【2次試験】絶対に間違っちゃいけない!1次対策と2次対策の時間配分とは?
- 1次試験:8月2日(土)・3日(日)
- 2次試験:10月26日(日)
今回は1次対策と2次対策の時間配分や対策方法について、考えていきたいと思います。
大前提として「1次試験と2次試験は全く別物である」という事実があります。しかし、大半の受験生は1次対策も2次対策も同じような学習をしてしまい、悔し涙を飲むケースが後を絶ちません。
かくいう私も、受験生時代はそうでした。初受験の1次試験では、とにかく問題をたくさん解くことで本試験を突破できたため、2次試験も同じようにたくさんの問題を解く学習法を採ってしまったのです。
当然、受かるはずもありません。
その後2次対策を試行錯誤するうちに「1次と2次は全く別物なんだから、学習法も変えないといけない」ということに気付いたのです。
落ちてからでは遅いですよね。受験生のみなさん、私と同じ失敗をしてはいけませんよ。
端的に言えば、1次試験は学習時間と得点が比例します。
一方で、2次試験は学習時間と得点があまり比例しません。
それよりも「いかに早く2次試験の本質に気付くか」「事例別の最適処理方法の確立」が重要なのです。
ですから、本コラムの掲載時点(GW時点)でみなさんが考えるべきは
「1次対策の時間をたっぷり確保すること」「2次対策は短時間で学べる質の高い教材を選ぶこと」なのです。
順番に説明しましょう。
【1】1次対策の時間確保
学習管理は週単位で行うのが最も効率的です。1週間ごとに帳尻を合わせる感覚で計画を立てるため、日々の予定外にも対応しやすいからです。まず学習時間をどれだけ確保できるのかを見積もりましょう。 移動中やすきま時間などは計画に入れず、がっつり机に向かって学習できる正味時間を意識して下さい。少なめに見積もることが大事です。次に、そのうちの9割を1次対策に投入すること。(GW時点)遅かれ早かれ2次対策するとはいえ、1次試験を突破しなければ受験資格を得られないので、1次対策に重きを置いてください。
1次試験終了後からでも、2次試験対策は12週間も学習できますので、そこで十分挽回可能です。
【2】2次対策は質の高い教材を
一番質が高いのは「過去問」です。2次試験の本質を知るためには、過去問が最高の教材になります。一方、答練や模試は、あくまでも過去問を真似したものですので、タイムマネジメントの練習教材に位置づけます。
過去問以外に、質の高い教材をどうすればいいのか?それは、過去問をベースに2次試験の本質に迫る講座を受講すればいいのです。そこでみなさんにオススメしたい質の高い教材が「金城流2次開眼道場」です。
「読む・考える・書く・計算する」という基本的スキルについて、過去問を素材としながら本質に気付けるような仕掛けとなっています。
また、事例IVの計算に特化したのが「事例Ⅳ過去問計算マスター道場」です。
過去問の計算にはパターンがあります。それを把握するだけでも、かなり得点力がつきます。過去問を教材にして、基本的な知識の確認をしましょう。
特に財務が苦手な方は、本講座を受講することで一気に得意科目になること間違いなしでしょう。
【3】この時期にどのような学習をするべきか
私が受験生のときは、ゴールデンウィーク前後は1次の「財務会計」を徹底的に伸ばしていた時期です。時間を計って短時間で処理するための解法フローを確立しようとしていました。
それ以外の科目は「正解肢」をじっくり読み込むことを中心に高速回転させていました。何度も何度も同じ問題の正しい選択肢を読み込むことで、自然と頭に定着しますし、似たような論点の問題があれば理解がさらに深まります。
正解肢に慣れてきたら、今度は不正解肢を正しく修正する学習に入ります。最初は解説を見ながらでも結構です。選択肢のどこが誤っているのか、それを正しくするためには何が必要なのかを考える訓練です。
60分・90分のタイムマネジメントについては、答練や模試を活用しましょう。特にLECの全国模試は、本番さながら、試験と同時間帯に2日間を通じて実施されますので、シミュレーションにはもってこいです。1点でも多く得点するためには、
2次中心に対策している方は、今のうちにアドバンテージを確実なものにしておきましょう。毎年2次受験生のレベルは高くなっています。今回ご紹介した「開眼道場」「事例4計算マスター道場」や、8月にリリースする「過去問総ざらい道場」など、金城渾身の過去問シリーズを活用して余力を持って本番を迎えてください。
自分と過去問を信じて、やり抜くこと。これが合格のために一番大事なことです。応援しています。

大手サービス企業にて店舗責任者として長年営業に携わる。営業戦略立案・販売促進・顧客管理、サービスマーケティングから人材教育・管理まで、幅広く手がけてきた経験を持つ。
その後はおもに販路開拓や売上アップのためのマーケティングコンサルタントとして活動。日本商業コンサルタント協会員。
現在は平日は大学での講義、商工会・商工会議所等での講演のほか、小売業・サービス業のコンサルティングを中心に活動している。
「優秀な診断士を一人でも多く世の中に輩出するために、土日はLECでの受験指導を行っています!」
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