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2019年度 論文式試験合格
不動産会社勤務(20代男性)の方の合格体験記

目標通り1年目短答→2年目論文に合格!

不動産会社勤務(20代男性)

主な受講講座 論文合格コース
論文受験回数 2回(初年度おためし受験)
学習開始時期 2017年11月

不動産鑑定士を志した理由

前職で入社した会社に同期が数百名おり、上下の期にも同じ数の人数がいることを考えた時、自分はこの会社で最終的にどうなりたいのかを考え始めたのをきっかけに、
①家業が不動産業を営んでいた点
②不動産系の最高峰の資格である点
③定年後も働ける仕事であるという点
上記3点から、不動産鑑定士を目指そうと考えました。

具体的な学習方法

前提
不動産鑑定士試験で扱う科目の勉強歴はほぼゼロであり、全て1からの勉強でした。そして、1年目は短答合格のみを目指し、2年目に論文合格を目標としました。また、1年目の4月から専念に近いレベルで勉強する環境が整っていました。
実際に勉強をしてみて、論文を書く答練の数は多く無いと感じたので、一回一回目的意識を持って解いていました。例えば、各科目、どのくらいの暗記の制度で点数がどのくらい取れるのかなどです。

学習全体
勉強している中で、フルタイムで働き短期で合格していく人は、以下の点を意識出来ていると感じました。
①勉強すべき部分の取捨選択が上手い
②自分に適した勉強方法を確立している
の2点です。
①は、私は時間があったため民法のBランク論点も一通り勉強しましたが、この辺りはバッサリと切り捨てAAとAランクを完璧に仕上げるよう勉強しているのだと思います。勉強が進むと自分が勉強していない部分があることが不安になりますが、その折り合いを上手く出来る方は短期で合格するのだと思います。
②は、勉強方法については、過去の勉強経験や合格体験記などから得ることが出来ますが、結局自分で考え選択した方法が一番覚えられるし、勉強をやった自信にもなるはずなので、勉強の取っ掛かりとして合格者の意見など参考しても、自分に合わなければ辞めるべきだし、最後に試験を受けるのは自分だということは意識しておくべきだと思います。

民法
「合格基礎講座」受講後、「こう書け!」の理解・キーワード暗記を中心に勉強しました。また、「必修論点総ざらいテキスト」の巻末部分を使用し、条文を意識した勉強が理解の深まるきっかけになりました。そのため、勉強全体の流れは問題なかったのですが、答案構成の練習にもう少し時間を割けば良かったと思います。2019年で出題された問題の場合、場合分けが上手くできなかったためです。若干暗記に偏重してしまいました。事例を見て、条文を使い、問題を解いていく力が本番では重要だと感じました。

経済学
「合格基礎講座」「合格ノート(現・合格バイブル)」で理解、答練と「こう書け!」「必修論点総ざらいテキスト」で問題を解いていくことを中心に勉強しました。経済学は、「合格基礎講座」でどこまで理解を深められるかが重要だと思います。「合格基礎講座」は1回しか視聴していませんが、気になったところ(グラフが変化していく理由など)は、動画を止めて、全て「合格ノート」に書き込みをしました。そのため、答練などは解けない問題こそあれ、比較的スムーズにこなしていくことができました。ただ、「論文実戦答練」を実施する時期が受験年の4月と遅かったので、図・式・文章の自分の表現レベルがどの程度のものかを理解するのが遅くなり、その分、非効率な勉強になってしまいました。

会計学
「合格基礎講座」を受講後、「こう書け!」を中心に勉強しましたが、その後、「必修論点総ざらいテキスト」にシフトして勉強しました。会計学は勉強方法が上手く定まらず苦労しましたが、「必修論点総ざらいテキスト」に全てを集約する形で最終的には落ち着きました。各答練と「ズバリ的中!試験員対策講座」「穴埋め・計算問題を斬る!」(いずれもオプション講座)などの中で、「総ざらいテキスト」に記載のない論証や定義などを全て集約し、覚えることで乗り切りました。

