2021年度合格
髙橋 健さんの合格体験記

受験を決めた動機

30年以上勤務した自動車会社を早期退職してボケ防止の為に資格試験を志しました。自動車会社では6ヶ国に通算15年近く海外駐在し、日本で腰を落ち着けて勉強する機会、まして通学して勉強する機会が無く、通学して学びながら何かに挑戦するという大学以来の経験を改めてしたく思い、元々興味のあった不動産の世界で汎用性の高い宅建士を選びました。しかし、当初抱いた志に反し、数十年ぶりの座学は想像以上に苦痛であり、3月頃から通学を開始したものの、実際本腰入れ始めたのはGW明けの5月から、何度も受験をあきらめようと思いました。6月に受けたLECでの最初の模試は20点代前半であり、この時は途中断念を真剣に考えました。

LECを選んだ決め手

当初宅建士を志した際、各校の資料を取り寄せ、また、実際各学校を訪問して話を聞きました。数校の中で、私が得たLECの特徴は、主には以下3点です。

• ①授業時間が圧倒的に豊富（授業時間が多い）
• ②その割に費用が安い（時間当たり単価が安い）
• ③応対してくれたスタッフ（池袋校・土屋さん）が大変フレンドリーで知識が豊富、説明が明快。

自宅から徒歩で通える利点は池袋各校に共通ですが、以上の長所は宅建業初学者の私にとって大変頼もしく感じられ、LEC選定の大きな決め手になりました。

LECの教材について

基本テキスト、問題集は良く練られている事がすぐに理解できました。索引や参照すべき点など各所にちりばめられていた上、各項目、各問題の重要度が明示されていて勉強し易かったです。初学者が基本を理解したら、次ステップでは要約した別テキストやレジメが配布され理解が進む都度に更なる理解を加速してくれた事も大きな助けになりました。
勉強方法もろくにわかっていない私が、寺西講師から「過去問集1冊を1週間で繰り返しこなす事」とご指導を受け、1巡目は3週間ほどかかってやり遂げていた1冊を終盤では3日で終えるほど習熟し繰り返し解いていったお陰で随分要領を得た気がします。

LECの講師やカリキュラムについて

生徒の慣れ、練度に応じてグレードを変えつつ繰り返し講義するシステムは素晴らしい。適度なくどさ、しつこさは「人間は忘れる動物」を前提とした理にかなった繰り返しで記憶力が退化した高齢者にもありがたいカリキュラムでした。加えて、しばしば時間を惜しまず熱心に講義を続けられる久保田講師の熱意には6月に投げ出そうと考えていた私も8月には「合格しないと申し訳無い」と考えるようになりました。終盤まで宅建業法を苦手としていた私は、直前に開催された僅か3日の「久保田道場・宅建業法で逆転合格」によって救われました。LEC模試では14-15点だった宅建業法が本番ではほぼ満点の19点獲得出来たのは久保田道場のお陰です。

LECの模試について

8月末辺りから毎週繰り返される模試は質も難易度も高く、その頻繁さのお陰ですっかり試験慣れ出来ました。過去問を研究し尽くした感のある試験は、周期から見てこの辺りが狙われそう、といった箇所を重点的に網羅するなど単なる試験慣れに留まらず、的確に重要項目を示唆してくれ、模試の復習が血となり肉となったと思います。試験結果をきめ細かく問題単位、項目単位で順位表示してくれたお陰で自分の弱点が的確に把握出来ました。当初予定、自己目標では、9月後半の模試は常にA判定のはずでしたが、残念ながら常に B-C判定どまりだったのは残念ですが、模試は難易度が高い方が受験生は油断しなくていいかもしれません。

役に立ったLECのサービス

Webでマイページが設けられていて各種情報が簡単に入手出来たのは有効的でした。自習室使用も適宜活用させて頂きました。システムとして用意されていたわけではないですが、講師への質問の容易さ、それに対して熱心に分かり易くお答え頂く講師には本当に助けられました。資格の予備校としてはあるべき姿なのでしょうが、こうした当たり前の事が実際に徹底されているというか自然に行われているというのはありがたい事です。

本試験を終えての感想・今後受験される方へのアドバイスなど

この場をお借りして、素晴らしい講師の皆様をはじめ、優良なテキストや模試、親切な窓口サービスをご提供頂きましたLECの皆様に改めて厚くお礼申し上げます。今後受験される方々、特に初学者には授業カリキュラムとしていい意味でしつこいプランをお勧めします。やる気があっても初学者ではどう取り組んでいいか、中々自力で正論、ベストな勉強法に辿り着くのは難しいと思います。システム（講義のカリキュラム）がしっかりしている学校であれば、極端な言い方をすればとりあえず通学して教室に座っていれば何となく理解が進んでいきます。もちろん学校の助けを得ながら、最後は自助努力ですが。その意味でLECの講座は素晴らしいカリキュラムと教材、情熱ある講師陣、親切なスタッフ、と全てが揃っています。LEC OBとして胸を張って後進の方々にお薦め出来ます。
今後ともLEC卒業の宅建士が続き、日本の不動産業界の屋台骨を支えていく事をお祈り申し上げます。