
工藤Swingーbyセミナーは、すべてにおいて詳細かつ多岐に渡る部分において考え抜かれた構成です
曲 敏彰 さん (40歳代)
受講講座 | 工藤プロジェクトSwing-byセミナー(通学) |
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受験回数 | 4回 |
社労士受験を志した理由
福祉業界で勤務しており、福祉制度の変革や業種としての拡大が進んでいく中で、労務管理などに悩みを持たれる会社様や職員の方が増えているように感じ、また自身も人事・総務の業務を行う中でその様に感じておりました。一方で、社労士という資格が、年金・医療など広く社会保障が学習の中心の一つであり、それらが福祉の業界とも密接に関係していることを知りました。そのため、学習を通じて仕事にも活きる見識を深めることができ、ひいては携わる方々のお役に少しでも立てるのではないかと思い受験に至りました。
LECを選んだきっかけ
初めて申し込みさせていただいたのは、行政書士試験の受験勉強のためでした。そこでの講師の先生の講義内容やスタッフの方の丁寧な対応やフォロー体制が素晴らしかったため、社労士試験の受験勉強においても、引き続き講座を申し込ませていただきました。また、本講義はもちろんのこと、その他の様々なオプション講座やぽちぽち過去問など、試験勉強を進めていくにあたって必要なものを数多く実施されていることも魅力的で申し込みに至りました。
インプット時期の学習方法を教えてください
講義の予習は、教科書の一読し不明な点へのマーク。問題集(アーカイブ)を一通り解き間違った箇所を同じく教科書にマークするようにしていました。講義当日は、講義中に先生が重要であるとお話しされていた事項や自身が曖昧に記憶していると思う部分を付箋などに書き出し、ファイリングすることで、後で確認できるようにしていました。それ以外で個人的に学習に一番効果的だったと感じたこととして、講義中に先生の講義の様子をしっかりと「洞察・観察」することを意識したことだったように思います (※個人的な感覚表現ですが)。過去の受験勉強での反省点として、講義を「聴く」という意識は持っていたつもりでも、それだけでは時々の講義内容に対して自分自身の感覚や感想になどに時々の意識が向いてしまい、講義内容をしっかり聴き切ることが不十分であったように感じました。そのため今回の受験においては、より講義中の密度を高めようと考え、先生の声の強弱やトーン・表情・しぐさなど様々な形で表現していただいていることに意識を向けるようにしました。結果として、受講の回数を重ねるごとに先生のお話しがスムーズに入ってくるような感覚を覚え、より講義により集中することができたとともに重要な論点を聴き分けて把握することに繋がったのではないかと思います。
実戦答練以降の学習方法を教えてください
①問題集・模試等の間違えた問題を繰り返し見返して解くことと、②これまでに作成したノートや付箋をまとめた物の確認、③各法令の横断的な事項の確認を中心としていました。③については、一覧表などを作成し、違いのある部分を集中的に確認するようにしておりました。特に言葉の定義として、固有名詞を正しく覚えることが苦手だったため、選択式で出題された際にも迷わないよう、正確に書き出せるような練習や、似ているけれども意味合いの異なるものなどを整理してアウトプットができるように努めました。
スランプ克服法・苦しい時、どう乗り切りましたか?
過去の受験勉強の中で「効率的・効果的な学習方法が何なのか??どの様な勉強方法が正しいのか??」といったことに考えが向いてしまい、学習そのものに集中できなくなる時期がありました。また暗記することに苦手意識を感じており、なかなか記憶の定着に至らないところや、同じ論点や問題で何回も間違えてしまうことへの修正に苦労しました。克服方法は、学習方法に関しては、2024年の講義スタートの時期から自分が必要だと思えることをとりあえずすべて行ってみて、その後の学習を進めていく過程で不要だと感じたことは、優先順位を下げる・削るということを行っていきました。それが結果的に自分にあった学習方法の仕分けに繋がっていったのではないかと思います。記憶の定着に関しては、繰り返し学習を行うに尽きるとは思いますが、何よりも間違えた問題や論点がどこなのかを忘れないようにするために、論点が記載されている教科書・問題集の記載ページの一覧を作成し、定期的に見返しや解き直しを行うようにしていました。
仕事や学業、家事・育児との両立するための工夫
学習計画を立てるにあたり、1週間単位に区切って①次回の講義までに必ず行うこと(予習や復習)、②複数の週~1ヶ月単位で行うこと(昨年の教材などの見返し)、③時間に余裕があれば行うことなど、やるべきことをいくつかに分け、それぞれに優先順位をつけました。それをもとに、時々の状況に応じて「今週はどこまで進められる状況か??」を判断しながら学習するようにしていました。移動中や外出時の空いた時間には、①ぽちぽち過去問などを活用させていただき、一問でも多くの問題に触れるようにする、②「今日覚える事項」を書き出した付箋やメモなどを手帳など、よく目に触れるものに入れておき、一日の時々で確認・思い出せるようにしていました。
LECで受講して良かった点
