★パーフェクト/上級で科目合格★
阿部 清久 さん
LECは本質を理解していないと回答できない良質な問題が多く、講師・教材の質も高い
| 受講コース | 上級コース |
|---|---|
| 2023年度合格科目 | 法人税法 |
| ご職業 | 税理士法人勤務 |
| 年齢 | 30代 |
税理士を目指した理由
私は大学時代教員を志望しておりましたが、父が会計事務所に勤務していた影響もあり、税理士という仕事が身近にありました。私は職業を選択する中で人の役に立てる仕事が人生を豊かにすると考えておりました。税理士という仕事は、会社社長の重要な相談役となりうる立場であり、会社の経営存続にまで影響を与えることができる仕事です。10年近く税理士法人に勤務してきましたが、当初自身が考えていた姿と同じであり、今後もそうなれると思っています。
LECを選んだきっかけ
LECで税理士講座があること自体は最初は知りませんでした。知人がLECの公認会計士講座で合格したことをきっかけにLECに税理士講座があることを知りました。はじめは大手予備校を受講していた時代もありましたが金銭的にも高く、LECはリーズナブルに感じたことが受講したきっかけでした。入口は金銭面という形でしたが、財務諸表論、簿記論、法人税法はLECで合格いたしました。実際に受講してみると講師、教材の質も高く受験生にはLECをお勧めしたいです。
簿財横断で勉強して良かった点
小池先生のタックスマインドは、今日の法人税法の試験とマッチングした考えでした。多くの予備校では、一見分かり安いように聞こえるのですが本質の理解を軽視している感じがあります。また、暗記への比重が強いように感じます。小池先生の授業は他の予備校を経験していると初めは違和感を感じましたが、そもそも他校の授業が間違っていると途中から確信できるようになります。法人税は暗記ではないです、理解です。小池先生はそれを教えてくれます。
LEC講座・教材の良かったところ
答練では、法人税法の本質を問う問題が多かった印象を受けます。他校では、暗記していれば解ける問題が多い印象ですが、LECでは本質を理解していないと回答できない良質な問題が多いです。昨今の法人税法は、暗記でなく、本質の理解が問われています。暗記したものを転記する行為は不合格への一直線なのではと思えるほどです（実際不合格となりました）。重要なのは考える力であってLECの講座（特に小池先生）はそれを引き立ててくれます。
復習や学習方法で工夫したところ
理論は、できるだけ暗記しないように心がけていました。法人税は数回受験しているのですが、不合格になった年は暗記が完璧な状態でした。試験の問題を見た瞬間、覚えている理論を吐き出し、たくさん書くということは今の法人税法の試験では求められていません。それよりもできるだけ簡潔に、分かりやすい解答が求めらていています。勉強時間については計算に比重を当て、理論はどんな問題でも法人税法の理屈から回答できるように学習を深めました。
苦しい時どう乗り切りましたか。
勉強が苦しいと思ったことはあまりありませんでした。逆転的な発想ですが、この資格がなかったら苦しい時がいつか来るとは常に考えていました。私は10年間税理士法人でサラリーマンをしていますが、世の中には矛盾が多く、時折サラリーマンであることが辛いと思うことが多々ありました。税理士という仕事は、それを脱却できる数少ない資格です。税理士になるまでの道のりは長いですが、自由に生きることを目指していたことが乗り越えられた要因かと思います。
これから受験される方へメッセージ
私は10年間税理士法人に勤務していますが、今でもこの職業選択を後悔したことはありません。この職業は相対が（対人が多い）く、大変なことも多いです。正直な話をすると、資格があれば楽といった軽い気持ちで目指す方は、試験の難易度も高くあまりお勧めできないかもしれません。一方で、社会貢献を考えている方、強い信念を持っている方は税理士資格があることで人生は無限に広がります。大変な試験ですが、有意義な人生を目指して頑張りましょう。