鑑定理論(論文)
まずは、基準・留意事項の暗記を5〜6割程度進めることがスタートだと思います。暗記は当初、音読で覚えていきましたが、ある程度覚えた後は、“思い出す”ことに意識を切り替えました。記憶のプロセスは記銘→保持→想起であると、とある暗記関連の本で知ったため、“想起”すること、すなわち、頭の中で思い出すことを重視しました。その後、答案構成の練習と暗記をメインに勉強しました。個人的に鑑定理論の理解が深まったと感じたのは、基準・留意事項の行間に何が書かれているかを意識、つまり、横断的理解を考えるようになってからです。答練などの解答には、基準の文言の一部に補足される形で文章が構成されているものがあります。その言葉を「合格基礎テキスト」の基準に転記していくと、他章との繋がりが明確に見えてきたため、一度テキストを精読し、行間に隠れている文言を書き加えていきました(例えば、取引事例比較法の有効性の部分で、“代替の原則を理論的根拠とし"という前提が省略されているので、それを書き加えていくなど)。その作業をし始めてからは、概ね流れを外さず解答することが出来たと思います。また、鑑定理論の答案の書き方については色々言われていますが、川原講師を信じ切ってほしいです。2019年の本試験の大問4の問題文には、“簡潔に”の記載があり、そのため、聞かれていることを簡潔に記述してある答案を目指すべきであり、その辺りを意識した答案構成力が必要になると思います。

鑑定理論(演習)
本試験直前まで一番苦手科目でした。本試験2ヶ月前から毎日1題、答練・「演習問題を斬る!」(オプション講座)・模試等の演習問題を繰り返し解き、何とか「論文直前ファイナル模試」(オプション講座)で合格ラインに届くかどうかくらいになりました。演習は早い段階から、一通り問題を解き、レベル感を把握しておくべきだと感じました。私は演習の勉強がかなり後手に回ってしまったため、やることを絞って勉強しました。そのため、得意科目には出来なかったです。演習は実力が短期間で伸びやすいので早い段階で得意にしておけば、精神衛生上、楽になると思います。

その他
私は通信生だったため、特に「論文直前ファイナル模試」は非常に役立ちました。本試験会場に向かう途中で何をするか、どんな音楽を聴いて気持ちを高めるか、昼食は食べるか食べないかなど、この「ファイナル模試」で試したことを元に本試験も望んだため、比較的緊張せずに受験できました。

LEC講師の良かった点

川原講師(鑑定理論)
①答練の添削等で不足している部分の指摘が的確
②試験2ヶ月前の段階で演習に苦手意識を持っていたため質問をしたところ私の答練の解答を見直して質問に答えてくれた
③「論文直前ファイナル模試」後の質問会で実際に話をして試験直前の不安点を解消してくれた
④動画の講義で抱いていたイメージと違い、気さくで話しやすかった

豊岡講師(民法)
①添削を非常に丁寧に行ってくれる
②勉強すべきところと飛ばして良いところの指摘が明確でメリハリがつく

森田講師(経済学)
①説明が丁寧で、経済学を暗記でなく一から理解して勉強していくことができ、特にグラフがなぜ変化していくのかという点を本当に初めから説明してくれるため、一度の授業で大枠の理解ができた
②試験直前に会計学の勉強について質問をした際に丁寧に回答してくれた

LECの教材・講義で役立ったもの

「こう書け!」民法は、事例問題形式で一連の解答の流れを学ぶことができました。「必修論点総ざらいテキスト(民法)」は、巻末の条文ごとに論証や解説が書いてある部分がこう書けの不足部分を補完するのに非常に役に立ちました。「必修論点総ざらいテキスト(会計学)」は、重要論点を集中して勉強することができ、最終的に全ての情報を集約して試験を乗り切ることが出来ました。

合格したときの率直な気持ち

受験番号を勘違いしていたため、一瞬落ちたと思いましたが、実際には自身の番号があったため、非常に嬉しくて声が出てしまいました。その後は、ただただ勉強が報われた安堵感と本当に合格しているのか合格証書が届くまで不安感でいっぱいでした。

これから不動産鑑定士試験を受験される方へ

試験に合格しただけで、未経験の人材を雇用して育てる新卒採用に近い形態が可能となっている資格は、公認会計士と不動産鑑定士くらいなのではと思います。その点でも、大いに魅力がある資格です。
他の難関資格を受験したことが無いので感覚的なコメントになってしまいますが、勉強の成果と合否の結果が一番結びつきやすく、努力が報われやすい試験だと思います。また、受験生の多くが社会人であることや、合格レベルに到達するまでに相当な勉強量が必要であることから、合格ラインの土俵に乗っている人がそもそも少ないのではないかと思います。さらに、模試でA判定でなくても、直前でまくれる可能性が十分にある試験だと思います。私は他校の全国模試で130位台、LECの模試でもB判定でしたが、「論文直前ファイナル模試」で合格ラインを超え、最終的に合格しました。そのため、自身の置かれている環境で確保できる勉強時間や、試験までの過ごし方をよく吟味して勉強すれば十分合格できます。そして、本試験の始まる直前まで諦めず頑張って合格を勝ち取ってください。

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