
講師の方が楽しく授業をしてくださるので、モチベーションが下がりそうな時も授業を楽しく受講できました。
K・M さん (30歳代)
受講講座 | 基礎+合格コース(通学) |
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受験回数 | 5回 |
社労士受験を志した理由
社労士を志した理由は3つあります。一つ目が、人事労務の専門性を磨きたかったからです。勉強を始めた頃、経営支援を行う会社に勤めていました。そこで様々な経営支援に携わりましたが、就業規則の策定や人事評価制度の構築など人事労務に関するテーマに強い関心を抱いたことがきっかけとなりました。二つ目が、法律科目の勉強が好きだったからです。大学時代も法学部ではなかったのですが、法学を自分なりに勉強しており、その成果として法律科目の資格を取得したく宅建を取得しました。労働基準法を始めとする条文に沿った勉強をすることはとても面白く感じていました。三つ目が、会社の人事への反骨心です。反骨心というと語弊があるかもしれませんが、実際には勉強し始めた頃、全国区の転勤がある会社に勤めており、若手の尊敬する女性の先輩方が会社のことは大好きなのに全国転勤を理由に退職していくことを目の当たりにし、人事は企業経営の一環なのになぜこのような判断をしてしまうのか疑問でした。しかしながら、私自身人事のことを何も知らなかったので、そういった意味で反骨心を抱き、人事労務のことをもっと知りたいという意欲に変えて人事労務のエキスパートとなる社会保険労務士を志しました。
LECを選んだきっかけ
過去に宅建など他の法律科目の受講経験がありました。その頃は受講費用が安かったのでLECを選択していましたが、実際には、講師のわかりやすさや個性の幅広さ、Webフォローの充実さから、活用しやすい印象を抱いていました。社会保険労務士を志した時も過去にそういった他士業の受講経験があったこともあり、価格帯や講師に対する安心感から迷わずLECを選択しました。
インプット時期の学習方法を教えてください
私はインプット授業については自分に合っているという理由から、必ず生講義にしたいという軸がありました。そのため平日2日間は、19時~22時の授業に通い、授業のない平日や土日は、勉強が可能なカフェで22時まで授業の復習も兼ねて過去問に励みました。正直なところをお伝えすると私は合格までに5回受験しており、インプット講義を受けたのは最初の1年間だけです。それ以降は社労士事務所に転職し、過去問や模試などアウトプットに力を入れて繰り返していましたが、自分がこれだけ時間がかかってしまったのはインプット講義を疎かにしていたためだと思っています。複数回受験の方にもLECの講義をきちんと受講すること、ひいてはテキスト読みを疎かにしないことは強くお奨めいたします。合格した年はテキストを全教科買い直し、アウトプットと同じくらいテキスト読みを繰り返しました。本試験の直前3日間もとにかく条文の太字を読み込み、選択式試験にはそういった対策が不可欠だと感じました。
実戦答練以降の学習方法を教えてください
過去問、答練、模試を繰り返し解き、同じ問題が出たら必ず答えられるように意識していました。特にLECの模試は、本番さながらの難易度(難しすぎず、簡単すぎないところ)がとても有難かったです。また模試というのはいろいろな予備校が出されていますが、それらは各社の叡智の結晶と思います。万が一、模試で出た内容が本試験の選択式試験で出題されたら、その模試を解いた方だけが解答できてしまう(救済がかからない)というリスクがあるので、模試は幅広く受験されることをお勧めします。私は中でも前述の通り、本試験の感覚に近いLECの模試だけは自宅受験ではなくすべて会場受験にしていました。会場受験の経験を重ねることで「本試験が日常の一部である」という感覚を身につけたことが本番で緊張しすぎないメンタルづくりに何よりも役立ったと感じています。
スランプ克服法・苦しい時、どう乗り切りましたか?
