中山 明希 さん(40代)
| 受験回数 | 2回 |
|---|---|
| LEC 受講歴 |
記述強化コース |
| ご職業 | 受験勉強に専念 |
LECの講座は答練・模試を会場受験に変更できる点が最大の魅力
土地家屋調査士を目指した理由・きっかけをお聞かせください。
親族が相続した土地に、すでに解体されて存在しない他人名義の建物が登記記録上残っており、滅失登記が必要になったことが最初のきっかけでした。インターネットで調べながら「建物滅失申出書」を作成し、管轄登記所で登記相談を受けたところ、相談員から内容についてほとんど指摘がありませんでした。指摘を受けなかったことに気を良くした私は、滅失登記を担当する土地家屋調査士という仕事に強く興味を持つようになりました。他資格の受験経験があったため、学習の上積みが比較的少なくて済むのではないかと考えたことも後押しになりました。
LECを選ぶ決め手となった理由をお聞かせください。
1年目は教育訓練給付金制度を利用して受講したかったため、まずは制度対象の講座を設けている予備校を探しました。土地家屋調査士向けの講座を開講している予備校自体が少ないうえ、給付金制度の対象講座となるとさらに選択肢は限られていました。その限られた中で比較した結果、校舎数が他校に比べて圧倒的に多く、駅からも近いLECを選びました。校舎が多ければ、自習室を設けている拠点も増え、自宅以外で勉強できる環境が整うと考えたからです。
講座・カリキュラム・教材の良かった点など感想をお聞かせください。
1年目の『土地家屋調査士&測量士補W合格コース』、2年目の『記述強化コース』は、どちらも通信で受講しました。通信の場合、インプットだけでなく答練や模試といったアウトプット教材も自宅に届くのが一般的だと思いますが、LECの講座は答練・模試を会場受験に変更できる点が最大の魅力だと感じています。会場受験であれば、試験時間が正確に区切られるため、時間配分の訓練になります。それだけでなく、教室内に漂う緊張感や、周囲の物音、隣に人がいる環境に慣れることもできます。本試験では、集中力が途切れる場面が出てくるかもしれません。実際、私が受験した本試験の教室では、試験終了5分前に怒号が飛ぶというハプニングがありました。それでも冷静に最後まで解き切れたのは、答練・模試を会場受験にして「場慣れ」していたおかげだと思っています。
講座担当講師の良かった点をお聞かせください。
初学者向け講座を担当してくださった木村講師、学習経験者向け講座を担当してくださった松本講師は、通信講座でありながらライブ感あふれる講義を展開されていました。通信の場合、自分だけで講義を聞くため緊張感が薄れたり、眠気に襲われたりすることも多く、当初は通学を選べなかったことを残念に感じていました。しかし、淡々と説明するだけではない講師陣の熱量や、講義中に頻繁に投げかけられる質問のおかげで、講義が退屈に感じることも、眠くなることも一度もありませんでした。また、試験で狙われやすい箇所は繰り返し強調され、自然と重要ポイントが頭に残るようになっていました。さらに木村講師の場合、絶対に正答すべき箇所を間違えた際には、しっかりと反省を促されます。人によっては厳しく感じるかもしれませんが、私はそのように思ったことはなく、むしろ同じ論点が出たときにその記憶がよみがえり、本試験までには確実に正答できるようになりました。
答練や模試の良かった点をお聞かせください。
LECで提供された答練や模試の記述式問題は、長文で問題文中の図が多かったり、あえて筆界線が書かれていなかったりと、すぐには正答への道筋が見えないものも多くありました。そのような問題では、解くのに手間取り、解答用紙が空白だらけになってしまうこともあり、返却された答案のコメント欄には「配点を考えて解答するように」と厳しいお言葉を何度もいただきました。正直、答練を受けている最中は配点まで考える余裕などありませんでした。しかし、こうしたLECの問題での訓練が功を奏し、2025年本試験の土地の記述式問題では、「関係当事者がどの土地についてどうしたいのか」を読み取るのに時間はかかったものの、問題文自体はとても読みやすく感じられました。さらに、採点者からの厳しいコメントのおかげで、本試験では「どの解答を捨てれば最低限の失点で済むか」を、限られた時間の中で解きながら判断することができました。自分でも驚くほど冷静に対応できたのは、まさに答練・模試での積み重ねのおかげだと感じています。
学習期間の中で苦労された点やご自身なりの学習方法があれば、お聞かせください。
LECの講師陣は、使用するマーカーの色を3色程度に統一されていました。色が決まっていることで迷う必要がなく、とても助かりました。そのうえで、私は講師の方が指摘する箇所について、さらに多くの色を使って工夫していました。具体的には、特に民法で「用語」「定義」「要件」「効果」「対抗要件」「原則」「例外」をそれぞれ別の色で塗り分けていました。1ページに多くの色が並ぶことになりますが、それぞれが何を示しているのか一目で分かるため、後からテキストを見直す際にも目的の内容を探しやすくなります。記述式については、解説講義の際に問題文中の調査図素図へさまざまな情報を書き込んでいきますが、情報量が多くなると判別しにくくなることがあります。そんなとき私は、半透明の付箋紙を調査図素図の上に貼り、そこに方向角などの情報を書き込むようにしていました。付箋を重ねれば書ける情報も増えますし、不要になったら付箋を外すだけで、元のまっさらな調査図素図に戻せるのも便利でした。
今後の展望や、これから受験される方へのアドバイスなどがございましたら、ぜひお聞かせください。
ここ数年、土地家屋調査士試験の受験希望者は増加傾向にあります。当然のことながら、新たに参入してくる受験者が全員初学者というわけではなく、他資格の受験経験者など、すでに民法や不動産登記法を学習済みの方も多くいます。そのような受験生は上積みする知識が少なく、短期間で合格を勝ち取っていきます。その中でご自身が合格枠に食い込んでいくためには、講義で出された課題を必ずこなすこと、「絶対に覚える」と言われた論点を確実に記憶することなど、地道な作業が欠かせないと思います。地道な作業はどうしても飽きが来ますが、木村講師や松本講師の講義であれば退屈することはありません。失礼を承知で申し上げると、LECの受講料は他社と比べて高く感じられるかもしれません(実際、私も他資格受験のときは価格面でLECを避けていたほどです)。しかし、講師陣の講義内容や面倒見の良さを考えると、その受講料には十分納得ができました。どの予備校を利用するか迷われている方は、まず体験講座を受けてみることをオススメします。講義の雰囲気や講師の熱量を肌で感じることで、自分に合うかどうかがきっと分かるはずです。




