
平井先生がおっしゃった勉強法は、合格に直結したものがいくつもありました。
高橋 一正 さん (40歳代)
受講講座 | 合格コース(通学) |
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受験回数 | 4回 |
社労士受験を志した理由
大阪の地下鉄に乗っていた時、広告で社労士という資格があることを知りました。職場の悩みに対してアドバイスできる人がいるなんて何と頼りになる職業だろうと思いました。その後、実際に自分が仕事のことで困った時に社労士会の無料相談があることを知り、行ってみました。その時の社労士の先生がとても勇気の湧いてくる気持ちが明るくなる話をしてくださいました。知識、経験だけでなく、その先生が温かく心から相談に答えてくださっていることを感じました。自分も社労士になりたいと思いました。
LECを選んだきっかけ
行政書士試験を受ける時に使ったLECの独学用教材がとても良く、社労士試験もLECの独学用教材でいこうと思いました。しかし、学習する過程で社労士は独学では大変だと思い、平井先生の体験授業を受けたところ、これなら合格できそうだと思い、LECの講座を申し込みました。脳の回転数を上げてもらっているようなスピード感が心地よかったです。
復習や学習方法で工夫したところ
先生の授業を受ける時に効果的だと思う方法を書きます。
1.図を先生が板書されたら、自分も手書きで写しました。先生の書くスピードの速さが脳を刺激してくれる感じがしました。とにかく見ていて面白いです。このスピードについていくのが楽しかったです。
2.実務の話を先生が始めたら、テキストを見ずに顔を上げて聴きました。先生の顔を見ることで、何か社労士の持つ感覚というか、物事の捉え方というものを吸収できるかもしれません。
3.例えば健保の時に労災のテキストも机の上に出しておき、先生が横断的な話をされたり、しそうになったりした時、予め先生が答えをいってしまわれる前に労災の該当ページを開くようにしていました。
スランプ克服法・苦しい時、どう乗り切りましたか?
社労士受験手帳1月のページに平井先生が書いておられる通りです。毎日1ページでもテキストを見る、です。知識が一つ増えれば、間違いなく合格に近づきますから確実に不安は減ります。私は3回落ちましたが、来年受験できるということはたぶんあと1年生きているだろうということで、これはとても幸せなことではないかと考えることにしました。また来年か…とがっかりできるのは、今とりあえず無事だからということですから。
LECで受講して良かった点
平井先生がおっしゃった勉強法について合格に直結したものを書きます。
1.判例をじっくり学習する時間を取る。これで労一選択式のCとD、朝日火災海上保険(高田)事件で2点取れました。
2.統計は、早いうちから少しずつ、ただし大まかな値を押さえておく。これで労一選択式B(労働力調査)で45.8%を答えられました。以上から労一は、救済がなくても3点確保できました。
3.再受験の人は早回しで問題をどんどん解く。こうすることで択一H30-9Bに「フォークリフト」に定期自主検査を行うことが出て解答でき、安衛法選択式のDの「フォークリフト」を選択できました。択一の練習が選択式の実力をアップさせるという先生のお話通りでした。
4.問題を解くことをやめてテキストを読み込む時間を取る。この方法で「そういえばテキストのこの辺にこう書いてあったな」という感じで意識せず記憶に残ることがあります。安衛法選択式のDEで、「フォークリフト」と「遅滞なく」を選択できました。
5.選択式はまず自分で語句を書いてから選択肢を見る。こちらは普段からそうしました。
社労士資格をどう活かしていきたいですか?
塾講師を20年以上やってきたので、受験指導や教材作成の仕事が少しでもできればと思います。また自分が社労士会の無料相談で安心できるアドバイスをもらえたように、労働相談に訪れる方に対して現実的、効果的なアドバイスができる人になろうと思います。そのために法改正や判例を日々勉強し、バージョンアップし続けます。2月の講習までは労基法を勉強し直します。
これから受験される方へのメッセージ
とりあえず1問だけとか1ページだけとか、何なら1分だけとか、確実にやれるようなことを始めると意外と捗る時があります。テキストを読み込むのは、問題を解くのにくらべて面白くないのですがした方が良いです。これをやることで初めて得られる感覚があるように思います。何となくですがそう思います。集中できない時は1ページやったら科目を変えるとか、10分したら別の科目をするとか短いことをどんどんやっていくと調子が出てくることもあります。飽きっぽさも強みにできます。「統計、やりたくないな…」と思ったら、バーッと統計の教材を開いて、1分でやめようと思って、眺めます。「ああ、やっぱり面白くない…」と思うのですが、段々面白くなります。