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【受験生必読】実技試験で焦らないために。
今からできる対策と練習法

実技試験で焦らないために。今からできる対策と練習法

更新日:

令和8年前期筆記試験が終わりましたね。受験生のみなさん、お疲れ様でした!
保育士試験を受験するにあたり、「筆記はなんとかなったけど、実技は何をどう準備すればいいの?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
ここでは、実技試験の概要から科目別対策、不合格になってしまう人の特徴や当日の注意点など、必要な情報をまとめてお伝えします。

1. 実技試験の概要

実技試験では、音楽、造形、言語の3科目から2科目を選択して受験します。どの科目を選ぶかは自由ですが、分野を選ぶのは保育士試験の受験申請のタイミングなので慎重に判断しましょう。

【令和8年前期実技試験 課題】

  • 音楽:『うれしいひなまつり』、『山の音楽家』の2曲
  • 言語:『ももたろう』、『おむすびころりん』、『3びきのこぶた』
    ※当日、試験室入室後に指定された課題について話す。
  • 造形:当日提示された問題文・条件に沿った一場面の表現

【実技試験の内容、向いている人】

科目 内容 こんな人に向いている
音楽 ピアノ・ギターのいずれかで課題曲2曲を演奏しながら歌う(約3分) 楽器経験がある・歌が好き・リズム感に自信がある
造形 当日発表されるテーマに合わせた保育場面の絵を45分以内に描く 絵を描くのが好き・色使いに自信がある・短時間で仕上げられる
言語 3つの課題のうち指定されたお話を、3歳児向けに3分間で素話(本や道具なし)をする 話すのが得意・表情豊かに表現できる・暗記が得意

2. 科目別 対策のポイント

①音楽に関する技術

【楽譜の入手方法】
試験で使用する課題曲の楽譜は、全国保育士養成協議会の公式サイトで毎年発表されます。また、市販の保育士試験対策テキストや楽譜集にも掲載されています。

【演奏時の注意点】

  • 子どもが一緒に歌えるテンポを意識して、少しゆっくり演奏しましょう。
  • 弾くことに集中しすぎず、歌いながら子どもの方を向くような表情・姿勢を意識する。
  • 伴奏は複雑にしなくてOK。右手メロディ+左手シンプルな和音でも十分評価されます。

【効果的な練習方法】

  • 自分の演奏をスマートフォン等で録画・録音する。自分の演奏を客観的にみると「止まり癖」や「表情の硬さ」に気づけます。
  • 家族や友人に子ども役をお願いして、実際に弾き語りを聴いてもらう。

②造形に関する技術

テーマは当日まで非公開ですが、「園庭あそび」や「制作あそび」など保育現場の日常場面が出題されます。今まで出題された造形表現で出題された素材またはテーマは、空箱・ダンボール・紙飛行機・粘土・牛乳パック・色水あそび・フィンガーペイント・クレヨン・ドングリです。また、子ども3名以上・保育士1名以上を必ず描くことが条件です。

【描写時の注意点】

  • 出題条件を全て満たすことを心掛ける。主な条件は「テーマ」「背景」「人物」「彩色」の4つ。「テーマ」「背景」では、「どんな様子を描いているのか」「何をしているのか」が絵を見た人がすぐにわかるような作品に仕上げることが重要です。
  • 「人物」については制限人数を必ず守ることが重要です。さらに、子どもと保育士の関わり方を意識し、目線、ポーズなどテーマに描写ができているか、を意識しましょう。
  • 「彩色」については、背景(床・壁・空)まで色を塗り切ることが合格への近道。空白が多いと減点される場合もあるようです。

【効果的な練習方法】

  • 過去の出題テーマをもとにさまざまな保育場面を繰り返し描いて練習する。
  • 子どもの体のバランスや動きのパターン(走る・笑う・手をつなぐなど)を事前に練習しておく。
  • 45分でどこまで描けるかタイムトライアルをしておく。制限時間内に最低4人は描けるようにする。また、保育士と子ども以外にも、動物や保護者、お年寄りなども一度は練習しておく。
  • 色鉛筆はできるだけ描き心地がよく、発色がよいものを選びましょう。

③言語に関する技術

言語に関する技術では、本や絵カードなどの小道具は使えません。声・表情・身振りだけで3歳児に伝わるように話す力が問われます。

【練習のコツ】

  • 時間厳守が鉄則。3分ぴったりに収める練習を何度もする(少し短い分にはOKだが、超過はNG
  • 覚えたセリフがうまく出てこない部分は、きっちり暗記しようとするのではなく、自分の言葉でアレンジして伝わりやすくする。
  • 鏡の前や動画撮影で自分の表情・声のトーンを確認する
  • 子どもに伝わるように、ゆっくり、はっきり、抑揚をつけて話す。

3. 当日の服装・持ち物・流れ

【服装】
清潔感のある動きやすい服装が基本です。保育士として働くことを想定した「動きやすいカジュアル・きれいめカジュアル」が適切。スーツ不要ですが、過度にカジュアルすぎる服装(ジーンズ・スウェットなど)は避けましょう。造形を選ぶ場合は色鉛筆の汚れがつきやすいため、気になる方は配色を考えた服装を。

【当日の持ち物チェックリスト】

  • 受験票・筆記用具・時計(スマートフォン不可)
  • 音楽:楽譜(試験室への持ち込み・使用は可能)
  • 造形:鉛筆またはシャープペンシル(HB〜2B)、色鉛筆12〜24色程度・消しゴム
    ※所定の画用紙は会場で配布される
  • 飲み物・軽食(待ち時間が長い場合もある)

【試験当日の流れ】
受付 → 待機室での待機(科目ごとに呼ばれる) → 試験室入室・受験 → 退出。
試験は一人ずつ個別に行われます。

4. 不合格になってしまう人の特徴

せっかく筆記試験を突破しても、実技試験で不合格になってしまう方には共通した特徴があります。事前に把握して、同じ失敗を避けましょう。

●練習量が圧倒的に少ない
「なんとなく弾ける」「だいたい覚えた」レベルで本番に臨むのは危険です。特に言語・音楽は、緊張すると普段の7割程度しか実力が出ないと言われています。本番同様の環境で繰り返し練習することが大切です。

●試験の条件を見落とす
造形では「子ども3名以上・保育士1名以上」などの描写条件があります。焦って条件を満たし忘れると大きな減点につながります。練習の段階から条件確認を習慣にしましょう。

●時間配分を失敗する
言語表現の時間超過、造形表現の塗り残しなど、時間管理のミスは非常に多いです。タイムトライアルを繰り返し、制限時間の感覚を体に染み込ませておきましょう。

●緊張しすぎて表情が固まる
試験官が見ているのは「保育士としての表現力」です。完璧な演奏・完璧な暗記よりも、子どもに語りかけるような笑顔や温かい雰囲気の方が高く評価される場合もあります。

5. まとめ

本コラムでは、保育士実技試験の概要や、自分に合った科目の選び方などを紹介しました。
実技試験は筆記試験に比べて、対策が難しいと感じる受験生も多いかもしれません。
実技試験を受ける際は、それぞれの科目内容と目的を把握し、自分の力を発揮できるものを選びましょう。事前に十分な準備をして試験本番に備えましょう。

監修者情報

梶本 睦美
梶本 睦美
保育士資格保有。
二児を育てる母として、日々の子育てに奮闘中。自身の学びやリアルな子育て経験を活かしながら、保育士試験合格を目指す方へ向けて、試験情報や勉強のコツ、保育にまつわるあれこれを、楽しくわかりやすくお届けしていきます。

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