2025年度科目合格者
出口 誠人さんの合格体験記

税理士を目指した理由

大学院修了後、当時税理士を目指していた同級生に将来必ず役に立つことがあると勧められたため、税理士を取得するつもりはありませんでしたが、税法3科目免除の申請をしていました。社会人として働くにつれて一般企業では定年までしか働くことが難しく、定年に関係なく一生社会の役に立つ仕事がしたいと考えたときに「税理士の資格を取得して生涯現役でいこう」と考えたことが税理士を目指した理由です。

LECを選んだきっかけ

令和4年に3回目の受験でようやく財務諸表論に合格してから、他の予備校で簿記論を継続して学習しておりましたが、全く合格できずにいました。昨年の試験は受かっていると信じていましたが合格できず、もう受験を止めようと思ったときに、昨年の受験後に拝見していた富田先生の「本試験徹底検証会」の動画を思い出し、再度ガイダンスなどの動画を拝見して非常に感銘を受けました。そこでもう一度だけ富田先生についていき、あがいてみようと思ったことがLECを選んだきっかけです。

簿財横断で勉強して良かった点

講座そのものは他の予備校と比較して遜色は全くありませんでした。講座の最中に富田先生が折に触れて、受かるためにはどうすればよいか、これをやってはダメ、これをしっかりやりなさいと繰り返し話されることで、忘れた頃に常に正しい方向に修正ができるようにしていただけたことがとても良かったと思います。富田先生は口が悪いと常々おっしゃられますが、そんなことはなく、むしろいつも叱咤激励をされることでモチベーションの維持につながりました。

LEC講座・教材の良かったところ

教材に関しては、上級講座では扱わないパーフェクト問題集もすべてついており、基礎の個別問題から上級の応用問題まで全て網羅されており、微に入り細を穿つ形でした。

上級の答練は、当初から本試験レベルの問題を出すと言われた通り、他の予備校と比べて難易度が高く、直前期に入る前から常に本試験を意識できました。また、問題の形式に慣れてしまうこともないようにされており良かったです。

受講生限定Zoom生配信の良かったところ

Zoom生配信は直前期のみ、、主に答練の得点分布を聞くために配信を視聴しました。答練の得点分布と解説講義で富田先生が上位10％は大体この点数と説明をされているのが毎回一致しており、とても印象的でした。富田先生とは実際にお会いしたことがないので、少しアウェー感があるのは残念でしたが、それを差し引いて余りある有意義な時間を過ごさせていただきました。

復習や学習方法で工夫したところ

復習はとにかく基本論点を中心に、最低1週間後ぐらいの忘れた頃に解きなおすスタイルでやりました。直前期に入ってからは、答練の解きなおしを富田先生に言われた通りにじっくりと時間をかけてやりました。それまでは〇をつけて解説を読んで再度解くだけでしたので、本当の解き直しを教えていただけたことは自分の中で革命的な出来事でした。とにかく素直に言われたことをやることを心掛けました。

苦しい時どう乗り切りましたか。

上級講義の2、3回目の講義の時に富田先生が本屋では池袋のジュンク堂が好きで、ジュンク堂に行ったついでにキッチンABCに行きカレーを食べるという話をされたことがありました。恥ずかしい話で他人様にいえる話ではないですが、答練や公開模擬試験で凹んだときは、「合格して富田先生にお礼をしに行く」「キッチンABCでカレーを食べる」ことを考えながら自分を奮い立たせていました。

これから受験される方へメッセージ

私のように複数年受験で趣味が税理士試験勉強みたいになってしまったような人間でも、愚直に続けることで何とか合格することができました。初回とか2回目で受かった人は簡単だったとか平気で言いますが、基本10％程度しか受からない試験です。簡単なわけがありません。自己採点でボーダーラインを超えていても自分の受験番号を見るまで最後の最後まで不安でした。ですがきっと報われる日が来ます。その日を信じて頑張ってください。