モチベーションの維持が一番つらかったです。社会保険労務士試験は「運」を味方につけることも必要な試験です。大谷選手ではありませんが、自分を律しいかにして運を呼び寄せるか、自分は運を味方にできるのか、不安な日々はとても長く感じました。そのため背水の陣で挑むにはあまりに無謀な試験だと痛感しました。私は大好きだった新卒入社の会社を辞めて社会保険労務士事務所に転職し、必ず合格するために環境から自分を追い込みましたが、自分の選択が正しかったのか、不安な時間はとても長く感じました。社会保険労務士の先輩がかけてくださった言葉に、「自分は合格するまで受験するつもりだった。そうすればいつか必ず合格するはずでしょう。だって、合格するまで受験するんだから。」という言葉があります。その先輩は2回目で合格されたそうですが、複数回受験の私にとっては最後まで支えとなるメッセージでした。また私の周りには社会保険労務士ではありませんが、熱く中小企業支援に打ち込む60代の方々がいました。私は必ず人事労務のエキスパートとなり、そういった60代になりたいという目標があったことはあきらめかけた時の自分にとっていつも心の支えとなっていました。
LECで受講して良かった点
私は何度か引っ越しを繰り返していますがその都度、LECは通いやすい立地に校舎がありました。立地に関しては人によるかもしれませんが、私にとっては通いやすいという便利さは大きかったです。またLECの講師の方々の個性が豊かで教え方を工夫していただいている姿は、本当に有難かったです。講師の方が楽しく授業をしてくださるからこそ、自分自身のモチベーションが下がりそうな時も授業を楽しく受講することができたと思っています。改めて感謝申し上げます。
全日本社労士公開模試を受験して良かった点
前述の通り私は各社の模試を毎年必ず受験しておりましたが、LECの模試は本試験にとても近いと思っています。そのため必ず会場受験させていただいていました。私は複数回受験生なので独学だった年もあり、直前対策講座と模試だけを受けさせていただいた年もありましたが、そういった際もLECは早めに申し込むと、会場受験を用意してくださいました。本当に有難かったです。また、受験回数が6回以上という複数回受験の社会保険労務士の先輩にダメだった年と受かった年の違いを聞いた時、「受かった年は模試で高得点が続いていた」とおっしゃっていました。私が受かった年は決して高得点ではないですがLECの模試で合格範囲内が続き、ファイナル模試では選択式の成績優秀者で名前が掲載されました。私の場合、成績優秀者になれたのは最初で最後でしたが、本試験に向けて自信の一つになりました。
2024年に受講した道場講座を教えてください
【澤井講師】10時間で仕上げる! 一般常識圧迫講義
【澤井講師】よくわかる安衛法 3時間で仕上げる!
澤井先生の授業を受けるまでは一般常識(白書や統計)の勉強方法がわからなかったのですが、テキストが明確で解説もわかりやすく自分が頑張るべき方向性をお示しいただいたと思っています。直近の傾向としても統計問題は高頻出となっていることはもちろんですが、社会保険労務士の実務としても語れることが求められる分野です。澤井先生はそういった側面からも授業を行ってくださるので、受かった後のことをイメージしながらモチベーション高く勉強に励むことができました。正直なところ、澤井先生の直前対策講座を楽しみに社会保険労務士の試験勉強を続けてこられたと思っています。
フォロー制度の活用方法について
私は生講義で学習することが好きなのですが、とはいえ聴き逃してしまう内容ももちろんありました。そんな時にLECの講義はWebフォローがついているので、もう一度聴きたいところを学び直せるのはとても心強かったです。
社労士資格をどう活かしていきたいですか?
新たな進路を模索中です。将来は必ず開業するということは心に決めていますが、まだ30代前半ということもあり、企業人事で経験を積みながら副業開業を経験してみようかと考えています。根っこには日本企業の99.7%を占める中小企業の経営者の方々を支えていきたい、中小企業の成長に貢献したいという思いがあります。そのためには人事労務の専門性を養う必要があり、社会保険労務士で学んだことは自分にとっての土壌だと考えています。これからはその土壌を活かして、新たな経験や継続的な学びによってキャリア形成を進めていきたいと考えています。
これから受験される方へのメッセージ
社会保険労務士は、対個人・対法人、どちらに対しても幅広く深い専門性を提供できる士業だと思います。だからこそ、資格取得をした後の「イメージ」が重要だと個人的にはずっと考えていました。「人生には、イメージしたことが起きるし、いい換えればイメージしたことしか起こらないんだ」と教えていただいたことがあります。自分は合格できないんじゃないかと思ってしまうこともありましたが、必死に合格した自分をイメージし続けました。継続することは苦しかったですが、あきらめないことで得られるものは思っている以上に大きいです。将来への選択肢・社労士に合格しなければ出会えなかった人たちとの出会いなど…どうか、あきらめずにLECの先生方と楽しく勉強を続けていただきたいと切に願います。皆様の思いが結実いたしますように。