工藤先生のSwingーbyセミナーを受講させていただいた感想としては、「すべてにおいて詳細かつ多岐に渡る部分において考え抜かれた構成をされている」という印象です。教材に関しては、疑問に思う部分のほとんどを記載していただいており、また、現在の各条文等の今日に至った経緯や論点を深掘りした内容などを「解説」として詳細に記載していただいていたため、理解の促進や自分自身がわかっていないことへの気づきはもとより、「この教材をみれば大丈夫」という安心感を常に持ち続けられたことが何よりも気持ちの部分で大きかったと思います。全体のカリキュラム進行においても、各法令・科目ごとの繋がりを感じられる構成となっており、常に横断的な学習を意識させていただける内容となっていたように感じました。今回より、それまでの通信から通学受講に変更したのですが、スタッフの方々が多岐に渡る配慮を行っていただき快適な学習環境を提供していただいていることや、ほかの受講生の方々の学習に取り組んでおられる姿勢に触れることによって、自分自身が奮起するためのエネルギーをいただける機会となりました。
全日本社労士公開模試を受験して良かった点
公開模試の第1回~3回・ファイナル模試の合計4回受験しました。本試験当日と同じスケジュールで実施されたため、特に午後からの択一式の試験について、「時間管理の練習」を行えたことが良かったです。今回の本試験会場では30分遅れての開始となったため、最初少しパニックになってしまいましたが、模試を経験していたことで、大きくペースを崩すことなく最後まで解答にあたることができたのではないかと思います。各問題が押えておくべき重要な論点を中心に作成されていたように感じたため、模試の点数や細かすぎる論点などに一喜一憂することなく、間違えた問題の復習やその時々の弱点などを知ることに取り組めました。
2024年に受講した道場講座を教えてください
【滝講師】ここが問われる!厚生労働白書〈第2部〉解説講座
【滝講師】一般常識200項目徹底演習講座
【工藤講師】択一式ライフライン構築
【工藤講師】選択式ライフライン構築
【工藤講師】Kudo Project "Swing-by" Seminar2024 Summary編
【工藤講師】Kudo Project "Swing-by" Seminar2024 公開道場
【工藤講師】最後に“気になる数字・キーワード”確認 道場
すべての道場において、受講させていただいて良かったと感じております。滝先生の一般常識対策道場では、今回(2024年度)の試験においても同様の論点が出題されており、また、各統計において単に数字だけでなく、それをもとに読み取るための社会的な背景や経過のお話しなどを行っていただけたことで、苦手だった数字をイメージとして捉えることができたように思います。工藤先生のサマリーでは、各テーマにおいて曖昧にしか理解できていなかった部分をより詳しく講義いただくことで、その時のテーマのみに留まらず、関連するほかの周辺論点の理解にも繋がるところが多くあり、全体としての理解の促進に繋がりました。そのほかの道場では、その時期時期に応じてやるべきことを念頭にした講義を開催していただいたように感じております。5月の択一式ライフラインでは、科目ごとに重要な論点に絞った講義を行っていただくことで「残り数か月の学習において何が重視して取り組むべき論点なのか??」の把握に繋がりました。試験前日の最後の道場では、数字など記憶が混在しやすい部分やキーワードなど、これまでに取り組んできた学習内容の最後の整理に活用させていただくともに、試験に臨むにあたってのエネルギーをいただきました。
フォロー制度の活用方法について
通勤時や外出先での空いた時間に、ぽちぽち過去問に取り組んでいました。講義でわからなかった論点などを後で見返すことによって不明点の解消やより理解を深めることができたと思います。また、本講義から期間が空いた後でも講義内容を見返すことができたため、記憶から抜け落ちているところの確認や学習を進める中で新たに疑問に思うところが生じた際の解決にとても助かりました。
社労士資格をどう活かしていきたいですか?
事務指定講習後、開業登録させていただこうかと考えております。開業後は、現職である福祉業界の会社・事業所様やそこで勤務される方、年金等を受給される方のお力になれる活動をしていきたいと考えております。また、LEC様の講座を受講させていただくことで、先生の講義や他の受講生の方との交流などを通じ、資格試験勉強に留まらず、「学ぶこと」の大切さや楽しさなど、今後の自身の成長に必要な多くの事を経験させていただけた思います。その貴重な経験を、これから試験に臨まれようとしている方や、社労士試験に限らず自身の成長のために学びを得たいと思われる方のお力・お役に立ち、また自分自身もその中で学び成長できるような活動を模索していきたいと考えております。
これから受験される方へのメッセージ
「結果は後でついてくる!!」。先生のその言葉を、試験が終わってからようやく、「本当にその通りだな」と感じることができたように思います。私自身、優秀でも器用でもなく、時々でもつらくなってしまうこと・悩んでしまうことなどありましたが、とある方から「未来は、今は見えない自分の可能性を信じた人にやってくる」と応援いただいたことに感謝しております。決して簡単ではないかもしれませんが、一日・一時間・一分の取り組みが結果への道に繋がっていくものだと思います。「今を疑わず自信をもって、試験当日であって未来へのスタートに進んでいただくために!!」少しでもこれからの参考となれば幸いです。