
工藤プロジェクトSwing-byセミナーは、カリキュラム通りに学習すれば大丈夫という安心感につながりました。
前川 剛 さん (50歳代)
受講講座 | 工藤プロジェクトSwing-byセミナー(通学) |
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受験回数 | 2回 |
社労士受験を志した理由
税理士登録をしており、将来の開業独立を考えた時に、何かプラスで顧客へのサービスができないかを考えておりました。過去の職務経験を振り返った時に、財務系と労務系を中心に仕事をしておりましたので、労務系の分野ということで社労士の受験をすることとしました。あと将来年金を受給する年代になった時に制度の概要を知っておきたいという面もありました。
LECを選んだきっかけ
LECには20年ほど前に宅建試験で若干お世話になっておりまして、法律関係の試験ならLECかなという考えで選びました。あと、時代も進んでZoomを活用した生中継もされていると聞いたのでやむを得ず欠席することになってもすぐに補習できると思った点も選んだ理由です。工藤プロジェクトSwing-byセミナーについては、1年目に工藤先生の合格コースを受講していましたので授業内容の特徴も知っていましたし、先生の学習指導内容も共感できていたので、まったく他のコースに浮気することもなく(笑)受講を選択していました。万一1年目で合格できていたとしてもSwing-byセミナーは受講することにしていたので、試験終了後すぐに申し込みしておりました。
インプット時期の学習方法を教えてください
受験1年目は工藤先生の基礎+合格コースの授業でしたが、初めて聞く言葉も多くて授業についていくのがやっとという状況でした。できるだけ理解をしようと、一コマ2時間30分の授業につき、先生の生講義(2.5時間)と先生が事前収録された通信用の同じ授業(2.5時間だが、理解不明な点を繰り返し聴いたので4時間程度)かけて聴くという1週間でした。なので、講義を聴くだけで週13時間、そのほかに問題集を解くということで、何度も回転させられずに次のインプットがあるという状況でした。2年目は授業の一コマが3時間になりましたが、内容はある程度はわかっているので再度動画を見ることは少なくなりました。あと、オプション講義となりますが、実力完成講座OPUSはテーマを深く掘り下げて知識の整理ができたので、特に苦手だった「加給年金と振替加算」については5回(もっと見たかな?)も視聴して知識を定着させました。でも仕事もありますので、問題集はせいぜい2回転。そこは1年目とあまり大差なかったです。5月のGW期間中に開催される「道場シリーズ」は総復習にうってつけで、知識定着ができていない部分の把握にも役立ちました。
実戦答練以降の学習方法を教えてください
GWが過ぎるとあっという間に本試験になるという感覚は1年目、2年目で変わらなかったです。5月末から3回の全日本公開模試は良いペースメーカーになりました。新しい知識をどんどん入れるというよりも、間違えた場所、理解していない内容に付箋をつけ、後で確認できるようにしていました。1年目は付箋をつけるので精いっぱい。結局試験まで十分復習はできていなかったと思います。そこで2年目は間違いノートを作成することにしました。でもやり始めると間違いがいっぱいあってノートの記載自体が大きな負担と感じていました。そこで考えたのは、LECで市販されている「出る順社労士 必須基本書」を活用して、そこに間違えた部分をメモしていくことでした。基本内容が網羅されているので、記載があるところを間違えていたら『基本部分の知識不足』、ないところは『応用部分の知識不足』と考えて、応用部分は必然的に手書きが必要になるので、その作成をしながら記憶の定着を図りました。それでも結構作成には時間はかかりましたが。
スランプ克服法・苦しい時、どう乗り切りましたか?
