通学時間がかかるという点でしょうか。ただ、自分は、電車に乗っている時間も勉強していたので、時間を無駄に浪費しているという感覚はありませんでした。

受講したゼミや道場、単発講座の名称と受講した感想

メインコース以外で受講した講座で特に役に立ったのが、「論文ヤマゴロ講座」と「論文最後の悪あがき道場」です。

「論文ヤマゴロ講座」は、論文対策を本格的に行ってこなかった自分を一気に本試験レベルまで引き上げてくれたと感じています。論文の書き方から項目の立て方、頻出の趣旨・判例までを網羅的に学習する事ができました。この講座無くして論文試験に合格することはできなかったと感じています。

「論文最後の悪あがき道場」は、直前での知識の抜け漏れチェックに使いました。宮口先生が試験本番で出そうな項目をピックアップしているので、受講しておいて損はないと思います。

仕事や学業、家庭と勉強の両立のコツ・時間活用術など

仕事との両立を図る為、スキマ時間を活用するようにしました、通勤中の電車の中や、会社の昼休憩の時は基本的に勉強していましたが、勉強を長時間続けていても集中力が落ちて効率が下がると考えていたので、例えば会社の昼休みには、勉強する一方で昼寝もするといった風に、休憩を意図的に設けて集中力が下がらないように工夫しました。

また、健康も大切と考え、食事のバランスに気をつけるとともに、睡眠時間も確保しました。集中力の維持を課題として生活をしていました。

今、合格して思うこと

LECに通い始めた頃は、こんなに早く最終合格が実現するとは考えていませんでした。自分自身が予想出来ないほどの成長を実現できるのが、LECのカリキュラムの完成度の高さであると考えています。その点で、LECを選んだ自分の選択は正しかったと感じています。反省点があるとすれば、もっと早くに予備校に通い始めていればよかったということでしょうか。

予備校に通うことにより、時間を効率よく使うことができたと感じています。また、資格を早期に取得して次の目標に向かうためにも、資格をとるならば、早い段階から初めて早い時期にとるに越したことはないと思います。

価値観が多様化する社会の中で、弁理士に求められる役割も、単に知識を提供するだけの弁理士から自身の有する知識を活用しながら様々な状況に対応して行動できる柔軟性を持った弁理士へと変わっていくと考えており、私もそのような弁理士になりたいと思っています。

これから弁理士を目指す方へのメッセージ

模試の成績が悪かった時などに気持ちが折れそうになることがありましたが、資格を取得した自分の姿をイメージして勉強に取り組み続けました。勉強は意図せずとも孤独な戦いになってしまう事がありますが、結局は心の持ちようではないでしょうか。気持ちが折れそうになる時というのは、視野が極端に狭くなってしまっている時であり、そのような場合には今の自分を俯瞰して見て、必要なときには休憩をとるなどして気持ちを持ち直す事が大切だと思います。

素直な気持ちで、合格したいという強い思いを持って、最後まで努力し続ければ、報われる試験だと思います。頑張って下さい。

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