

Web受講ではわからない論点も複数の講師の異なる角度からの解説を聴くことで理解を深めることができました。
松井 さくら さん (20歳代)
受講講座 | 基礎+合格コース(通信) |
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受験回数 | 1回 |
社労士受験を志した理由
受験を考えた当時は社会人になったばかりで、保険料が給与から天引きされる仕組みすら知らない状況でした。なぜ引かれるのか、そもそも年金や保険とは一体どういうものなのか学びたい思ったのがきっかけです。そして、せっかく学ぶのならば資格という形に残そうと考え、受験を決意しました。
LECを選んだきっかけ
他資格の勉強をしていた時にLECの市販テキストを使用したり模試を受験したりしたこともあって、予備校に通うならLECにしようと考えていました。そのほか実際に説明を聞きに行った際に丁寧に対応してもらえたことや、友人が過去に通っていて評判を聞いていたこと、校舎がアクセスのいい立地にあるので自習室へも通いやすいことなど、総合的に考えLECに決めました。
インプット時期の学習方法を教えてください
Web講義動画視聴→過去問→生講義→過去問のサイクルをひたすら繰り返しました。生講義前に解く過去問は、まったく歯が立たないことも多々ありましたが、その部分を講義で特に集中して聴いたり先生に質問をしたりして、疑問点を残さないようにしました。通勤時間等のすき間時間には、ぽち問やあんきモン、動くねこレジの視聴をしました。また、学習が進むにつれて初期に学んだ科目を忘れていくため、週に1日程度、既習科目の復習日を設けて記憶の定着を図りました。
実戦答練以降の学習方法を教えてください
模試を本番の試験と想定して勉強していました。具体的には、五肢択一の訓練として確認テストや実戦答練の解き直し→間違えた論点の過去問の復習のサイクルを繰り返しました。また、全科目の数字系の暗記や重要判例を読み、横断的知識の習得に努めました。すき間時間では、ぽち問に加えて一般常識のテキストを読んで、広く浅い知識の習得をしました。
スランプ克服法・苦しい時、どう乗り切りましたか?
学習時間の確保に苦労したことと、年金科目の理解に苦しんだことの2点です。一点目については、フルタイムで働きながらの勉強でしたので、睡眠時間や余暇時間を削って学習時間を捻出せざるを得ませんでした。そのため寝不足状態が続き体調が安定しないこともありました。二点目については、労働科目はなんとか理解が追いついたものの、年金科目に入った途端わからないことだらけになったことです。講義動画やテキストを何度も目を通しても理解できず、自分の理解能力のなさに泣いた時もありました。克服法としては、一点目については、すき間時間の有効活用とメリハリをつけた学習を心掛けました。働いているから時間がないといえど、通勤時間・昼休み・外回り営業時の空き時間などこれらをかき集めて積み重ねれば、かなりの時間になります。5分でも時間があれば問題を解く、というようにすき間時間の学習を癖づけました。また、超直前期を除いて時々旅行に行ったり、友人と遊びに出かけたりして気分転換をしました。勉強する時は集中して勉強する、遊ぶ時はとことん遊ぶというようにメリハリをつけることは体調やモチベーションの維持に繋がりました。二点目については、絶対に立ち止まらない、ということを心掛けました。思うように学習が進まないことに悩み、一旦勉強から離れることも考えました。しかし、私の性格上一旦離れると元のペースに戻ることが難しい気がしたため、難易度の低い過去問を中心に解いたり、横になりながらねこレジを視聴したりするなど、心理的・身体的負担の軽い勉強を続けました。それらを続けるうちに、わからなかった箇所も自然と腑に落ちて、模試でも安定して得点することができるようになりました。
仕事や学業、家事・育児との両立するための工夫
フルタイムで働きながらの受験勉強でしたので、1分1秒も無駄にしない、という精神ですき間時間の有効活用を心掛けました。少しでも時間があればぽち問を解いたり、あんきモンで数字系の暗記をしたりしました。まとまった時間が取れる際は主に講義の視聴やテキストの読込みを行うなど、空き時間の長さに応じた学習を行いました。家事については、家族の協力を得て学習に集中できる環境を整えてもらいました。