昨年の本試験点数、選択33、択一43、足切りもなし。これって、どこか苦手というものではなく、全体の知識が少ないということで、再度振り出しに戻して全体的な学習が必要だったことと、やはり仕事をしているので時間がないこと。また、時々学習ペースが落ちて、特に試験直前の8月に集中力が切れたのは不安要素としてつらかったです。まず、全体的な学習については、カリキュラムに助けられました。ToolBox編で全体を俯瞰して学習し、さらに1年目の時にはやっつけ仕事でまる覚えとなった社会保険科目から先行して学習することで知識のアップデートができました。カリキュラム通りに学習していれば大丈夫という安心感につながりました。実際、昨年との違いでいうと解答時間が大幅に短縮し、本試験でも1時間ほど余って答えに迷う問題をじっくり確認できたとともに、年金、健保の択一問題が昨年19/30→今年23/30と得点力がアップしたのは大きな効果だったと思います。学習ペースの維持については、毎月1日に配信される「月間Swing-by通信」で工藤先生から今月にするべきことのアドバイスがあったので、それを守るように心掛けていました。あと、先生はいつも試験28日前(7月終わりの公開模試まで)にInputを終了して知識定着を図るべきと話をされていて、私も7月末が試験日と思って学習スケジュールを調整していたので、8月にペースダウンしましたが試験は大丈夫でした。
仕事や学業、家事・育児との両立するための工夫
すき間時間の活用。特に朝を活用し、携帯でOnlineStudyを立ち上げて過去問を解いていました。走行中の電車内の電波状況が悪いところがあるので、間違えた問題をスクリーンショットとして保存し、通信なしで完全理解ができるまで解いていました。
LECで受講して良かった点
社労士試験はすべてLECの教材を活用したのでほかを知らない点はありますが、講座乗り換えも基本自由ですし、自宅学習でもほぼ通学と変わらないので、カリキュラムそのものも含めて継続した学習が自然にできるという点だと思います。
全日本社労士公開模試を受験して良かった点
模試内容は決して難しいものではなく、基本に忠実な問題で実力を確認するには十分な内容でした。また、解答解説も充実しており試験終了後の工藤先生の解説は非常に参考になりました。毎月試験があるので、1ヶ月ごとの目標設定にもなりますし、3回全体で一通り各科目全体の確認ができるという点も良かったです。あと、市販の「出る順社労士 当たる!直前予想模試」も公開模試と同様に解答しました。
2024年に受講した道場講座を教えてください
【工藤講師】択一式ライフライン構築
【工藤講師】選択式ライフライン構築
【工藤講師】Kudo Project "Swing-by" Seminar2024 Summary編
【工藤講師】Kudo Project "Swing-by" Seminar2024 公開道場
【工藤講師】最後に“気になる数字・キーワード”確認 道場
各講座とも、それぞれの実施時期が良かったです。年始の道場は正月ボケの解消に、GWの道場は学習の総復習に、試験前日の道場は覚えるべき数字の再確認に活用しました。でも今年特によかったのは8月初めの選択式ライフライン構築でした。直前期に覚えるべき選択式のキーワードが網羅されており、学習して安心感を得ることができました。
フォロー制度の活用方法について
一般常識は範囲が広いので直前期に集中して覚えることは難しいと感じていたので、「一般常識メルマガ(ぱんメル)」で定期的に社会一般常識、労働一般常識の話題をいただいて少しずつ知識の定着ができました。Webフォローは、所用があって学校にいけない時に速やかに授業に参加でき、また一度聴いてわからなかった部分を再度繰り返し聴くことで復習にもなりました。
社労士資格をどう活かしていきたいですか?
税理士として本格的な稼働を予定しており、社労士登録も済ませた後はダブルライセンスとして上手に活用したいと思います。ただ、先生もお話しされているように、まさに「スタートラインに立ったところ」だと思います。これからが日々勉強であり、強みを発揮して生き残れるかの勝負です。講義内容はこれからの実務に役立つものだったと思いますが、すでに試験後にも法律改正はいくつも入っています。税理士も改正の多い分野なので、まずは日々のアンテナを高く張って知識のアップデートに努めます。労働分野も社会保険分野も人々の生活に密接に関係し、会社運営の際にも必要となる知識です。AI技術の進歩もあり、従来の1号、2号業務は衰退すると思いますので、3号業務としての各種アドバイスを積極的に行いたいと考えています。
これから受験される方へのメッセージ
私の点数は1年目より数点アップしただけですが、余裕度はまったく違いました。特に選択式では油断していると足切りに引っかかる「運」も影響する試験です。ただ、運をもたらすのは偶然ではなく、日々の積み上げです。いかに自信をもって解答できるか?その自信があれば選択式は必ず3点は取れる試験だと考えています。一発勝負の試験なので大変な面もありますが、みんなが正解する問題を確実に取ると合格できます!(笑)1年はあっという間に過ぎますが、長く感じるもの…頑張ってください!応援しています!!