受験者数と合格率
近年の受験者数は1万人を割って暫減傾向にあります。
合格率は若干の変動はありますが、出題形式が大幅に変更になった平成18年度以降、10%前後で推移していましたが、ここ数年やや高くなっています。
また、時々配点の変更などもありますので、例年7月初旬に税関から発表になる試験要領には注意を払いたいものです。
受験申込者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格者率 | |
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平成23年度 | 11,760 | 9,131 | 901 | 9.90% |
平成24年度 | 11,544 | 8,972 | 769 | 8.60% |
平成25年度 | 11,340 | 8,734 | 1,021 | 11.70% |
平成26年度 | 10,138 | 7,692 | 1,013 | 13.20% |
平成27年度 | 10,018 | 7,578 | 764 | 10.1% |
平成28年度 | 9,285 | 6,997 | 688 | 9.80% |
平成29年度 | 8,627 | 6,535 | 1,392 | 21.3% |
平成30年度 | 8,491 | 6,218 | 905 | 14.6% |
令和元年度 | 8,661 | 6,388 | 878 | 13.7% |
令和2年度 | 8,770 | 6,745 | 1,140 | 16.9% |
令和3年度 | 8,972 | 6,961 | 1,097 | 15.8% |
令和4年度 | 8,194 | 6,336 | 1,212 | 19.1% |
受験者の多様化
詳細なデータは未発表ですが、異業種からの受験者、女性や学生の進出も目立ってきています。
理由は、①通関業以外の業種でも通関の知識が必要とされるようになってきたこと、②通関業務は基本的にオフィスワークであり女性向きであること、③貿易関係へ就職を希望する学生や転職を希望される方が増加していること、などが挙げられます。
これらのことからも社会情勢が通関士を必要としていることがわかります。