LECで受講して良かった点
色々思いつくのですが、しいて挙げるなら講師・教材の質の高さと手厚いサポートの2点です。一点目については、Web受講では複数の講師の授業を受けることができます。それぞれの講師に違った良さがあり、わからない論点も複数の講師の異なる角度からの解説を聴くことで理解を深めることができました。特に澤井先生の授業は軽快かつ噛み砕いた説明で、初学者の私にとっては有難かったです。また、教材はどれも詳細でわかりやすく、ほかの市販の教材を使用せずともLECの教材一式で合格に必要な知識を身につけられました。フルカラーの教材が多い中、白黒二色刷りのLECの教材を初めて見た時は少し驚きましたが、学習が進むにつれて、自分がよく間違える箇所や重要箇所が強調されたオリジナルのテキストにすることができました。二点目については、フォロー制度が大変役に立ったことです。特に「教えてチューター」はいつでもどこでも気軽に質問できますし、的確かつわかりやすく解説してもらえます。文章で残せるので模試前の苦手な論点の洗い出しにもなりました。私は通信生でしたが、通学生と変わらない学習環境が整っていると感じました。
全日本社労士公開模試を受験して良かった点
会場で受験したのですが、本番さながらの雰囲気を味わえた点です。開始時間・終了時間も本番と同じなので、科目ごとの時間配分や休憩時間に行う勉強のシミュレーションをすることができました。試験問題については、重要事項を中心に広範囲を網羅していたので、実力の確認はもちろん、試験直前期の総復習にも活用できました。また、細かい部分ですが解説冊子が問題ページと解説ページで見開きになっているので手間なく復習でき、すき間時間でもサッと見直しができたのでとても助かりました。
2024年に受講した道場講座を教えてください
【澤井講師】直前MAX完全予想これだけ800本
数をこなして記憶を定着させることと間違えた論点を見つけてはつぶすということが当時の私には必要だと考えていたので、どちらも叶えられる澤井道場は有効的でした。使用教材は、単なる正誤だけではなく端的な解説や選択式対策、横断学習を意識したまとめ図表などが掲載されており、直前期の総復習には最適だったと思います。特にまとめ図表は、私自身よく間違える論点をまとめてくれていたので、まさに痒いところに手が届いた感覚でした。
フォロー制度の活用方法について
LECの校舎はアクセスのいい場所にあるため、仕事終わりや休日も自習室へ通うことができました。その他、ぽち問はスマホ等で手軽に過去問を解くことができるので、すき間時間や机に向かう気力がない時でも学習を続けることができました。Webフォローを活用して良かった点は、自分のペースに合わせて学習できる点と複数の講師の授業が聴けるという2点です。一点目については、Web受講なのでスマホがあれば時間や場所を問わず授業を受けることができます。通勤時間に苦手な論点を集中して聞いたり、予習に時間がかけられない時は倍速にして聴いたりとその時の状況に応じて柔軟に学習が進められました。二点目については、前述の点と重複しますが複数の講師の講義を受講できるため、講師のミスマッチがありませんでした。どの講師もそれぞれの良さがあり、説明の仕方も異なることもあるため、わからない箇所も他の講師の違った角度からの説明を聴くことで理解を深めることができました。
社労士資格をどう活かしていきたいですか?
一般企業での人事労務業務を短期間経験したのみで実務経験が少ないため、まずは社労士事務所に入って実務経験を十分に積みたいと考えています。その後についてはまだ具体的に考えていませんが、社労士試験の知識は生活の中で役に立つことが多いので、周りの人の相談にも気軽に乗れるような存在にもなれればと思っています。
これから受験される方へのメッセージ
社労士試験は決して簡単なものではなく、途中で何度も壁にぶつかることもあるかと思います。しかし大変なだけではなく、試験勉強は日常生活の中で役立つ内容ばかりです。今まで知らなかった知識が身についていく楽しさを感じながら学習すれば、壁にぶつかっても乗り越えられると思っています。末筆となりますが皆様の努力が実って合格を勝取ることができるよう、心より願っております。