LECが良かったのは、講師が熱心で受講生を何とか合格に導きたいとの思いがヒシヒシ伝わってきたところです。
塚田 祐史 さん (40歳代)
| 受講講座 | 年金キーパー+中上級コース(通学) |
|---|---|
| 受験回数 | 2回 |
社労士受験を志した理由
副業で行政書士事務所を開業しました。また元々、介護業界を17年ほど経験しており申請、届出書類の業務を行っていた経験もあり、介護保険法に関する申請、届出の依頼をされることが多々ありました。ただ、介護保険法に関する業務は社会保険労務士の独占業務であるため行政書士としては行えず社労士の先生を紹介するしかなかったため、自身でも取引先の要望に応えるべく社労士の資格取得を目指しました。
LECを選んだきっかけ
1回目の受講は行政書士の勉強をLECで行っていたことで受講料が安くなったこと、また学校の雰囲気に慣れていたことが理由です。続けての2回目の受講でもLECでは、レベルにあった講義が用意されていること(中上級コース)他の資格の学校とくらべ直前期の内容が充実していること(横断講義、模試3回)が理由として挙げられます。
インプット時期の学習方法を教えてください
講義を受けた日から3日以内に受講範囲のテキストを読み込む。その中で理解できない箇所には付箋を貼り次回の講義の際に先生に質問し内容を把握する、また併せて過去問を解きました(基礎知識固め)。そのほかには初学者ではなかったため過去問は1回目の受験の際に解き尽くし、答えを覚えてしまっていたため、市販の応用問題集を購入し違った角度から問われた際の対応力や本試験と同レベルの問題を解くことで早い段階から知識の構築を行っておりました。ちなみに予習は一切行っておりません。
実戦答練以降の学習方法を教えてください
本論編終了後に感じたことは初めに学習した労働科目の学んだ内容をすっかり忘れてしまっていることに危機感を覚えました。そこで工藤先生のGW道場を利用し労働科目の知識の掘り起こしと社会保険科目の知識の定着を行いました。このGW道場の復習を実戦答練と併行して行い1回目の模試に臨んだ結果、一般教養以外では7割近くの点数を獲得することができました。6月からは一般教養の統計・白書のテキストをページ数(15〜20ページ)を決め毎日読み込みを行いました。広く浅く内容を理解するとともに、テキスト付属の問題や公開模試の問題を何度も回しインプット、アウトプットを試験直前まで行いました。その他の法令関係については確認テスト、答練、本試験予想模試やLECの選択式問題集、公開模試の問題を何度も解きました。何度も解くことで各法令の中でも自身が苦手にしている部分がわかってきたため、その項目を8月の本試験1週間前までにテキストを読込みアウトプットも行いました。
スランプ克服法・苦しい時、どう乗り切りましたか?
学習しても忘れてしまう、同じ箇所を何度も間違えることにストレスを感じました。また、本論編終了後の直前期(ゴールデンウィーク前)からは休日は朝から晩まで自習室で勉強を行っていたため家族にも負担をかけていました。「これでまた今年も合格できなかったら来年も負担をかけてしまう…」というプレッシャーもあり、勉強のしんどさだけでなく精神的なつらさもありました。学習した箇所を忘れてしまう、同じ箇所を何度も間違えることについては1週間から2週間おきに該当箇所のテキストを軽く読む(条文・ポイントのみ)そして問題を解き無理から頭に知識を詰め込みました。精神的な辛さについては公開模試の判定で合格レベルの結果が出るまで力を抜かず勉強を行う。3回の模試のうち最後の模試(7月末)だけでも合格判定が出れば超直前期に合格圏内に入ったとのことで自信になると考え勉強を継続しました。その他、根性論かもしれませんが工藤先生が直前期に言われていた「人間、多少無理しても死にやしません」という言葉はつらい時期の私にとって至言であり、失速することなく勉強できる原動力となりました(笑)。
仕事や学業、家事・育児との両立するための工夫
仕事が定時終わりはほぼなく、また子供が小さく妻も子育てで大変だったため勉強時間の確保には苦労しました。通勤時や休憩時は必ず、平日の夜は、2時間は勉強する習慣をつけていたため合計3.5時間ほど勉強時間を確保しておりました。また仕事で外出する際の移動時間に問題を解いたりテキストの読込みをおこなったりと、少しでも時間があれば勉強していました。
LECで受講して良かった点
これは私の個人的な見解になりますが、教材や講義の内容は他の資格の学校でも同じだと思います。ただ2年連続LECで勉強させていただき良かった点は、講師の方々の熱心さや受講生を何とかして合格に導きたいとの思いがヒシヒシと伝わってきたところです。初学の時は崖先生に「不確実な知識より確実な知識を身につける」という言葉を何度も仰っておられたことを覚えております。1年目は初学ということもあり時間的余裕がなく、また崖先生の言葉を理解できていなかったため、知識の整理を怠っており「これが確実に正解だ」と自信をもって解答できることができませんでした。その経験を活かし2年目入ってからは、あやふやな知識については早い段階で確実な知識にする作業に取り組みました(特に他の法令と入れ替えてひっかけてくる問題を横断的に整理しました)また、2年目にお世話になった大野先生には公開模試の選択式で点数が伸び悩んでいて相談した時に「その時の出題の問題により、苦手意識や悩むこともあり弱気になることもあるけれどもあきらめず何としてでも3点を取りに行く!取りに行かないといけない」との言葉をいただき、最後の最後まであきらめない!今まで勉強してきた知識を振り絞って「合格」を勝ち取りに行く気持ちが必要だと気づかされました。二人の先生のそれぞれのアドバイスが私の合格のきっかけになったことは間違いありませんし、ほかの受講生の方にも親身に向き合って対応されている、お二人の姿がLECの講師の方々の良さだと感じました。
全日本社労士公開模試を受験して良かった点
3回開催されることで、各法律の問題が満遍なく出題されていて各法令の中でどの部分が自分にとって弱いのかを俯瞰的に把握できるところが良かったです。また、本試験のレベルに近く、奇問難問も少ないため本当の実力を知る上ではとっても有効でした。
2024年に受講した道場講座を教えてください
【工藤講師】択一式ライフライン構築
【工藤講師】選択式ライフライン構築
本論編終了後に、初めのころに頃に学習しすっかり忘れてしまっていた労働科目や社会保険科目を短時間かつ全体的に復習できることが良かったです。
フォロー制度の活用方法について
仕事で通学できないときにWebフォロー制度があることにより、抜けがなく講義を受講できることが一番のメリットでした。自習室は、自宅では集中して勉強することが難しい環境であったため、休日に自習室で勉強できることは大変有難かったです。
社労士資格をどう活かしていきたいですか?
実務経験がないので先ずは事務指定講習を受けたいと考えております。その後は実務勉強のため社労士事務所に勤務(転職)するか、自身で開業するか検討中です。介護業界での申請・届出書類作成の実務経験があるため、介護業界に強い社労士として活躍したい考えております。また、行政書士の資格も活かし高齢者の方の任意後見事務や遺言書作成なども関連して行えればと思います。
これから受験される方へのメッセージ
私は働きながら社労士の勉強を行いましたが、正直時間がいくらあっても足りないと感じました。そのため飲み会や休みの日の家族サービス、睡眠時間、すき間時間にスマホで遊ぶなど色々なものを我慢したり、犠牲にしたりすることもたくさんありました。しかし、それを乗り越え「合格」を勝ち取った時の喜びは何事にも代えがたいものであり、自分自身の向上にも大いに寄与したと感じました。これから勉強する皆様にも同じような喜びを味わっていただきたいと思います。




