
大野先生をはじめ講義はそれぞれ大変わかりやすく、膨大な情報量の整理と疑問の解消、知識の定着に役立ちました。
永井 麻衣 さん (40歳代)
受講講座 | 年金キーパー+中上級コース(通学) |
---|---|
受験回数 | 2回 |
社労士受験を志した理由
総務人事部に所属することになり、社会保険に関する事務手続きや給与計算等の実務を約10年間担当してきましたが、表面上の実務の知識だけではなくその根拠となる法律や諸制度をより深く理解するために社会保険労務士の資格の勉強を考えるようになりました。科目の多さに最初は戸惑いましたが、学習を進めるうちに普段の業務で行っていることとの関連性が少しずつ理解できるようになってもっと知りたいと意欲が湧き、今までの実務経験の底上げとこれからのスキルアップを目指していきたいという気持ちが強くなり、社会保険労務士を受験することを決意しました。
LECを選んだきっかけ
以前に宅地建物取引士を受験する為にLECの講座を受講したのがきっかけで今回もお世話になることにしました。当時は法律分野の学習は初めてでフルタイムの仕事と両立できるか不安でしたが、学習計画の立て方から直前期の過ごし方まで様々なアドバイスを頂き、生講義も分かりやすくWeb受講と組み合わせて大変効率よく学習でき、無事に一発合格することができたので、また次に資格を取る際はLEC一択と思っていました。今回お世話になった社会保険労務士コースも期待通りの質の良い講座で、やはりLECを選んで間違いなかったと思っています。
インプット時期の学習方法を教えてください
特に予習は行わず、まずは生講義を聴いてその中で講師が強調した箇所や重要な論点をテキストに書き込みをし、学習した範囲で一問一答の問題集を解き、解説を確認したらテキストに戻り、収録された動画を見て復習するという流れをひたすら繰り返していました。テキストは重要語句を赤、数字を黄色、条文や判例の語句を緑、と各種マーカーを使い分けてチェックし、何度も間違える苦手なテーマについては付箋を貼って該当ページをすぐに開くことができるようにするなど、テキストを最大限に活用していました。また、学習した直後は理解しているつもりでも学習科目が変わって時間が経つとその記憶が薄れてしまい、せっかく覚えた知識がなかなか思い出せないという焦りを何度も何度も経験したので、常に複数の科目を同時並行しながらひたすら問題を解き続けるよう心掛けていました。
実戦答練以降の学習方法を教えてください
一問一答や答練、模試などで間違えた箇所や苦手なテーマ、混同しやすい数字や条文など、覚えなければならない内容をメモ書きにして、トイレの扉や洗面所の壁、冷蔵庫やテレビなど家の中で目につくあらゆる場所にそれを貼り出し、覚えたらはがしてまた別のメモを貼ることで、どこにいても常に重要語句や数字に触れられるように工夫していました。そして時間の許す限り何度も問題演習を続け、間違えた箇所には付箋を貼り、テキストに戻りまた解いて間違えればテキストに戻るという作業を本番の前日までひたすら繰り返していました。この問題集とテキストの反復作業を通してテキストのどこにどのような内容が書かれていたか次第に分かるようになり、頭の中にテキストが浮かぶような感覚で試験に臨むことができました。
スランプ克服法・苦しい時、どう乗り切りましたか?
苦労してせっかく覚えた内容が他の科目を学習するうちに忘れてしまうという忘却への焦りが試験本番までずっと続いたことがとてもつらかったです。毎日必死に問題を解き続けているのに思うように点数が伸びず、解説を読めば理解できるのと同時に、以前に内容を理解し覚えたはずなのになぜまた間違えたのかという自責の念にかられ、努力しても報われず結果が出せずにこのまま終わるのではないかという果てしない不安感が絶えず湧いてきて相当なストレスでした。それでも、ひたすら覚えて、問題を解いては間違え、また覚え直して解く、という作業を徹底して毎日無心になって取り組みました。過去問や模試を解く度にそのページに日付を記入し解答した回数を重ねた記録を残すことで、これまで必死に勉強してきたことに対して自信を持つよう自分にいい聞かせ、本試験までのモチベーション維持に努めました。当日まで不安は尽きませんでしたが、今までの反復学習を振り返り、やるべきことはすべてやったという気持ちで本番に臨むことができました。
仕事や学業、家事・育児との両立するための工夫
学習開始日から試験当日までの全体カレンダーを作成し、1年間を通して受験のために確保できる時間数を把握した上で、毎日進捗を記録して自分で決めた学習計画を滞りなく進められるようにチェックしていました。平日は出勤前の1時間、昼休み等のすき間時間、退勤後の2~3時間を確保できるように意識し、後回しできる私用はすべて受験が終わってから行うと割り切って、休日に使える時間は最大限勉強に充てる気持ちで取り組みました。ただ、食事と睡眠の時間だけは削らないように注意し、仕事の都合や体調不良等で予定通りにいかなくなった時のために予備日を設け、当初の計画を適宜調整するようにしていました。
LECで受講して良かった点
梅田駅前本校で大変お世話になった大野先生をはじめWeb講座の講師の方々の講義はそれぞれに大変わかりやすく、膨大な情報量の整理と疑問の解消、知識の定着にとても役立ちました。また、各科目の学習が終わるごとに演習があり模試やテーマ別の講義を経て直前期のオプション講座まで、本番までのスケジュールがしっかりと提示されていたので、自分がどの段階まで到達できているのか把握することができ、モチベーションの維持に繋がりました。もし独学であったならきっと科目の多さに挫折していただろうと思います。LECを信じてついてきて本当に良かったです。
全日本社労士公開模試を受験して良かった点
模試の会場受験は自宅で時間を計って演習するよりも、より本番に近い感覚で解答することができ、模試の回数を重ねるごとに長い試験時間の中での集中力の強弱のつけ方や科目ごとの時間配分の確認など、自分に合ったペースがつかめるようになりました。また、最後の見直しの段階で自分の解答に迷いが生じた時は最初の直感を信じて選択肢を変えない、という気持ちの訓練もできたおかげで、本試験でも同じ状況に陥った際にその1点を失わずに合格ラインを守ることができました。
2024年に受講した道場講座を教えてください
【大野講師】大野のピタリ大予想 本試験ココがでる!
直前期は成績が伸び悩み、なかなか思ったように得点できずに毎日不安と焦りを感じながら勉強していたので、改めて気持ちを引き締め直して本番までの残りの時間を有効に使いたいと思い、本論の講義で大変お世話になった大野先生の道場講座を受講しました。今まで学んできたことの総まとめはもちろん、各科目の要点の最終確認ができ、本番での時間配分のアドバイスはとても参考になりました。また最後に激励の言葉を頂いて気持ちの整理がつき、ここまで長い時間かけて頑張ってきたので結果はどうであれ悔いはないという心境で、程よい緊張感を持ちつつ気持ちを落ち着けて本番を迎えることができました。
フォロー制度の活用方法について
Webフォローは、まずテキストを通読してから教室で受講した後、理解が不十分だった箇所や再度確認したい箇所を中心に復習するために、収録された動画を繰り返し視聴していました。その上で過去問を解き、理解がおよばない部分があれば次週の通学時に講師へ直接質問をし、また復習をするという流れを何度も繰り返すことで知識の定着を図っていました。複数の講師の講義を聴きくらべることでより理解を深めることができたと思います。聴き逃したところや初見ではなかなか理解できなかったところを繰り返し何度も聴き直すことができるので、直接質問できる生講義と組み合わせて活用することでテキストの理解がしやすかったと思います。特に学習初期の段階では、同じテーマについて複数の講師の講義を聴きくらべることで、様々な切り口からの解説が確認できて理解に役立ちました。また、制度の趣旨から細部まで理解すべき箇所と単純に暗記で乗り切る箇所の使い分けなど、受験のためのメリハリをつけた学習のコツの提示といった、テキストの解説以外の内容についても講師それぞれの見解を聴くことができ、とても有用で大変重宝しました。毎週定期的に届くメルマガも知識の補充に役立ちました。
社労士資格をどう活かしていきたいですか?
今回の社会保険労務士合格を一つの区切りとし、現在の勤務先で既に担当している社会保険関連の実務についてさらなるレベルアップを図りたいと思います。当面は企業内の勤務社労士として従業員の働きやすさに繋がるような人事制度設計や従業員一人一人の実情、ニーズに合わせた適切な問い合わせ対応を心掛け、実践での経験を積んでいきたいと考えています。受験勉強を通して学習したそれぞれの法律の成立背景や趣旨、諸制度の詳細の基本知識をベースに実務を通して得た経験を積み重ねて、実生活の中での活きた資格に底上げしていきたいです。また、法改正や今後の動向、関連する時事ニュース等にも留意しつつ、従業員が働きやすくなったと少しでも感じてもらえるような社内環境づくりに貢献できるように、人事担当者としての役割を果たすべく、この社会保険労務士の資格を活用していきたいと思います。
これから受験される方へのメッセージ
本番までの限られた時間の中でこなさなければならないことが多すぎて、焦りや不安と戦いながらの受験生活を送られることになると思いますが、覚えたことを忘れても何度間違えてもあきらめずに繰り返し繰り返し向き合い続けてください。途中で挫折しそうになったとしてもLECのカリキュラムと講師を信じて頑張ってください。そうやって必死に取り組んだ時間は必ず結果に繋がります。受験生の皆様の合格を応援しています。